レトロゲームとマンガとももクロと

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ジャストブリード このゲームを遊ばずしてファミコンのRPGを語れない

ファミコンを遊んでいるのに スーパーファミコンの世界が広がっていた…

 

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[このゲームを遊ばずして ファミコンのRPGは語れない]

[ジャストブリード  エニックス  ファミコン]

1992年発売  ジャンル シミュレーション・RPG  参考価格810円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  20時間

このゲームに対する世間の評価  発売した時期が悪かったよね

どんな人におすすめ?  ファミコンを持っているのなら絶対に遊んでほしい

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

「隠れた名作ゲーム」という言葉をよく使うのですが

ゲームの製作者としたら

嫌な言葉なのかも知れませんね。

 

「せっかく命を懸けて作ったのに、隠れたくなかったな…」こんな感覚でしょうか。

 

 

そんな今回の、発売の時期が違えば有名になれた 隠れた名作ゲーム

ジャストブリードの感想です(*’▽’)

 

 

 

ジャストブリードとはどんなレトロゲーム?

 

このジャストブリードですが

1992年にエニックスから発売された

ファミコン専用のシミュレーションゲームでした。

 

 

ゲームの目的は

モンスターにさらわれた彼女を救う為に

各地を冒険しながら情報収集をして行き

困っている人を助け出す内に、どんどん味方が増えていき

結果的には世界を救っていく…こんなあらすじでしたね。

 

 

今までの

王道的なファンタジーストーリーの中にも

リアリティーが散りばめられていることによって

ストーリーが、どんどん面白くなって行くのが最高でした。

 

 

ゲームのシステムは

シミュレーションをベースにしたRPGでした。

 

本来のRPGならば

街で情報収集をして

装備などを強化して

新たな情報を求めて、次の街へ進んで行きますよね。

 

このゲームでも同じです。

 

しかし、この街から街への移動を

「シミュレーションゲームで、進んで行きましょう」というのが

このジャストブリードの、斬新なシステムでした。

 

 

「街から街への移動は退屈なのだから、いっそ、その部分をメインにしよう」

こんな感じだったと思います。

 

 

ですので、街から出ると

急にシミュレーションゲームが始まりまして

キャラクターを動かしながら、次の街へと進んで行きます。

 

 

フィールドに居るモンスターを全て倒すか

 

街の上にキャラクターを移動させれば戦闘が終わり

 

こんな独特なシステムでした。

 

似たタイプのゲームで言いますと

「スーパーロボット大戦」や

「ファイアーエムブレム」などをベースに

街などのシステムは

「ドラゴンクエスト」をプラスしていく感じでしょうかね。

 

 

一見すると

「移動がシミュレーションゲームって、面倒だな」なんて思いがちですが

 

戦闘シーンに

アニメーションが無いので

サクサク進むことが出来ますし

 

一度行った街には

アイテムで瞬時に移動することが出来ますので

 

それほど面倒だと、感じる事はありませんでした。

 

 

全ての兵士を、自動で移動させてくれるという

シミュレーションゲームではありえないシステムも搭載されていましたので

自分で戦うのが面倒だったら

オートモードに切り替えるのも良かったですね。

 

 

シミュレーションゲーム特有の

「このモンスターには、こうやって攻撃して…」というよりかは

 

「レベルをあげて、とにかくゴリ押しするのが気持ちいい」

こんなゲームでした。

 

 

遠くから

魔法で燃やしまくっても構いませんし

 

弓兵でちびちび削っても構いません

 

ですので、難しい事は考えないで

とにかく、ゲームを楽しむのが最高でしたね。

 

 

 

ジャストブリードの感想でもあり レビューでもあり

 

[レベルを上げる楽しさがある]

 

このゲームですが

レベル上げをしないで、進むことも可能なのですが

レベル上げをして、進むほうが楽しかったです。

 

と言いますのも

基本的にはファンタジーRPGですので、

レベルを上げる事で、どんどん新しい魔法を覚えていきます。

 

