最初は原始人…最後は未来人 進化するのが楽しみでもあり恐怖でもある
[このゲーム…意外と癖になります タイトルの意味は誇大妄想だそうです]
[メガロマニア CSK総合研究所 メガドライブ]
１９９３年発売 ジャンル リアルタイムシミュレーション 参考価格９４０円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 １５時間
このゲームに対する世間の評価 序盤は本当に楽しかったのにな
どんな人におすすめ？ メガドライブで遊べるシヴィライゼーションなのかな？
バーチャルコンソールで配信無し
時間が空くと
懐かしくて買った、シンプソンズのDVDを見直して
最高に楽しんでいます。
あの、何とも言えないブラックジョークのおかげで
随分とひねくれた子供になったと思います。
そんな、大好きなシンプソンズですが
ビックリするのが、自宅に「核シェルター」があるんですよね。
核ミサイルが飛んでくることは無かったと思いますが
なにか異常気象が起こると
そこに逃げ込むというシーンが頻繁にありました。
そんなシンプソンズを見て
子供心に
「アメリカには核シェルターは当たり前なんだな」と思いこんでいましたが。
お金持ちの家には、普通にあったそうです。
冷戦の時代が長く続いていたので
「自分の安全は自分で守る…」というのが普通だったそうです。
そんな今回の、自宅に核シェルターが欲しくなるゲーム
メガロマニアの感想です(*’▽’)
メガロマニアとはどんなレトロゲーム？
このメガロマニアですが
１９９３年にＣＳＫ総合研究所から発売された
メガドライブ用のシミュレーションゲームでした。
ゲームの目的は
キャラクター四人の中から、好きなキャラクターを選んで
自分の軍勢を強化していきながら、相手を倒していく。
「リアルタイムシミュレーション」というゲームシステムでした。
似たタイプのゲームで言いますと
「シヴィライゼーション」や「ウォークラフト」なんかが似ていましたね。
最初は原始時代から始まり
年代が進んで行くごとに、開発できる武器が増えていきまして
時代の進化を体験できる、画期的なシステムでした。
最初は、「槍みたいな原始的な武器で」お互い戦っていたのに
最終的には、「宇宙船が飛び交う、なんとも摩訶不思議な世界」に進んで行く
こんな世界が、メガロマニアというゲームでしたね。
人間を増やして
増やした人間を、武器や施設の開発に派遣して
自分の軍団を強固にしていく…。
そんな、地球の歴史を丸ごと体験できる
贅沢なシミュレーションゲームなのでした。
メガロマニアの感想でもあり レビューでもあり
[失敗をするのも楽しい 不思議なシミュレーション]
このメガロマニアですが
１つのステージは割と短めに設定されています。
５－１５分くらいでしょうか。
そんなゲームなので
結構なギャンブルをすることが出来るのです。
これが仮に、１つのステージで１時間もかかるゲームならば
やり直しが面倒くさいので、慎重に遊んでしまう物ですが。
メガロマニアというゲームの場合は
サクサク進んで、サクサク死んでいくゲーム性なので
敵が全軍突撃してきたら、こちらも全力で迎撃する…。
とみせかけて
「相手の本拠地に全軍を送り込んで、先に壊滅させる」とか。
正攻法で戦ってもよし
禁じ手的な、戦法で戦ってもよし
仮に、ゲームに負けてしまっても
やり直しが簡単にできる。
こんな所が
このゲームを、何時間でも繰り返し遊んでしまう
中毒性の高いところでしたね。
人口が増えるまでは、のんびり過ごしているのに
人口が増えた瞬間に、武器を持たせ特攻する…。
そんな、ギャンブル的な戦略が
「簡単には通用しない」と教えられるのも
結構面白かったんですね。
しかし、その薄い可能性に賭けるのが
メガロマニアの、最高に楽しい所だったのかも知れません。
[核爆弾という人類史上…いや神様史上、最悪の兵器]
このメガロマニアですが
ゲームのシステムとしては、かなり面白いシステムでした。
なにせ、自分が神様になって
領地を取り合っていく訳ですからね。
それはもう、楽しい時間を過ごしました。
しかし、ゲームの年代が進んで行くと
「核爆弾」なる物が発明出来るようになったんです。
「人類史上最悪の兵器が開発出来るんだ…」なんて思いながらも
早速、核爆弾を開発して使ってみる事にしました…。
敵の本拠地が全て吹き飛びました！！
しかも、そのまま勝利画面まで出てくるという
圧倒的な早さでのステージクリアでした。
そして、この核爆弾ですが
こちらだけの特権では無く、敵の神様も普通に使用してきます。
なので、相手の機嫌次第によって
こちらも直ぐに、ゲームオーバーになってしまうんです。
つまり、核爆弾を使用できるステージに突入した瞬間に
今までの、のんびりと過ごしていた時代が終わり
「核爆弾の早撃ち競争」というゲームになってしまう訳です。
相手よりも早く、核爆弾を撃てば勝ち
相手に核爆弾を撃たれれば負け
こんな、ゲームのシステムをも吹き飛ばす
最悪の兵器でしたね。
この核爆弾さえなければ
もっとこのゲームは、評価されていたのではないでしょうか。
今まで、物凄く熱中していたのに
急に現実に引き戻される。
こんな酷さが、メガロマニアの惜しい所でしたね。
メガロマニアの効率的な使用方法
皆さんも、ドラえもんやデスノートを読んで思っていたはずです
「いつか神様になってみたい…」と。
そんな時に、このメガロマニアをメガドライブに差すだけで、
その瞬間から、あなたはもう神様なんですよね。
このメガロマニアの中では
神様にも、独裁者にもなれる
ああ素晴らしい。
メガロマニアのまとめ
なぜ遊んでほしいのか？
最初は原始人で「ウホウホ」いいながら戦争
最終的にはボタン一つで全てを吹き飛ばす
そんな圧倒的なスピード感を体験してください。
なにがそんなに面白いのか？
シヴィライゼーションという作品は
遊べば遊ぶほど熱中出来るゲームでした。
そんな作品の
戦闘に特化した作品が
今回のメガロマニアだと思いますので。
シヴィライゼーションが好きなら満足できると思います。
今急いで買う理由ってあるの？
このメガロマニアですが
比較的短い文字数の、パスワード方式なので。
セーブデータが消えるという事も無く
いつでも遊べるのが最高でしたね。
ゲームの最初は
神様としてコツコツと進化を楽しみまして。
ゲームの後半は
核爆弾の恐怖におびえながら、相手に核を撃ち込む。
気に入らない相手が居る？
だったら核爆弾で吹っ飛ばしましょう
それこそが、今急いでメガロマニアを買う理由なのかもしれません
今日も
レトロゲームとマンガとももクロと
をお読みくださりありがとうございました
冷戦時代の状況が色濃いシミュレーションゲーム
それこそが、今急いで９４０円で買う理由です
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