レトロゲームとマンガとももクロと

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刻命館 大好きだといえない圧倒的な暗さがある

セーブの時間とロードの時間が最高に長いけど そこは面白さでカバーできます

 

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[人間を嫌いなら、人間をやっつければ良い こんな突き抜けた暗さが魅力]

[刻命館   テクモ  プレイステーション]

1996年発売  ジャンル アクション シミュレーション  参考価格270円

 

記事のネタバレ度  普通  

攻略に必要なプレイ時間  20時間

このゲームに対する世間の評価  萌えゲームの原点が こんなダークだとはね

どんな人におすすめ? 暗いゲームが好きなら最高です

ゲームアーカイブス配信あり

 

 

沢山のゲームをプレイして思うのが

「魔王は、自分でこんなトラップ仕掛けたのだろうか?」という事です。

 

「グウェッヘッヘッ!世界を暗黒にしてやる!!」という魔王が

 

せっせと、落とし穴や飛び出す針を

汗だくで仕掛けている…。

 

 

そんな不思議な光景を

自分自身で体験できるゲームが、実はあったんです。

 

 

そんな今回の

勇者になって冒険する…のではなく

勇者をトラップにかけて、魔人の生贄にする

刻命館の感想です。

 

 

 

刻命館とはどんなレトロゲーム?

 

この刻命館ですが

1996年に、テクモから発売された

プレイステーション専用の、シミュレーションゲームでした。

 

ゲームのストーリーは

 

王様暗殺の濡れ衣を着せられた王子様が

 

自分を罠にはめた人間達に復讐する為

 

魔の館と呼ばれる「刻命館」の主人となり

 

魔人の復活の為に人間の魂を集めて行く…。

 

こんな、明らかに成敗される側のストーリーで物語が進んで行く

豪快な作品でした。

 

 

ゲームの目的は

そんな主人公を操りまして

人間世界を根絶やしにしましょう。

こんな感じでしたね。

 

もしも、「好きなゲームはなんですか?」と聞かれたときに

「初代の刻命館です」と答えるような人が居たとしたら

ドン引きされるのは間違いなしの、とてつもないストーリーなのでした。

 

 

ゲームのシステムは

とても変わったアクションゲームで

 

魔の館と呼ばれる刻命館には

 

自分の名声を高める為や、まだ見ぬ財宝を求めて

わんさか冒険者たちが押し寄せてきます。

 

こんな冒険者たちを

沢山のトラップを仕掛けて、対抗していく

斬新なシステムでした。

 

壁から飛び出してくる針の前まで、冒険者をおびき寄せる

 

おもりが降ってくる場所まで逃げるふりする

 

冒険者を捕まえるための、檻が落ちてくる場所まで誘導する

 

そして、冒険者の体力を減らして成敗する。

 

そんな、本来ならば魔王が行うであろうことを

主人公自身が行う

 

クレイジーな作品でした。

 

 

とんでもないダークな雰囲気でありながら

 

プレイしている自分は、にやにやしてしまう

 

プレイステーション屈指の残虐性がありましたね。

 

 

 

刻命館の感想でもあり レビューでもあり

 

[モンスターを作成していくという 完全なる魔王のシステム]

 

このゲームでは

「魔人を復活させる」という目的の為に

大量の人間の魂が必要でした。

 

しかし、トラップだけで

有名な冒険者たちに立ち向かって行くのは

なかなか困難でした。

 

最初は1人の冒険者ですが

 

ゲームが進むにつれて、冒険者が複数になってきますので

 

罠だけで倒していくのは困難でした。

 

 

そんな時に頼りになるのが、「頼もしい相棒」という事です。

 

 

このゲームでは

自分は全く攻撃手段を持っていない

物凄く貧弱なキャラクターでした。

 

そんな自分を助けてくれるのが

冒険者を返り討ちにしてくれる、モンスターという存在でした。

 

ワーウルフ、ゴーレム、ラミア

ゴースト、ゾンビ、ドラゴン…といった

RPGお約束のモンスターたちを、自分で作成していきます。

 

王子を倒して、自分の名声を上げる

 

王子を倒して、多額の懸賞金を貰う

 

王子を説得するために、危ない館に単身乗り込む

 

こんな、自分にとっては厄介な存在を

トラップとモンスターを使用して排除していくわけです。

 

 

今までは、トラップでしか対抗できなかった主人公が

急にドラゴンを召還して冒険者を倒していく

 

そんな、RPGの魔王になることが出来る

数少ない作品でしたね。

 

 

ぶっちゃけて言いますと

 

トラップを強化するよりも、モンスターを強化した方が

 

圧倒的に楽だったのは、内緒にしておきます。

 

 

 

[ストーリーでいうと、ほとんど救いがない]

 

このゲームですが、始まりの展開は本当に暗いです。

 

それはもう、プレイステーションの中でも

トップクラスのダークな雰囲気でした。

 

そんなゲームなのですが

子供の為に発売されている作品ですからね

「とか言いながらも、どこかで明るくなっていくんでしょ」と

勝手に思っていました。

 

しかしどうでしょうか

ゲームが進んで行くにつれて

ドンドンと気持ちの悪い展開へと進んで行きます。

 

最初は、復讐の為に頑張っていたはずなのに

 

どんどん冒険者が襲ってきて

 

どんどん主人公の精神を破壊していき

 

どんどん駄目な方向へ転がって行く

 

こんな、トラウマ確定の奥深さがありました。

 

 

マルチエンディングなので

複数の結末が用意されてはいるのですが。

 

基本的には救いのない終わり方なので

「こんなゲームが、初期のプレイステーションを引っ張って行ったのか…」

と思った時に

 

「意外と初期のプレイステーションも狂っていたんだな…」と

理解しましたね。

 

 

救いのないストーリーと

 

冒険書を排除するというバイオレンスな展開

 

この融合が、好きなゲームだといえなかった理由でしたね。

 

 

初代刻命館と

リンダキューブアゲインだけは

 

打ち解けた人にしか好きだと言えませんでしたとさ…。

 

 

 

刻命館のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

プレイステーションを代表する

 

イカレタストーリーとイカレタシステム

 

こんな素晴らしさをお楽しみください。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

勇者を成敗する

 

だってあなたは魔王だから

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが、今でも続く大人気シリーズです。

 

ただ、今の刻命館がどうなっているのかと言いますと

 

完全に「萌えゲーム」と化してしまいました。

 

基本的には刻命館なのですが

登場するキャラクターがとんでもなく可愛らしくなっていまして

 

めちゃくちゃ綺麗な主人公

 

冷徹なツンデレキャラクター

 

知的なキャラクター

 

こんな感じで

 

完全にギャルゲーの様なキャラクターを操作して

 

人間を排除する

 

更にディープな作品に仕上がっていましたね。

 

 

初代からのファンにとっては、衝撃的でしょうし

 

最新作からのファンにとっても、初代は衝撃的だったでしょうね。

 

今ではゲームアーカイブスで

初代刻命館が配信されていますので

 

バイオレンスが好きなら初代を

 

バイオレンスと萌えゲーがすきなら最新作をお楽しみください。

 

 

ゲームの雰囲気は…ゲームの中でもかなり暗め

 

ゲームのシステムは…今でも続編が発売している程の 人気システム

 

ゲームの難易度は…パッケージの見た目とは裏腹に 比較的簡単

 

プレイした後には…100%落ち込む

 

 

プレイステーション屈指のクレイジー作品

 

初代刻銘館をお楽しみください

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

面白いゲームだけど、人には絶対にお勧めできない危なさがある

刻命館

 

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