レトロゲームとマンガとももクロと

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他のRPGとは別次元の濃厚さ? サンサーラナーガ ファミコン版

ストーリーも最高 音楽も最高 それなのに全く知名度が無いのが悲しい

 

[攻略方法を理解するまでが本当に大変でしたね]

[サンサーラナーガ  ビクターエンターテインメント  ファミコン]

1990年発売  ジャンル RPG  参考価格1650円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  15時間

このゲームに対する世間の評価  全てのRPGとは別次元?

どんな人におすすめ? 濃厚なストーリーをお求めなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

皆さんは、キャビアって食べた事ありますか?

 

私は人生で一度だけ食べた事があります。

 

生まれて初めてのキャビアの感想は

 

「得体の知れない食べ物」といった感想でした。

 

「ただしょっぱいプチプチが、口の中で鳴っているだけ?」なんて感じでした。

 

おそらくですが

キャビアに慣れてくると

とてつもなく美味しい食べ物に変化するのだと思います。

 

なにぶん、初めてのキャビア体験でしたので。

 

キャビアというネームバリューにビビってしまい、

味なんてものは全て吹き飛んでしまったのを覚えていますね。

 

 

そんな今回の、キャビアみたいなRPGがあるとするならばこの作品

サンサーラナーガの感想です。

 

 

 

サンサーラナーガとはどんなレトロゲーム?

 

このサンサーラナーガですが

1990年にビクターエンターテインメントから発売された

ファミコン用のRPG作品でした。

 

ゲームの目的は

主人公となりまして

最強の竜使いを目指して行くと共に

世界で起こっている謎を解明していくのが目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなコマンド選択式のRPGで

似たタイプのゲームで言いますと

「ドラゴンクエスト」や「リンダキューブアゲイン」などに似た作品でした。

 

このゲームの特徴としましては

ドラゴンクエストの様なオーソドックスなRPGのハズなのに、

レベルの概念が一切無い所です。

 

RPGの楽しみである

「モンスターを倒しまくって、自分のレベルを上げる」

こんな当たり前を否定しまして。

 

当時のプレイヤーにとっては、かなりの衝撃だったと思います。

 

では、どうやって強くなっていくのか?

 

自分が成長しない代わりに、

赤ちゃん竜を子育てしながら

最強の相棒へと育成していくんです。

 

 

普通のRPGならば

 

フィールドに居るモンスターを倒して

経験値やお金、アイテムを集めながら進んで行きますが。

 

このサンサーラナーガという作品では

なにも貰えません。

 

その代わりに

「モンスター自体」を獲物として貰えるんです。

 

獲物を売ってお金にするも良し

 

獲物を竜に食べさせてパワーアップさせるも良し···と

 

「なんでモンスターがお金を持っているんだよ?」という

王道のRPGに対する

最高に面白いシステムでした。

 

 

新しい装備が欲しいので、モンスターをお金にするのか?

 

竜のパワーアップの為にモンスターをエサとして使うのか?

 

こんな感じで悩むのが

大変でもあり、楽しくもありましたね。 

 

 

一見するとクソゲー扱いされてしまいそうな雰囲気なのですが。

 

不思議とどんどんはまって行きますので。

 

「この作品を遊ばずして、ファミコンのRPGを語ることは出来ない」と言われるほどの

素晴らしい作品なのでした。

 

 

 

サンサーラナーガの感想でもあり レビューでもあり

 

[ゲームのストーリーが深い 深すぎてかなり辛い]

 

このサンサーラナーガという作品の

セールスポイントを、あえて言わせて貰えるのなら。

 

「とんでもないストーリーの深さ」だったのではないでしょうか。

 

遊び始めのころは、あまりの理不尽な展開に

「なんだよこのふざけたRPGは!!」なんて思っていました。

 

自分の村から追い出されたり

 

お金を騙しとられたり

 

育てた竜が、自分の命令を全然聞かなかったり

 

ここは現実の世界ですか?みたいな理不尽な展開だったと思います。

 

 

しかし、どんどん物語が進む事に

「あれサンサーラナーガってもしかしたら凄いのかも?」

なんて思ってきまして。

 

最後のエンディング画面を見たときには

「ファミコン史上、最も深いストーリーだったのかも知れない···」

こんな最高の感想になっていましたね。

 

 

ストーリーの流れでいうと

 

浅いストーリーからの

 

不快なストーリーからの

 

深いストーリー

 

こんな、心に突き刺さる名作こそが

サンサーラナーガでしたね。

 

 

 

[誰が弱い順番に出てくると決めたのか]

 

サンサーラナーガは敵の強さがバラバラです。

 

レベルの概念が無いということは

弱い敵は全力で倒して、強い敵は全力で逃げるという事です。

 

なので、

弱そうな敵かと思ったら返り討ち

 

強そうな敵かと思ったらやっぱり返り討ち···と。

 

ゲームバランスに慣れるまでが

他のRPGよりも格段に難しいゲームでした。

 

 

それは何故かと言いますと、

出現するモンスターのバランスがめちゃくちゃだからでした。

 

ドラクエで言いますと

「スライム」が出てくる少し上のエリアでは

「キラーマシン」が普通に散歩している。

こんな感覚でしょうかね。

 

確かに、現実の世界でも

住宅地にタヌキが降りて来るときもあれば

住宅地に巨大なクマが降りて来ることがありますので

 

弱いモンスターと

強力なモンスターが共存しているのは、理論的には分かるのですが。

 

それでも、開始早々にそんな厳しさは必要でしたか?と言うのが

率直な感想でしたね。

 

 

 

サンサーラナーガどんな時にやりたい?

 

[もうやりたく無い]

 

サンサーラナーガというゲームは

「人生で一度だけ、真剣にプレイする」だけで良いような気がします。

 

それくらい濃厚なストーリーが売りの作品だったと思いますね。

 

最後までぶっ通しでプレイした後の

あの何とも言えない満足感と喪失感こそが

このゲーム最大の魅力だったのかも知れません。

 

ただ、ゲームに流れる音楽が最高でしたので

結局はちょこちょこと遊んでいるのですが。

 

ゲームのサントラが

猛烈にプレミアが付いてしまっているので

「お金持ちになったら、いつかサントラ買うんだ…」

と思いながら、終わりたいと思います。

 

 

 

サンサーラナーガのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

あの濃厚なストーリーは

他のゲームとは別次元の世界感だと思いますので

小説を読む感覚で楽しむのもありでしょうね

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

レベルの概念が無いのですが

そのぶん「竜の育成」というやりこみ要素がありますので

何度も楽しめるゲームシステムでは有ると思います

 

ただ、「一度きりを濃厚に遊ぶの」がお勧めです

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このサンサーラナーガというゲームは

 

ストーリーの情報を

全く入れないでプレイして欲しい

 

特殊なゲームだと思います。

 

ですので、

時間的にも、精神的にも余裕の有るときに

チャレンジしてみてください。

 

ファミコン版のみならず

ゲームボーイアドバンスでも

「サンサーラナーガ1×2」で発売されていますので

興味のある方は、この機会に遊んでみてはいかがでしょうか

 

 

ファミコン版に関して言えば

それほど高いソフトでは有りませんので

 

急いで買う理由も無いのかも知れませんが

 

いつプレミアムソフトになるのか分かりませんので

 

いま保護しておくのもありだと思います!!

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

得体の知れないRPGの中には 最高のストーリーが待っていた

サンサーラナーガ

 

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