レトロゲームとマンガとももクロと

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前作の難易度を100倍くらい簡単にしたアドベンチャー 京都・花の密室殺人事件 

今作では物凄く簡単になっていましたとさ

 

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[山村美沙さんが贈る ファミコンアドベンチャー第二弾]

[京都・花の密室殺人事件  タイトー  ファミコン]

1988年発売  ジャンル 推理アドベンチャー  参考価格500円

 

記事のネタバレ度 低め

攻略に必要なプレイ時間  5時間

このゲームに対する世間の評価  名作ゲームに進化していました

どんな人におすすめ?  名作アドベンチャーが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

推理小説というのは

犯人を探し出す為に読むとは思います。

 

推理アドベンチャーゲームも

小説と同じく、犯人を見つけ出すために頑張ります。

 

しかし、アドベンチャーゲームの場合は

犯人を分かった状態でも、楽しめる不思議なジャンルでした。

 

ゲームをクリアした瞬間に

速攻で中古ショップに売られるのは困りますので

 

違うストーリーであったり

 

コミカルなストーリーであったり

 

セクシーなストーリーを

おまけとしてプラスするのが当たり前になっていました。

 

 

なので、犯人を分かった状態でも

何時間でも遊べるようになっていた訳です。

 

 

それならば

そんなおまけが入っていない、レトロゲームはダメなのか?と言うと

そうでもないんですよね。

 

事件の全貌を分かった状態で

もう一度初めからプレイする事によって

ゲームの本質が見えてくるんですよね。

 

「この人の台詞って、この後の事件で伏線になってるじゃん!!」みたいな

同じストーリーでも

2回楽しめるようになっている場合が多いです。

 

勿論、全てのアドベンチャーゲームに当てはまる訳では無いのですが

名作アドベンチャーと呼ばれる作品は

犯人を分かっていても、素晴らしい作品ばかりでしたね。

 

 

そんな今回の、ミステリーの女王が作っただけの事はある 名作

京都・花の密室殺人事件の感想です(*’▽’)

 

 

 

京都・花の密室殺人事件とはどんなレトロゲーム?

 

この京都・花の密室殺人事件ですが

1988年にタイトーから発売された

ファミコン専用の推理アドベンチャーでした。

 

 

前作の「京都・龍の寺殺人事件」は

当時のアドベンチャーゲーム特有の「理不尽な謎解き」があるなど

かなり硬派な難易度の作品でした。

 

 

retogenofu.hatenablog.com

 

そんな難易度を猛反省したのでしょうね。

 

「あ!これってファミコンだから、難しすぎたらダメじゃん!!」と。

 

 

そんな前回の反省からか

今作では、殆ど詰まることなく

最後まで行けるようになっていました。

 

 

そんなゲームの目的は

ゲームデザイナーの主人公となり

相棒である、推理マニアの美女「キャサリン」と共に

華道界を揺るがす、連続殺人の真相に迫って行く…。

 

こんなあらすじでしたね。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアドベンチャーゲームなのですが。

 

前作と同じく

「みる」「きく」「はなす」「しらべる」「キャサリン」などのコマンドを選択して

事件を解決していきます。

(キャサリンに相談して、事件の推理を組み立てていきます)

 

今作では

全てのコマンドを選べるわけでは無く

その場の状況に応じて

コマンドが解禁されていくシステムに変わっていました。

 

最初は「しらべる」のコマンドしか選べずに

誰かが入ってきたら

ようやく「きく」のコマンドが解禁される。

 

こんな感じでした。

 

 

前作では

その場所に、重要なイベントアイテムがあるのに

他の場所に移動できてしまい。

 

せっかく、正解の場所にたどり着いているのに

ちょっとしたミスで

その場から移動してしまい

 

もう一度、沢山の場所を探し回らなければいけないなど

かなり大変でした。

 

莫大なコマンドを

繰り返して、繰り返して、繰り返しまくって

ようやく正解にたどり着ける…みたいな作品でした。

 

 

前作が、あまりにも難しいために

苦情が来たのでしょうね

 

今作では、イベントに必要なキーワードを集めるまでは

次に進むことが、出来なくなっていました。

 

ですので、ゲームを解けないという事は無くなりましたね。

 

「この場所から進まないという事は、他にも何かしらべるのかな?」

こんな優しいシステムでしたね。

 

 

前作よりも、難易度的には優しくなりましたので

お手軽に推理アドベンチャーを楽しむには

素晴らしい作品なのでした(^◇^)

 

 

 

京都・花の密室殺人事件の感想でもあり レビューでもあり

 

[午後7時を大好きになるゲーム]

 

このゲームですが、かなり優しいシステムでした。

 

前作が異常な難易度だったからこそ

今作では相当優しくなったと思われます。

 

そんな中でも

特に嬉しかったのが

自分の部屋に置いてある、時計によって

「ゲームの進行状況が分かる」というのが、最高でした。

 

 

重要なキーワードを聞くことが出来れば

時計の針が進みます。

 

その最終地点が、夜の7時なんですね。

 

つまり、午後7時になっていなければ

どこかに、取りこぼしがある、という事を教えてくれる訳です。

 

 

酷いアドベンチャーゲームならば

イベントに必要な、アイテムやキーワードを獲得しないまま

次の日に進める事が出来まして

 

1時間後に気付いた時は、後の祭り…となるゲームがある中で。

 

このゲームでは、時計を使用することによって

状況を分かりやすくしてくれていたのは最高でした。

 

 

なので、午後7時になった時の

「ああ…、ようやく眠れる…」こんな安心感が良かったですね(*´з`)

 

 

 

[基本的にはキャサリンのゲーム]

 

普通のアドベンチャーゲームならば

主人公が探偵で

相棒はサポート役というのが、黄金パターンだったと思います。

 

しかし、今作では

主人公が色々なキーワードを集めて

 

相棒のキャサリン様にお届けをして

事件の推理をしてもらう

キャサリン様のゲームになっていました。

 

 

自分はゲームデザイナー

 

キャサリン様は「アメリカ副大統領の娘」という

住む世界の違いも

このゲームを、象徴していたのかも知れませんね。

 

 

事件のキーワードを必死に集めて

 

喫茶店でお茶を飲んでいるキャサリン様にお届けして

 

「これで推理をお願いします」となって

 

また次のキーワードを求めてさまよう

そんな「手下の様な主人公」もこのゲームの魅力なのでした(/・ω・)/

 

 

 

 

京都・花の密室殺人事件のまとめ

 

山村美沙さんの作品で

共通するキーワードが

「京都」「密室」「毒殺」だそうですが

勿論、このゲームにもすべて入っていました。

 

ですので

山村美沙さんの、推理小説が大好きな人にこそ

このアドベンチャーゲームを、遊んでほしいですね。

 

 

そんな今回の、午後7時になると興奮する 名作アドベンチャー

京都・花の密室殺人事件の感想でした(*^▽^*)