レトロゲームとマンガとももクロと

レトロゲームとマンガとももクロと

学校であった怖い話 100%トラウマになる 史上最強のホラーゲーム でも別次元で面白い

このゲームの為にWiiを買う それほどの魅力がある

 

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[ストーリーの多さ 選択肢の多さ この二つが融合すると奇跡が起こる]

[学校であった怖い話  バンプレスト  スーパーファミコン]

1995年発売  ジャンル ホラー サウンドノベル  参考価格1130円

 

記事のネタバレ度  普通  

攻略に必要なプレイ時間  100時間

このゲームに対する世間の評価  怖さで言えば文句無しでNo.

どんな人におすすめ? 

全てのサウンドノベル好きは 泣きながらでも遊ばなくてはいけない

バーチャルコンソールで配信あり

ゲームアーカイブスで配信あり

 

 

レトロゲームというのは、本当に困ったもので

面白いゲームソフト程、中古の値段も高いんです。

 

現存するゲームソフトの数と

ゲームをプレイしてみたい、プレイヤーの数がアンバランスですからね。

 

その結果、レトロゲームの値段が徐々に上がってしまい

欲しくても手を出すことができなくなる。

 

こんな困った状況になってしまいます。

 

そんな中で、あみだされた裏技が

「データ配信」です。

 

これなら、ゲームのデータを配信するだけですから

売っても、ゲームソフトの数が減る事は有りません。

 

そんな革命が起こったのが

Wiiのバーチャルコンソールと

PSNのゲームアーカイブスでした。

 

たった数百円で、過去の名作ソフトを遊ぶことができる。

しかも、セーブデータが消えることは無い。

 

そんな、Wiiのゲーム配信で

真っ先に購入したゲームが、今回の学校であった怖い話でした。

 

 

私がこのゲームを初めてプレイした時は

バリバリの子供で、しかもホラー映画が苦手な子供でした。

 

しかし、兄弟がこのゲームをプレイしているのを見て。

次第に、ホラーゲームの世界に興味を持ち

今では、ホラーゲームと聞いたらとりあえず購入する

末期の状態まで来てしまいましたね。

 

 

そんな今回の

自分の数パーセントは、このゲームで出来ているといっても過言ではない

究極の完成度を誇る、名作ホラーゲーム

学校であった怖い話の、猛烈に長めの感想です。

 

 

 

学校であった怖い話とはどんなレトロゲーム?

 

この学校であった怖い話ですが

1995年にバンプレストから発売された

スーパーファミコン用の名作ホラーゲームでした。

 

ゲームの目的は

高校の新聞部に所属する主人公が

学校新聞の特集で、学校の七不思議を取り上げる事になり

学校内の、色々な人に取材をしていき

新聞を完成させる

こんなシンプルな始まりでした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなサウンドノベルで

似たタイプのゲームで言いますと

「かまいたちの夜」や「弟切草」なんかが似ていましたね。

 

まるでその物語の主人公になったかのように展開を選んでいき

その結果、同じ話でも結末が変わって行く

こんな自分自身で小説を作る様なゲームでした。

 

 

ゲームの流れとしましては

六人の個性的なキャラクター達から

学校にまつわる怖い話を取材していくのですが。

 

怖い話を聞く順番で

教えてくれる怖い話が変わって行く、斬新なシステムでした。

 

つまり、一度のゲームクリアだけでは、

ゲーム内、全ての怖い話を聞く事は出来ないシステムなんです。

 

自分でノートを用意しまして

「前回は、風間先輩を最初に選んだから、次は2番目にしよう」とか

「まだ細田君を最初に選んでないから、次は細田君だな」とか

自分自身でゲームの攻略本を作って行くのが最高でした。

 

そんな、ノートにメモをしながらプレイしたにも関わらず

当時は、全ての怖い話を完全に聞けませんでしたね···。

 

 

何十時間、何百時間と新鮮な気持ちで遊べる

とんでもないボリュームの多さこそが

学校であった怖い話というホラーゲームが

今の時代でも愛され続ける理由、なのかも知れませんね。

 

 

 

学校であった怖い話の感想でもあり レビューでもあり

 

[聞ける怖い話が沢山ある…しかも結末が変わる]

 

このゲームでは

聞いた順番で、怖い話が変わって行くシステムでした。

 

それだけのシステムでも

大変な量の怖い話を聞くことが出来ます。

 

