レトロゲームとマンガとももクロと

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RAMPO 江戸川乱歩の世界をアドベンチャーゲームにしたらどうなる? 絶対にうなされる

気持ちの悪いゲームが好きなら絶対にお勧め

 

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[江戸川乱歩のゲームが実はあったんです そしてもちろん気持ち悪いです]

[RAMPO  セガ  セガサターン]

1995年発売  ジャンル 推理アドベンチャー  参考価格400円

 

記事のネタバレ度  普通  

攻略に必要なプレイ時間  4時間

このゲームに対する世間の評価  出演者が豪華すぎる

どんな人におすすめ?  あの江戸川乱歩の世界が待ってます

ゲームアーカイブスで配信無し

 

 

皆さんは江戸川乱歩って読みますか?

 

私が初めて江戸川乱歩を知ったのは

名探偵コナンのモチーフになっているという

安易な理由からでした。

 

「コナンのモチーフになっている作家さんは、どんな人なんだろう?」

こんな思い出です。

 

そして、初めて読んだのが「江戸川乱歩の短編集」で

トラウマになるほどの、衝撃だったのを覚えています。

 

 

そんな今回の、江戸川乱歩の世界感を体験したい 貴方に贈るアドベンチャー

RAMPOの感想です(*’▽’)

 

 

 

RAMPOとはどんなレトロゲーム?

 

このRAMPOですが

1995年に、セガから発売された

セガサターン専用のアドベンチャーゲームでした。

 

 

ゲームのストーリーは

推理小説家の「江戸川乱歩」になり

自分が経営する、アパートの中で起こる怪事件を解決していく

こんな、江戸川乱歩のファンに向けた作品でした。

 

二銭銅貨

屋根裏の散歩者などの

往年の名作トリックを上手く使用しながら

 

自分自身で推理を解いていく

 

こんな展開が面白く

今でも、マイナーゲームでありながら

数多くのプレイヤーを虜にしている作品でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアドベンチャーゲームで

 

ポリゴンで構成されている、アパートの中を動き回りながら

 

住人から必要な情報を聞いたり

 

外に出て、情報収集をしていくなど

 

探偵になって事件を解決するのが目的でした。

 

全てのイベントシーンが実写で動くなど

「未来のゲーム機って凄い!!」と思わせてくれた作品でしたね。

 

 

主人公の江戸川乱歩は「竹中直人」さんが

 

相棒の横溝正史は「香川照之」さんが演じる

 

今の時代では考えられない

豪華すぎるキャストにも注目してほしい

隠れた名作なのでした。

 

 

 

RAMPOの感想でもあり レビューでもあり

 

[映画を見ている様なスムーズな流れ]

 

このゲームは

「松竹100周年の記念作」として作られた

同名の映画をモチーフにして作られていたそうです。

 

近所のレンタルビデオ屋さんに行っても、どこにも置いてないので

未だに本編は見たことが無いので分からないのですが

結構有名な映画だったそうです。

 

そんな事もあって

キャストの異常な豪華さに繋がっているのかも知れません。

 

映画のゲーム化という事もあり

ストーリーの流れが、本当に気持ちよく流れてくれます。

 

確かに、何度も同じ事を繰り返さなければいけない所も

多めなのは事実なのですが。

 

ストーリーのいい感じの薄暗さと

相棒である、横溝君のいい感じのウザさに

不思議とプレイを進めたくなっていくんですよね。

 

 

イベントシーンは字幕が出ないで

映像と音声だけで進んでいくのですが。

 

「一つの台詞も聞き逃したくない」という感情にさせてくれるので

必要以上に集中することができました。

 

 

ストーリーが最高に気になるアドベンチャーゲーム?

 

遊ぶしかないんじゃない。

 

 

 

[ストーリーの流れでいうと とてつもなく気持ちの悪い展開]

 

このゲームは、18歳以上推奨のアドベンチャーゲームでした。

 

というのも、ゲームのストーリーが

完全にグロテスクなストーリーだからでした。

 

まあ、江戸川乱歩の世界感をゲームにするという事は

 

こういう展開になると

初めから分かっているつもりではいたのですが

 

物語の最後まで暗いとは思いませんでしたね。

 

前半までの明るさは

後半に持って行く為の壮大な前振りだったのでは?

 

という様な流れに

「これは、子供にはやらせてはいけないゲームだったな」と

改めて思いましたね。

 

 

江戸川乱歩の世界感を突き詰めたとしたら

きっとこうなるよねという暗めの展開なのですが。

 

そんな暗さを、絶妙に緩和してくれている

相棒の香川照之さんには、本当に感謝なのでした

 

相棒の明るさが無ければ

もっとどんよりしていたと思うと

まさに最高の配役だったのかも知れませんね。

 

 

 

RAMPOのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

当時のゲーム業界が、いかにバブルだったのかを

このゲームを通じて改めてビックリしましたね。

 

今の時代では、絶対に開発できない豪華さが

この時代のゲームにはあったのでした。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

このゲームを初めてプレイしたのは

大人になってからでした。

 

それまでに、江戸川乱歩の作品を読んでいたのですが

それにしても、このゲームは凄かったですね。

 

はっきり言って、ゲームをプレイしている期間は

夜中にうなされるくらいの破壊力を確実に持ち合わせていました。

 

夢の中でも

強制的にプレイさせられているあの感覚が

 

このゲームがマイナーゲームでありながら

皆の心に、深く刻み込まれている理由でもあるのでしょうかね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

探してでも遊んでほしい

最高の魅力がありましたね。

 

 

どんよりとした

アドベンチャーゲームでありながら

 

香川照之さんのいい感じのウザさが救い

 

そんなアンバランスをお楽しみください

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとう

 

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