ヤバいエンドレスにマンガを読んでしまう
皆さんは一度読んだマンガを読み返す事って有りますか?
私はだいたい半年くらいで
読んだマンガのストーリーを忘れるので、
半年から一年くらい経った頃、定期的に昔のマンガを読み返します。
(なので、ブログにマンガの記事を書くときに結構苦労します。「また1から沈黙の艦隊を全32巻読み直さなきゃ」なんて感じです。ただ毎回新鮮な気持ちでマンガを読むことが出来るので、それなりに楽しいのですが。)
普通の人は記憶力が良いらしく、
好きなマンガではない限り、
一度読んだマンガをあまり読み返さないそうですね···。
しかし、過去に読んだマンガが、
新鮮な気持ちでもう一度読めるのだとしたら?
とても素敵な事だと思いませんか···。
そんな素晴らしい事が起こるかもしれないのが、
今回紹介するマンガ[バクマン]なんです。
バクマンのストーリーは
〈ひょんな事から知り合った二人の学生が、少年ジャンプでマンガ界の天下を取りに行く、熱血マンガ的ストーリーかと思いきや、実は漫画家という謎に包まれた世界をコミカルに暴露していく、漫画家の世界を描いた、不思議で強烈なセンセーショナルマンガ〉です。
このバクマンを初めて読んだ時には本当に痺れました。
少年ジャンプの漫画家という、
イラストを描くのが好きな人達は、絶対に憧れる世界を、
コミカルに暴露していく、というストーリーですからね。
(バクマンを読んだり、バクマンのアニメを見て、「いつか漫画家に成りたい」と思った子供がたくさん増えたそうです)
そんなバクマンの内容ですが
自分たちが命をかけて本気で描いたマンガが
[ぼこぼこに打ちのめされたり]
[人気投票で全く支持されていなかったり]
[無理やりバトルマンガにシフトチェンジさせられそうに成ったり]と、
バクマンの作者さんに現実で起こったで有ろう、
リアルなストーリーが数多く出てきます。
そんな漫画家のディープな世界を、
本当にわくわくしながら読んでいました。
このバクマンに隠されているテーマは
[漫画家が早死にする理由]です。
とてつもない人気投票のストレス
いつ打ち切り漫画家の烙印を押されるか分からないストレス
本気の徹夜というのはこういうのだぞ!!という圧力
そんな苦難を乗り越えた先にようやく訪れる、
日本マンガ界の頂上の世界でしょうか。
(有名漫画家の多くは60歳前後で天寿をまっとうしています。)
そしてバクマンを全巻読み終わった時に思ったんです。
「他の漫画家さんも、こんな風に思っていたんだろうなぁ」と。
「という事は、あのマンガが急にバトルマンガ展開に成ったのも···」
「あのマンガに、急にライバルキャラクターが出てきたのも···」
「ヤバい!!過去のマンガを全部読み返さなきゃ!!!」なんて、
過去に読んだマンガを違う視点で、
また1から読み直したくなるんですよね。
このバクマンを全巻読んだ後では、
ステーキに乗せるワサビの様に、味がガラリと変わるんです。
もうマンガに対する食欲がエンドレス状態です。
「このマンガはどうだろう?」
「あのマンガはどうだろう?」
「あぁ全てのマンガを読んでみたい!!」
そんなマンガ飢餓状態がいつまでも続きましたね。
夢中で隅々まで読んだマンガ達も
バクマンという魔法の調味料を手に入れれば
そのマンガの新しい一面に、さらに気付く事が出来るのでした。
まさにバクマンはマンガ界のワサビといった所でしょうかね。
金魚屋古書店でレトロマンガをもっと好きに成り
バクマンを読んでマンガ家をもっと好きに成りましたとさ(^O^)
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