「さすが、学校であった怖い話は名作だな…」

 

なんて単純に終わらないのが、このゲームの凄いところです。

 

怖い話が膨大な量有るのに

途中に出てくる、選択肢によって怖い話の結末が変わります。

 

 

こちらが取材をしている最中に、いきなり、

「君ならこんな時どうする?」とか

「この後って、どこに逃げ込んだと思う?」なんて

こちら側に急に聞いてくるんです。

 

例えば

「不気味なおばあちゃんがあめ玉をくれた···」

 A「そのままあめ玉を食べる···」

 B「気付かれないようにそっとあめ玉を捨てる···」

 C「ダッシュでその場から逃げ出す···」といった感じで

物語の結末が、主人公が選んだ選択肢によって変わって行くんです。

 

 

そして、このマルチエンディングのシステムこそが

かなり面白いシステムであると共に、本当にキツイんです。

 

こちらは、物凄く熱中してプレイしている訳ですから

既に、「学校であった怖い話」というゲームの虜になっています。

 

 

そうなると、どうなっていくのか?

 

 

ゲーム内全ての選択肢を、片っ端から試してみたくなるんです。

 

「この選択肢を選ぶと結末がどうなるんだろう?」

「あぁこうなったか!!」

「じゃあ、リセットしてもう一度選択肢を変えよう···」という行動を

怖い話4~50話分、全て試すんですからね。

 

その結果が、ゲームのプレイ時間が

軽く100時間を超える、異常なゲームになってしまう訳です。

 

 

ホラーゲームというジャンルに

サウンドノベルの、マルチエンディングを搭載する。

 

そんな事をしたら、一生終わらないゲームになるという訳です。

 

 

リアルタイムでプレイしていた時は、本当にはまりまして

スーパーファミコンで、このボリューム多さは

「本当に凄すぎる…」の一言でした。

 

このゲームを、プレイしていた時は

2ヶ月間くらいずっと熱中していました。

 

今思うと、完全に子供の遊ぶゲームじゃないのですが

背伸びして遊んでいたのかも知れませんね。

(Wiiの配信では、推奨年齢が15歳以上のコードが付いています) 

 

 

そんな、購入してから

数ヶ月は遊べる、最高のゲームでしたね。

 

 

 

[シナリオの面白さが凄い]

 

「このゲームが好きなんです」というと

みなさんもプレイしている様で、かなり盛り上がります。

 

そんな時に、思ったのが

このゲームの、底力でしたね。

 

「私は、あのシナリオが好きなんですよね…」なんて言うと

「あのシナリオは、本当に面白かった」と返してくれるだけでは無く

「別の、あのシナリオも面白かったよね」とか

「あのシナリオの、最後の結末が本当に怖かった…」なんて感じで

色んなシナリオの名前が、ドンドン出てくるんです。

 

「飴玉ばあさんが怖かった」とか

「仮面の女は泣きながらプレイした」とか

「逆さ女のシナリオで、トイレに行けなくなった」とか

「お茶に虫が入っているシナリオは軽くトラウマ」とか

「スンバラリア星人で、少しだけ救われたよね」とか

それはもう大盛り上がりでした。

 

言ってもこのゲームは、20年前のゲームなのですが

未だに、シナリオを憶えているだけではなく。

シナリオの細部に渡って、語れるというのが凄いところですよね。

 

これが、特定のシナリオだけを、みんなで話すのなら分かるんです。

 

「ロマサガでガラハドって仲間にした?」とか

「ドラクエ5でビアンカとフローラどっちと結婚した?」とか

 

そのゲームの中でも

特に濃いシナリオの話をするのは分かります。

 

 

しかし、このゲームの場合は違って

それこそ、幾つものシナリオが

名作の候補として上がって来るのにはビックリしました。

 

ホラーゲームの名作シナリオが

それこそ何十本も、何十時間分も入っているのですから

いかにこのゲームが凄いのか、改めて気づかされましたね。

 

 

ホラーゲームが苦手という人も、多いと思われます。

しかし、いつか平気になった時に、プレイしてみて下さい。

 

シナリオの素晴らしさに

「意外とホラーゲームっていいかも」なんて

平気になれるのかも知れません。

 

まあ90%以上は、トラウマ確定の怖さですがね。

 

 

 

[最後のシナリオが異常に長い]

 

