レトロゲームとマンガとももクロと

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エコーナイト ホラーゲームでありながら とてもせつない ああ せつない  

船を探索して 過去にタイムスリップして 幽霊に襲われて…

 

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[久しぶりにプレイして思う 世界感の素晴らしさ]

[エコーナイト  フロムソフトウェア プレイステーション]

1998年発売  ジャンル ホラーアドベンチャー  参考価格440円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間 10時間

このゲームに対する世間の評価  幽霊に追いかけられるのが本当に辛い

どんな人におすすめ? ホラーゲームが嫌いでも このゲームなら好きになるかもね

ゲームアーカイブスで配信あり

 

 

ホラーゲームというジャンルは

かなり異質でして。

 

どんなゲームなのかもわからないのに

ホラーゲームと聞かされただけで、拒否される存在です。

 

ホラーゲームが好きな人にしか受けいれられない

ゲームメーカーにとっては、中々の困りものだと思います。

 

ほとんど売れないと分かっているのに

コアなユーザーの為に発売してくれる。

 

本当に感謝しかありませんよね。

 

 

ゲームと言うのは

基本的には1人で遊ぶものなので

「怖いゲームは遊びたくない」と思うのも分かるのですが。

 

意外や意外、怖さが100%の作品はほとんど無く。

 

せつなさであったり

優しさであったり

感動であったり

 

その作品ごとに裏テーマが決まっているのは面白かったですね。

 

 

トワイライトシンドロームであれば

自分の無力さとせつなさ

 

クロックタワーであれば

いびつな家族愛

 

ひぐらしのなく頃にであれば

人間不信と友情

 

では今回のエコーナイトは?

 

 

そんな今回の、せつなさ、家族愛、人間不信、全ての要素が体験できます

エコーナイトの感想です(*’▽’)

 

 

 

エコーナイトとはどんなレトロゲーム?

 

このエコーナイトですが

1998年にフロムソフトウェアから発売された

ホラーアドベンチャーでした。

 

主人公「リチャード」を操りまして

24年前に消息不明になった「オルフェウス号」の謎を解いていく。

こんな目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションアドベンチャーゲームで

 

FPSの様な視点で進みながら

事件の謎を解いていく作品でした。

 

同じメーカーの

「キングスフィールド」の様な感じでしたね。

 

豪華客船がどうして行方不明になったのか?の謎を解きながら

乗客の未解決のお悩みを手助けしていき

グットエンディングを目指して行く

こんな作品でした。

 

プレイステーション初期の作品なので

ポリゴンが荒いのは仕方ないのですが。

 

今の時代に遊んでみると

「逆にこの荒々しさも、恐怖を増していて良いよね」と思えた。

 

今の時代にこそ遊んでほしい

名作ホラーゲームなのでした。

 

 

 

エコーナイトの感想でもあり レビューでもあり

 

[過去にタイムスリップして、幽霊を成仏させろ]

 

このゲームが他のホラーゲームと違うのは

主人公が特殊な存在という所です。

 

主人公は不思議な能力を持っていまして

過去にタイムスリップすること出来ます。

 

エコーナイトの世界では、普通に幽霊と喋れまして

その幽霊たちを成仏させる事が、ゲームの目的でもあります。

 

結婚指輪を無くして困っている幽霊

暗号が分からなくて扉を開けられずに困っている幽霊

このままでは、殺されてしまう幽霊

 

こんな、様々なバリエーションの幽霊の過去に

タイムスリップしまして

お悩みを解決していく訳です。

 

無くした指輪を探してあげる

暗号を解いてあげる

殺されない様に助けてあげる

 

こんな感じで、過去を変える事で

成仏させる訳ですね。

 

過去に行かないで

その場でお悩みを解決する事もあるのですが

 

基本的には、過去に飛んで

お悩みの解決策を探していく訳です。

 

どうして幽霊になってしまったのかを探しながらも

お悩みを解決する事で、その幽霊に感情移入していく。

 

こんな素晴らしさこそが

エコーナイトの魅力だったのかもしれません。

 

