良い意味って事ですよ
私はそれまで普通の人生を過ごしていました。
自分で購入するマンガも、
いわゆる自分達の、世代が読む様なマンガばかりでした。
(家に古いマンガはたくさん有りましたが、自分では購入していませんでした。)
そんなある日、とあるマンガを読んで人生が狂ったんです。
そのとあるマンガがこれ[金魚屋古書店]です。
例えば[クッキングパパ]は卵料理の話で丸ごと1話です。
例えば[ブラックジャック]は心臓移植で丸ごと1話です。
例えば[ルパン三世]はダイヤモンドを盗むで丸ごと1話です。
ではこの金魚屋古書店は、
いったいどんなジャンルで丸ごと1話なのか?
それは、ズバリ[古本マンガ]です。
つまり金魚屋古書店は
クッキングパパを題材に丸ごと1話
ブラックジャックを題材に丸ごと1話
ルパン三世を題材に丸ごと1話
サイボーグ009を題材に丸ごと1話と、全てマンガの話なんですね。
良くこんなキャッチコピーがあります。
料理マンガの決定版クッキングパパ
医療マンガの決定版ブラックジャック
泥棒マンガの決定版ルパン三世
そして、漫画マンガの決定版[金魚屋古書店]と自然と成ります。
この金魚屋古書店を読んで、私の人生全てが変わりました。
今まで見向きもしなかった
家にある全ての古いマンガを読みたく成ったんです。
この時ほど、家族に感謝した事は有りません。
「古いマンガを昔から集めていてくれてありがとう」と···。
イラストが怖いからって、
あの頃[デビルマン]や[バイオレンスジャック]を拒否してごめんね。
(今ではちゃんと、デビルマンを人に勧めまくってます。)
超クソゲーとゲームセンターCXがきっかけで、レトロゲームを集めだし
ももいろクローバーZでアイドルを好きに成り
金魚屋古書店でマンガコレクターに成ったのでした(^^)
金魚屋古書店を読む前は、
私の頭の中に古いマンガを読むという事
自体が存在して居なかったんです。
あくまでも、暇潰しとういう感覚で読んでいました。
なのでブックオフに行っても、
特に古いマンガだからといっても、別段気にも止めていませんでした。
しかし、金魚屋古書店を読んでから
ブックオフに行くと、まるで別世界のようです。
「ブックオフという場所は夢の国だったんだ」と分かったんです。
(この頃は古いマンガに興味がある人が少なかったらしく、漂流教室全巻などが普通に売っていましたね。今では考えられない位のレトロマンガの天国状態でした。)
それからの私の人生は、
金魚屋古書店のストーリーで題材に成ったマンガは
とにかく出来る限り集めるという風に成って行きました。
[楳図先生をたまらなく好きな美少女の話]の回を読んだら
楳図マンガを必死に集めまくったり。
(楳図先生が描く、圧倒的な女性の美しさに驚きました)
[ルパン三世のマンガを告白のプレゼントに使う話]の回を読んだら
ルパン三世を必死に集めまくったり。
(女性キャラクターがみんな不二子ちゃんと同じ顔で、面白いです。)
[サンコミックスと虫コミックスどっち派?]という言葉の響きだけで、
サンコミックスを必死に集めまくったり。
(虫コミックスはあまりにもレア過ぎて無理でした)
なので、金魚屋古書店は
私にとって、古いマンガをコレクションするという、
人生が良い意味で狂った程、
衝撃的で素敵なマンガだったのでした。
金魚屋古書店を読む前のマンガの所有数は100冊位でした。
金魚屋古書店を読んだ1年後のマンガの所有数は500冊位でした。
そして、今でも月に20~30冊位は古いマンガを集めまくったりしてます···。
いつか、金魚屋古書店の地下の様な、
[お弁当を持っていかないと遭難する]位の大きな家に住みたいですね。
あなたも、金魚屋古書店を読んで人生狂ってみてはいかがですか(^O^)
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