殺伐としたゴルゴの中にあった、ほのぼのマンガ
人間というのは
ギャップに弱い物です
いわゆるギャップ萌えという奴ですね。
例えば
[ドラえもん]の単行本を買ったとします。
もうワクワクですよね、
どんなひみつ道具が今回も登場するのかな···。
そんな
ワクワクな気持ちで、
ページをめくっていたら突然、
さっきまでドラえもんだったのに、
全くドラえもんと関係ない
戦争マンガが載っていたらみんなパニックになりますよね。
そんな事が
今回のゴルゴ13ではあるんですよね···。
家の父親が
[ゴルゴ13]がとにかく大好きで
単行本を出張の度に大量に買って来ていました。
(ゴルゴを読んで、出張という戦場行くのが父親の決まりだったようです)
なんでも
ゴルゴの単行本は2種類あり、
カバーが付いている普通のタイプと、
コンビニや駅の売店で売っている
カバーの無いタイプの2種類が存在するそうです。
(家にあったのは、カバーが無いタイプのゴルゴ13でした。)
なんでも
父親の言い分としては
カバーの無いタイプのゴルゴ13の方が
かなり早く発売されるそうです。
なので、
ゴルゴの新しい話を早く読みたいので、
そちらの方を優先的に買っていたと···。
そんな
ゴルゴ13を私も大好きで小学生の頃から読んでいました。
だから
劇画に最初から
抵抗が無いのかも知れませんね(^^)
そんな
大好きなゴルゴ13なのですが
ある不思議があったんです。
なぜか
ほんわかしたマンガが毎回載っていたんです。
(たまにシリアスなマンガの時も。)
しかも
そのマンガの作者は
ゴルゴの作者とは全く違う人なんです?
そのマンガのタイトルは
[Sさん一家]というタイトルでした。
これは何だろう?とも思ったのですが、
単行本に毎回載っていたので、
「そんなもんなのかなぁ···?」程度に思っていました。
それから月日が経ち、
そんな事など忘れていた頃に、
ゴルゴがめちゃくちゃ好きなおじさんと、
話す機会があったので、
あの時の疑問をぶつけてみました。
「あのSさん一家っていうマンガって、何だったんですか?」
「あれは、さいとうさん一家って意味だよ。」
「さいとうさん一家?さいとうさんってなんですか?」
「あのマンガは、ゴルゴの作者の[さいとう·たかおさん]の奥さんが描いた、
さいとう·たかおさん家の話だよ、もう離婚しちゃったみたいだけどね···」と
教えてくれました···。
なんでも
さいとうたかおさんの奥さんも、
マンガ家だそうで、
だから毎回単行本に載っていたのですね。
長年の疑問が溶けた瞬間でしたね。
しかも、
その単行本を出している出版社の社長さんも、
さいとうたかおさんの実のお兄さんなんだそうです···。
つまり
あの単行本を作っている人全てが込みの
[Sさん一家]という訳ですね。
ゴルゴ13というマンガは
床屋さんが進めるマンガNo.1だったそうです。
殺伐のストーリーの後に
ほのぼのストーリーを読んで
髪を切ってさっぱりして仕事という戦場に行くのが
ゴルゴ13なのかも知れませんね
貴方も、
単行本のゴルゴと一緒に
戦場に出掛けてみてはいかがですか(^O^)
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