最初は恐怖の対象だった幽霊たちも

その人となりを知ることによって、仲良くなってしまう。

 

ホラーゲームでありながら

せつなさも感じてしまう、摩訶不思議なゲームなのでした。

 

 

 

[ホラーゲームとしても 相当怖い]

 

エコーナイトの楽しみ方としては

濃厚なストーリーを体験するのがメインの目的です。

 

これだけならば

「じゃあ、全然怖くないのかな?」と思ってしまいます。

 

 

いやいや、めちゃくちゃ怖いです。

 

といいますのも、幽霊がバンバン襲ってくるからです。

 

そのストーリーごとにメインの幽霊が居まして

その幽霊に限り、こちらを襲ってきます。

 

「なんか、役立つアイテムないかな?」と部屋を探索します。

 

すると、少女の幽霊が、「ギャー!!!」です。

 

このいきなり襲ってくる間隔は

どんなホラーゲームよりも恐怖でしたね。

 

幽霊の退治方法としましては

「部屋の明かりを点ける」というシンプルな方法なのですが。

 

ここにすらも、仕掛がありました。

 

 

明かりが全く付きません。

 

電気の機械が壊れていたり

 

幽霊自体が電球を粉々に割ってしまうなど

 

「明かりを点けたら、逃げると思ったの?」

 

「そんなわけないでしょ!!!」という底意地の悪さがありました。

 

幽霊以外にも、ヤバい奴に追い掛け回されるなど

クロックタワー並の、恐怖がありましたね。

 

そんな幽霊たちも

イベントをクリアする事で、成仏してくれるので。

 

「ああ、あの幽霊を助け出せて本当に良かった」と思えるのは最高でした。

 

バイオハザードでいうとゾンビ

クロックタワーでいうとシザーマン

こんな恐怖の対象すらも、成仏させてしまう。

 

この部分でも斬新すぎるホラーゲームでしたね。

 

 

 

[謎解きが他のゲームに比べて斬新]

 

このゲームは

様々な謎を解きながら進んで行くアドベンチャーゲームです。

 

そして、この謎解きが本当に難しかったです。

 

暗号を教えて貰うのに

そのままではクリアにならない

 

モールス信号を謎解きに採用する

 

オルゴールの音を

耳コピで打ち込まなければいけない

 

激ムズのブラックジャックをシンプルに勝ちまくる

 

こんな他のアドベンチャーゲームの数倍は難しい

謎解きのオンパレードでした。

 

特にカジノのブラックジャックは本当に難しく

ここで心を折られたプレイヤーも多かったそうです。

(このキャラクターを成仏させないと、グットエンディングは観られませんでした)

 

「このアイテムを使えばクリアできる」という謎解きならば

考えればクリアできるのですが。

 

「モールス信号ってなに?」とか

「音感が無いので、全く分かりません」となりまして

他のゲームよりも何倍も苦労した思い出です。

 

まさに玄人好みのアドベンチャーゲームなのでした。

 

 

 

エコーナイトのまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

最初に遊んだ時は、吐くくらい画面に酔うと思います。

 

ですので

「諦めちゃおうかな」と思ってしまいがちですが。

 

そこで諦めないでください

 

きっと「最後まで遊んでよかった」と思えます。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ストーリーが最高

謎解きの難易度が最高

追い掛け回される恐怖もマックス

ゲームの音楽が美しすぎる

 

こんな所でしょうか。

 

続編を遊ぶ事で物語が完結するそうなので

セットで遊んでみてはいかがでしょうか。

 

画面酔いにだけは注意してください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

ゲームアーカイブスで配信していますので

遊ぼうと思えばすぐにでも遊べます。

 

最初は攻略に頼らずに、悩みながら

 

最後は攻略を見て、濃厚なストーリーを楽しむ

 

ドハマリしたらエコーナイト2に手を出す

 

「ホラーゲームでも遊ぼうかな」

こんな人にこそお勧めしたい作品が、エコーナイトなのでした。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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