レトロゲームとマンガとももクロと

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ドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画 ファミコン版ドラゴンボールもこれが最終作 どうしてシステムを変えたの?

ファミコンを引っ張って行ったのは 間違いなくドラゴンボールでしたね

 

[ファミコン版ドラゴンボール 堂々完結  システムをどうして変えたのかな?]

[ドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画  バンダイ  ファミコン]

1993年発売  ジャンル RPG  参考価格940円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  10時間

このゲームに対する世間の評価  システムが変わって混乱する

どんな人におすすめ?  全てのドラゴンボールファンに贈る

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

今作で、遂にファミコン版のドラゴンボールも終わりです。

 

実は、ドラゴンボールの作品は

もう一作あるのですが

 

そのゲームは

バーコードで戦う作品だったそうで

残念ながら、私は持っていませんでした。

 

発売されたのは

そのゲームの方が先だったので

今回のゲームこそが、最後のファミコン版ドラゴンボールでしたね。

 

 

そんな今回の、ファミコン版ドラゴンボールの堂々たる完結編

ドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画の感想です

 

 

 

ドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画とはどんなレトロゲーム?

 

このドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画ですが

1993年にバンダイから発売された

ファミコン専用のRPG作品でした。

 

前作の「ドラゴンボールZ3・烈戦人造人間」では

打ち切り漫画みたいな終わり方で

当時の子供たちを、どん底に突き落とした作品でした。

 

そんな問題作から、ようやく一年経ちまして

「遂に、念願のセル編を楽しむことが出来るのか!!」と思って発売されたのが

今作の、ドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画でした。

 

 

そんなゲームの目的は

念願のセル編を体験する…なんて事は全くなく。

 

完全なオリジナルストーリーという

残念でもあり、嬉しさもある、そんな作品でした。

 

ストーリーは

サイヤ人に恨みを持った「ツフル人」が

 

サイヤ人を滅ぼすために

過去のライバル達を復活させて、最強軍団で挑んで来るという

かなり熱いストーリーでした。

 

 

ゲームのシステムは

ドラゴンボールのゲームシステムそのままで

RPGにボードゲームをプラスした作品でした。

 

 

数値が書いてあるカードを

移動に使用したり

戦闘に使用する等

最後の最後まで、ドラゴンボールのシステムのまま

行ってくれたのは良かったです。

 

 

最初は、アクションゲームで始まったドラゴンボールが

 

2作目ではアドベンチャーゲームとRPGに進化しまして

 

4作目では完全にRPGに進化して

 

最終作の今回では

まさかの、アドベンチャーゲームとRPGに戻った作品でした。

 

 

今までの

レベルを上げて、強敵に立ち向かって行く…という流れでは無く

 

物語の謎を解くと、キャラクターが成長していく

ドラゴンボールの原作そのままといったシステムでした。

 

 ドラゴンボールのゲームでありながら

知名度で言いますと、相当低い作品でしたが

 

ゲームの完成度で言えば

かなりのハイクオリティでしたので

ファミコン版ドラゴンボールの最後を飾るには、最高の作品なのでした。

 

 

 

ドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画の感想でもあり レビューでもあり

 

[今作で追加されたシステム]

 

このゲームですが、前作のシステムから大幅に変更されました。

 

大きな変更点としましては

「経験値の概念」が無くなりました。

 

今までの

レベルを上げて進めるというシステムでなく

人々の悩みを解決していく度に

キャラクターの最大ライフが上がっていきます。

 

そして、修行をする度に

必殺技を覚えていくシステムでした。

 

このゲームでは

今までの、カード一枚で戦うシステムから

 

複数のカードを組み合わせて戦う、

新たな戦闘システムに変更されていまして。

 

カードの組み合わせで

様々な必殺技を使用することができました。

 

体、爆、光のカードを並べれば「かめはめ波」

 

拳、拳、体、爆、光で、「スーパーかめはめ波」といった感じで

 

必殺技を、自分で選びながら戦うという斬新さがありました。

 

 

この必殺技の順番は

亀仙人に教えて貰えたり

ミニゲーム等をクリアして、教えて貰う事が出来たのですが。

 

