レトロゲームとマンガとももクロと

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ごめんね青春を見て20世紀少年のコメントの深さに気づく

本当に伝えたいのはそこでは無いんだなぁ、きっと

 〈両方の作品のネタバレを含んでいます···ごめんね〉

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[ごめんね青春]が

先日無事に最終回を迎えまして、

「最後の最後まで本当に面白いドラマだったなぁ」なんて感じです。

 

このドラマの凄い所は、

最初から主人公が

[放火の犯人]だと分かっている状態で、

ストーリーが進んで行きます。

 

 

普通のドラマなら

仮に主人公が放火の犯人だとしても、

分かるのがだいたい

5~6話位でストーリーが進むはずです。

 

しかし、

ごめんね青春は

1話から犯人の状態で進むんです。

(知っているのは主人公と視聴者だけですが)

 

見ている人達の心境としては、

「どうせ違う犯人が出てくるんでしょ」や、

「きっと真犯人が居て、最終回ですっきりさせてくれる!」

なんて思っていたはずです。

(私もそう信じて最後まで見ていました)

 

しかし

最終回を最後まで見た結果は、

「え?結局誰が犯人だったの?」

「これ完全に続編がある終わり方じゃん!!」

「でもストーリーが面白いから、これでも良いかも」でした。

 

 

確かに

[ごめんね青春]というドラマは、

犯人を見つける推理ドラマ

というわけでは無かったのかも知れませんね。

あくまでも

犯人はドラマを面白くする

1つのキーワードにすぎなかったんですね。

 

そんな感動に浸っていた時に

ふと思い出したんです。

「これって昔20世紀少年の作者さんが言ってた奴だ!!」と。

 

 

 

マンガの

[20世紀少年]が大ブームに成った時が有りました。

(映画も大ヒットでしたね)

何故

大ブームに成ったかというと、

[真犯人の正体が全く分からなかった]からです。

「アイツが黒幕だと思う」や、

「いや、実は仲間の中に居るんじゃないか?」など、

それはもう、

みんなでディスカッションしまくりでした。

 

 

そんな時に、

作者さんが言っていたコメントを思い出したんです。

「僕にとっては黒幕なんてどうでもいい」

「みんな黒幕が誰なのか?にしか興味が無いけど」

「僕は、このマンガのストーリーに興味をもって欲しいんだよね···」

こんなコメントだったと思います。

 

私は、

そのコメントを聞いた時に意味がよく分かりませんでした。

「え!真犯人を見つけるマンガじゃないの?」なんて。

「ストーリーを楽しむってなんだろう?」

そんな

もやもやした気持ちでいっぱいでした。

 

 

そして今回の

ごめんね青春を見て思った、

「ストーリーが面白いのなら、犯人はどうでも良いかも」という答えが、

実は、

20世紀少年の作者の

コメントの答えだったのかも知れませんね。

 

黒幕の正体なんて

マンガのストーリーからしたら、

キーワードの1つでしか無かったんですねきっと。

 

 

 

ごめんね青春の最終回を見て、

20世紀少年の

昔からのもやもやが解消したのでした。

あの時、

20世紀少年の黒幕の正体に文句を付けて········ごめんね(^O^)

 

 

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