この、新しい魔法を覚える快感は

他のRPGにも負けないくらいの、楽しさがありました。

 

 

魔法使いが仲間になる時に

魔法使いの師匠が、とんでもなく強力な魔法を練習しています。

 

それこそ

全てのモンスターを焼き尽くすには持って来いの

ド迫力なエフェクトの魔法でした。

 

そんな強力な魔法を見せられた後に

物凄くしょぼい魔法しか使えない弟子が仲間になるので

「え!師匠が仲間になってくれるんじゃないの…」なんて

拍子抜けしてしまいます。

 

 

あんなにしょぼかった魔法使いが

レベルが上がっていくごとに

どんどん魔法を覚えていくからこそ

最高に、感情移入が出来ました。

 

「あの頃は貧弱な魔法しか使えなかったのに、今では…」こんな感動でしたね…。

 

 

このゲームは

シミュレーションゲームでお馴染の

「モンスターを倒した人にしか、経験値が入らない」システムでは無く。

 

RPGの様に

皆に平均して経験値が入るシステムでしたので

魔法使いのレベルだけを

ガンガン上げて行くという事は出来ませんでした。

 

そのぶん

魔法使いで全てのモンスターを焼き尽くしても

皆に経験値が入りますので

逆に良かったのかも知れませんね。

 

 

1レベルが上がっただけでも、劇的に戦いが楽になりますので

 

今までは弱かった、弓兵の一撃が強力になるとか

 

本来は回復役の女の子なのに、一撃でモンスターを葬り去るなど

 

かなり楽しい展開も待っていましたので、

とにかく、レベル上げが楽しい作品でした。

 

 

レベル上げが楽しい作品には

ハズレがありませんので

そんな意味でも、最高だったのでした。

 

 

 

[ストーリーがとにかく面白い]

 

このゲームを表すならば

「人間臭いRPG」でしょうかね。

 

今までは

回復役の女の子と一緒に冒険していた為に

大丈夫だったのが

 

その女の子が居なくなったら

直ぐに病院送りにされるとか。

 

「鶏肉が嫌いなんですよね」みたいな

どうでもいい会話が

後のイベントシーンで重要になってくるとか。

 

「さっきの台詞が、ここに繋がるんだ!!」といった場面が多かった印象です。

 

「鶏肉が嫌いだからって、どうしたんだよ」と思っていた自分を

反省しますね。

 

 

登場するキャラクターたちが

敵を含めて、どこか憎めないキャラクターばかりだったので

嫌な展開がほとんど無く

 

最後の最後まで、後味さっぱりといった感じで

最高でした。

 

 

こんなにストーリーが面白いのに、

マイナー作品で終ってしまったのが、残念な作品なのでした。

 

 

 

ジャストブリードのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

隠れた名作という言葉が似合うゲーム

 

充分隠れたのですから

 

今の時代に遊んでも良いよね。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ストーリーも良いですし

 

シミュレーションゲームとしても面白いですし

 

なんで売れなかったんだろうな?

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このジャストブリードというゲームは

1992年という

スーパーファミコン全盛期に

ファミコンで、ひっそりと発売された作品でした。

 

なんでも

ジャストブリードよりも

「ドラゴンクエスト5」の方が先に発売されており。

 

エニックスのゲームでありながら

エニックスのゲームに追いやられてしまった訳ですね。

 

しかし、そんな時期に発売されただけあって

 

メッセージに漢字が使用されていたり

 

ゲームのグラフィックが、相当綺麗であったり

 

RPGでありながら、ダッシュ機能が搭載されていたり

 

シミュレーションゲームでありながら、オートモードが搭載されていたり

 

プレイヤーの事を第一に考えていた

素晴らしい作品だったと思います。

 

 

ファミコンで遊んでいるのに

ゲームの完成度は

スーパーファミコンにも負けないくらいの、ハイクオリティ。

 

このゲームを遊ばずして

ファミコンのRPGを語れない、偉大なる名作ゲームなのでした。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました。

 

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