このゲームでは、学校新聞の特集の為に、

みんなから怖い話を聞いていく…という展開でした。

 

つまりは、他人の体験談で進んで行きます。

 

なので、怖い体験した人がどうなろうと

あまり主人公に関係はありません。

 

あくまでも、他人のお話を聞いているという設定ですので

主人公に、特に何かが起きる訳ではありません。

 

 

しかし、最後のシナリオだけは違うんですよね…。

 

 

最後のシナリオは、自分自身に怖い事が起こる様になっています。

 

ゲーム製作者の

「完全に、安心してたでしょ!!」というメッセージを感じられます。

 

最後の主人公は、まさに自分自身ですので

どうやっても、ハッピーエンドで終わらせなければいけません。

 

今までの

「この選択肢を選んだら、酷い目にあったりして♪」なんて

ニコニコ顔だったのが

 

最後には自分自身で恐怖を体験する…。

 

こんな展開に、心が震えたのを覚えています。

 

 

そして、最後のシナリオなので

かなり長いです。

 

RPGでいうとラスボスな訳ですから

それこそ、バットエンドの仕掛けが

「これでもか!」とちりばめられています。

 

そんな、最後のシナリオの長さが

ゲームのセールスポイントでもあり

ゲームのマイナスポイントでもありましたね。

 

短くても30分は掛かりますので

何度もバットエンドになるのが辛すぎでした。

 

そのぶん、無事に生還出来た時の

「平和な日常って、こんなにもすがすがしいのか」という気持ちになれますので

結局は最高なのですがね。

 

 

さっきまではホラーゲーム

最後だけは、めちゃくちゃ難しい推理アドベンチャー

そんな不思議な作品なのでした。

 

 

 

学校であった怖い話Sとは

 

その後に発売されたリメイク版の、

[学校であった怖い話S(PS)]も、勿論アーカイブで購入しました。

 

このゲームはプレミアムソフトだったので

いつかはプレイしてみたいと思っていましたが

遂にアーカイブで体験できたのでした。

 

このゲームも、長時間熱中してプレイしました。

60時間は遊んだでしょうか。

 

ただ不満点もありまして

ゲーム画面が、綺麗になった分だけ

昔よりも不気味な感じが減ったのが、少し残念でした。

 

スーパーファミコン版では

高校生の登場人物を、大人が演じていましたので

物凄く不気味だったのですが。

 

プレイステーション版では

普通に高校生の様な若い人が演じていましたので

なにか綺麗にまとまった感がありました。

 

勿論、そちらの方が当たり前なのですが

不気味な雰囲気を残してほしかったなというのも

率直な感想でしたね。

 

 

それでも、怖い話は沢山あり

今でも、無性にプレイしたくなるので

Vitaの中に、アーカイブ版を常に入れています。

(こちらも推奨年齢が12歳以上のコードが付いています。)

 

 

 

学校であった怖い話のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

私が初めてプレイしたホラーゲームは

この学校であった怖い話だと思います。

 

そして、最も面白いと思うホラーゲームも

この学校であった怖い話なんですよね。

 

思い出補正だけでは無く

今の時代に遊んでも、文句無しでお勧めできる

そんな素晴らしい作品をお楽しみください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ホラーゲームというジャンルは

プレイ時間で言いますとかなり短めの設定だと思います。

 

バイオハザードで10時間

サイレントヒルで10時間

トワイライトシンドロームで20時間

こんな感じだと思いますが。

 

学校であった怖い話は50時間以上ですからね

たった数百円で、50時間も恐怖できる訳です。

(ホラー映画なら約25本分です)

 

数年もすれば、細かい部分を忘れてしまうので

何度でも、何十回でも楽しめる

そんなお得さも魅力なのでした。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

本当に怖い話が好きなら

学校であった怖い話

 

怖い話が苦手で、面白い短編小説が好きなら

学校であった怖いS

 

WiiUでも

プレイステーション3でも楽しめる

偉大過ぎるホラーゲームはいかがですか。

 

ちなみに「晦・つきこもり」という

同じシステムの続編的な作品も発売されておりますので。

 

「学校であった怖い話が死ぬほど好き」なんて人は

この機会に遊んでみてはいかがでしょうか。

 

こんなにも強烈なゲームが

スーパーファミコンで発売されていた

 

ヤバい時代だね

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

私がホラーゲームを好きになったきっかけのゲーム

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