自分で偶然に発見する事も出来まして

必殺技を埋めていく楽しさが、このゲームにはありました。

 

 

修行やイベントで必殺技を覚えるのか

戦いの中から自分自身で閃くのか

こんな楽しみがあった作品でしたね。

 

 

 

[そんな斬新なシステムのしわ寄せが  結構辛い]

 

このゲームには、経験値の概念が無くなりました。

 

そして、このゲームには

お金の概念もありませんでした。

 

経験値の概念が無くなり

 

お金の概念も元から無い

 

それがなにを意味するのかと言いますと

 

「敵との戦闘が、殆ど意味を成さない」となります。

 

 

今までは、経験値とお助けカードの為に

敵との戦闘がありましたが

 

今回からは、お助けカードすらも落としませんので

全く戦う意味が無くなってしまったんですよね。

 

 

一応は、必殺技を閃くために

戦う意味もあるのですが

それ以外の理由が無くなったのは、少し残念でした。

 

正直に言いまして

このゲームのエンカウント率は異常です。

 

それこそ、ガンガン戦闘が繰り広げられます。

 

更に、相手の方が強い場合は

殆ど逃げることも出来ませんので

毎回、ガチで戦わなければいけませんでした。

 

 

今までは

経験値とお助けカードというご褒美があったのに

 

今回からは

特になにもありませんので

ただひたすらに戦い続けるという物でした。

 

最初は、敵も弱いのでいいのですが

 

後半に進むと

雑魚敵として、過去作のラスボスである

「フリーザ」や「クウラ」が頻繁に出てきますので

苦戦の連続なんですよね。

 

 一応の対処法としましては

敵を追い払うお助けカードが用意されていましたので

 

新たなステージに挑むときは

カードをわんさか持って行くのが

精神的にも安心できました。

 

 

はっきり言ってしまえば

雑魚敵とは一切戦わないで

イベントシーンだけを進める事も可能ですので

 

タイムアタックなどが好きな人には、お勧めでしたね。

 

この戦闘シーンのバランスが

5作目の「激神フリーザ」並みに面白ければ

「最高のゲームだったのにな」と、改めて思いました。

 

 

 

[それでも、ゲームとしては面白い]

 

このゲームを久しぶりに遊んで思ったのが、

「やっぱりアドベンチャーゲームもいいな」でした。

 

前作までは、完全なるRPGでしたので

謎解き要素が殆どありませんでした。

 

しかし、今作では

次に何処に行けば良いのかを結構迷いまして。

 

迷って、迷って、迷った挙句に

ようやくイベントシーンが進むのが、本当に最高でしたね。

 

 

基本的には、お使いゲームなのですが

エンカウント率が非常に高いので

 

いかに効率的に突破して行くのか?を楽しむのが絶妙でした。

 

 

ゲームのストーリーが

完全オリジナルだったので

「この後ってどうなるのかな?」というワクワク感は最高でしたね。 

 

 

 

ドラゴンボールZ外伝・サイヤ人絶滅計画のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

ファミコン最後のドラゴンボールですからね

思い出の品として遊んでみてはいかがでしょうか。

 

知名度はそれほどないので

新鮮な気持ちで遊べるのは良かったのかもしれませんね。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

自分自身で必殺技を探し出していく

 

こんな最高のシステムがあったのに

経験値の概念を消しちゃうんだもんな。

 

勿体ない。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが

難易度で言いますと相当難しいゲームです。

 

と言いますのも、ラスボスが異常に強くて

 

お助けカードも万全の状態で

 

キャラクターも最強の必殺技を習得して

 

ようやく勝てるかもしれない、という最強の相手でした。

 

なにせ、2発食らったら死んでしまう

全体攻撃をバンバン撃ってきますので

常にハラハラしながらの戦闘でした。

 

しかし、ストーリーが良かったので

「なんとしても、エンディング画面を絶対に観るんだ!!」と思って

最後まで、頑張ることが出来ました。

 

ドラゴンボールが大好きな人でも

このゲームのエンディングを見たことがない人も

多いかと思いますので。

 

興味のある方は遊んでみてはいかがでしょうか。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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