ミラクルロピットを忘れないでという キングレコードの気持ち
[圧倒的な問題児から問題点を取り除いたら 圧倒的な優等生になった]
[ラブルセイバー キングレコード ゲームボーイ]
１９９１年発売 ジャンル アクション 参考価格２６００円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 １時間
このゲームに対する世間の評価 ボス戦が本当に長い
どんな人におすすめ？ ミラクルロピットが好きだった 変人にはご馳走です
バーチャルコンソールで配信無し
レトロゲームに馴染の無い人にとっては
意外だと思われますが。
昔は、どんなメーカーでも
ゲーム制作に参入するのは当たり前のことでした。
パチンコメーカーでお馴染の「サミー」や
携帯電話会社の「ソフトバンク」
ももクロや、AKB等でお馴染の「キングレコード」等
ゲーム業界こそが、最先端な時代でした。
キングレコードが、今でもゲーム業界で粘ってくれていたら
「ももクロのゲームも発売されていたんだろうな」と思うと
残念でなりませんね…。
そんな今回の、トップに君臨するキングレコードが発売した 名作アクションゲーム
ラブルセイバーの感想です(*’▽’)
ラブルセイバーとはどんなレトロゲーム？
このラブルセイバーですが
１９９１年にキングレコードから発売された
ゲームボーイ専用のアクションゲームでした。
ゲームの目的は
宇宙人に連れ去られて、行方不明になったお兄ちゃんを探す為に
「マックス」というロボットに乗りこんで
全９ステージを攻略していくのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスなアクションゲームで。
ファミコンで発売されていた
「ミラクルロピット」のリメイク作品でした。
ミラクルロピットというゲームは
最初のステージがクリア出来ずに
「その日の内にゲームを売りに行く」そんな人が続出した
圧倒的な問題児で。
最初のステージさえクリア出来たら
優秀なマリオ系のアクションを体験できる
なんともアンバランスなゲームでした。
最初のステージは異常な難しさ
最初のステージさえクリアすれば、最高のゲームに早変わり。
そんなゲームだったので
「ミラクルロピットってクソゲーだよね」という人と
「ミラクルロピットって最高のゲームだよね」という人で
評価が二分してしまうゲームでした。
そんな、ミラクルロピットの無念を
ゲームボーイで晴らしたかったのでしょうね。
「親切で、簡単な、激アマのミラクルロピットを作ろう！！」となり
このラブルセイバーが誕生したのでした。
アクションゲームと
シューティングゲームをプラスした
ロックマンや魔界村の様なシステムなのですが。
宇宙を舞台にしたアクションゲームですので
冒険している感が最高だったのを覚えています。
アイテムを取ることでパワーアップしていく マシンガン
穴に落ちても大丈夫な、伸縮自在のワイヤー
たったこれだけの、シンプルなアクションゲームなのに
何回でも遊んでしまうほどの魅力が、ラブルセイバーにはありましたね。
ラブルセイバーの感想でもあり レビューでもあり
[とにかく親切なゲーム]
このゲームは
ミラクルロピットの敵キャラクターや
ミラクルロピットのステージが、ふんだんに使われています。
それなのに、とてつもなく簡単なんです。
あんなに苦労した敵や
あんなに苦労したステージが、とてつもなく簡単なんです。
特に簡単にされていたのが
プレイヤーと、中古ゲームショップの心を折った
扉の仕掛けでした。
わざわざブロックの色を変化させて
「ここでジャンプをしたら、トラウマだった扉が開きますよ」なんて
親切に教えてくれるんです。
オリジナル版では
「ほぼノーヒントで解かなければいけない」難しすぎる仕掛けのせいで
問題児の烙印を押されました。
そんな仕掛けを、わざわざ再現しまして
「ミラクルロピットの時も、こうしたら開いたんだよ」なんて
今さらながらに、教えていたのかもしませんね。
ラブルセイバーをプレイして
「この優しさがあれば、天下を取れたのにな…」と思いながらも
「やっぱり面白いアクションゲームだったな」と再認識できましたね。
[ボス戦がとんでもなく長い]
このラブルセイバーですが
ステージの最後には、さまざまなボスが待ち構えているシステムでした。
このボスのタフな事といったらもう
「勘弁してよ」というレベルでした。
ラブルセイバーの思い出を脳内から探っていくと
常にボスとの戦いしかでてこないくらいですからね。
これが難しいボス戦ならば、なんの問題もありません。
多彩な攻撃パターンと、やるかやられるかの緊張感
こんな素晴しさがあれば文句はないんです。
しかし、攻撃のパターンが一定なので
ボスという名の、ただのタフな雑魚敵に成り下がってしまうんですよね。
サクサク進むのが、最高に楽しいゲームなのに
ボス戦で毎回ブレーキが掛かってしまうのが、少し残念でしたね。
確かに、ボス戦さえなければ
たったの１５分ほどでクリア出来てしまうので
ボスの体力を上げるしか、方法が無かったのかも知れませんが。
それでも、あんなにタフにしないでよとも思いましたね。
ラブルセイバーのまとめ
こちらから購入できます
なぜ遊んでほしいのか？
ミラクルロピットを遊んでから
ラブルセイバーを遊ぶと「本当に親切だな」と思います。
しかし、
ミラクルロピットにも良いところは沢山有るので
ぜひとも両方の作品をプレイして欲しいですね。
なにがそんなに面白いのか？
アクションゲームの楽しさがまんべんなく体験できますので
興味のある方は、この機会にどうぞ。
両方のゲームをまんべんなく遊ぶ事で
良いところも、悪いところも見えてきて
いつの間にか、このシリーズの虜になってしまうのでした。
キングレコードが粘っていたら、続編が出たんだろうな…。
今急いで買う理由ってあるの？
キングレコードが撤退したことも有り
バーチャルコンソールで配信される事は絶望的だと思います。
だったら実機で遊ぶのが正解ですよね。
ただですね
意外とプレミアが付いているらしく
買うには覚悟が居ると思います。
それでも、名作アクションゲームなのは間違いないですので
絶対に遊んでほしいなと思います。
今日も
レトロゲームとマンガとももクロと
をお読みくださりありがとうございました
圧倒的な問題児を更生させたら 圧倒的な優等生に大変身
それこそが、今急いで２６００円でラブルセイバーを買う理由です
