レトロゲームとマンガとももクロと

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ゲームバランスは最悪 というか地獄 でも潜在能力はすごいRPGなんだよな… 貝獣物語

戦闘のバランスが悪いからこそ、最高にドキドキ出来るんでしょうね

 

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[もしかしたら、この近くに仲間が居るかも  忘れかけていたピュアさを思い出す]

[貝獣物語  ナムコ  ファミコン]

1988年発売  ジャンル RPG  参考価格500円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  20時間

このゲームに対する世間の評価  4人の主人公で楽しめるなんて画期的

どんな人におすすめ?  ピュアな気持ちを忘れている人におすすめ

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

RPGというのは

どうしてあんなにも面白いのでしょうかね。

 

モンスターを倒す喜ぶ

 

お金を稼ぐ喜び

 

レベルアップに励むコツコツ感

 

全ての要素が最高ですよね。

 

 

しかし、最近のRPGは複雑なシステムも多く

その複雑なシステムに慣れる前に

違うゲームを遊びたくなってしまいます。

 

「エンディング画面を観てないけど、新作ゲームがでたから…もういいや」です。

 

そんな時は

ファミコンのRPGにまでさかのぼることで

 

シンプルなゲームを楽しむのが良いのかも知れませんね。

 

 

そんな今回の、仲間を探すという昔ながらの面白さが最高

貝獣物語の感想です。

 

 

 

貝獣物語とはどんなレトロゲーム?

 

この貝獣物語ですが

1988年にナムコから発売された

ファミコン専用のRPGでした。

 

 

ゲームの目的は

4人の離れ離れになっている勇者を集めて

「大魔王ファットバジャー」を倒すために大冒険へと出かけて行く…。

こんな目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなRPG作品で

まんまドラゴンクエストといった感じでした。

 

「だったらドラクエを遊べば良いのでは?」とお思いでしょうが

そこは貝獣物語の味があるんですよね。

 

このゲーム最大のセールスポイントとしましては

 

主人公の目線を変える事が出来るという

斬新なシステムでした。

 

普通のRPG作品では

主人公が見た世界を冒険するものです。

 

しかし今回の貝獣物語では

「4人の主人公」を交互に操作しながら

そのキャラクターごとの冒険を楽しむことが出来ました。

 

火の勇者のレベル上げに飽きてきたなと思ったら

 

「ぱす」というコマンドを使う事によって

 

新たな勇者の世界から始まるという物でした。

 

アドベンチャーでは

「街」「428」などのゲームで

主人公の目線を変え進める、ザッピングシステムは搭載されている物ですが。

 

まさか、RPG作品で

 

しかも、いつでも好きなタイミングで

ザッピング出来るというのは

 

当時としては、かなり画期的だったのではないでしょうか。

 

さらに凄いのが、

特技として、「どこでもセーブできる」というシステムも搭載されていました。

 

今までは教会に行かなければセーブ出来なかったのに。

 

ダンジョンだろうが

フィールドだろうが

どこででも好きな場所でセーブできるのですから

「このゲームは時代を先取りしていたんだな」と改めて思いましたね。

 

 

1人では弱かった勇者達

 

お互いに切磋琢磨してレベルを上げて

 

各地に居る仲間と出会い

 

皆で大魔王を倒しに行く。

 

そんな、「今のRPGは少し複雑過ぎだよね…」という人にこそ遊んでほしい

シンプルながらも、奥深すぎる作品なのでした。

 

 

 

貝獣物語の感想でもあり レビューでもあり

 

[戦闘のバランスはかなり悪い…でも面白い]

 

このゲームですが

ゲームバランスで言いますとかなり悪いです。

 

難しいゲームというよりも

戦闘のバランスが悪いために

「レベル上げに時間が掛かってしまう」タイプの作品でした。

 

レトロゲーム特有の

戦闘バランスをきつめにして、プレイ時間を水増しする

 

こんな作品でしたので

 

レベルを上げなければ瞬殺されてしまうほど敵が強いんです。

 

それこそ

次の街に行くまでに1時間は掛かるくらいの

雑魚敵の強さでした。

 

更に、敵が出てくる境界線があいまいなので

 

ここまでは

ギリギリ倒せる絶妙なバランスのモンスター

 

その1歩先は

3レベルは上げないと絶対に倒せない凶悪なモンスターといった感じで

 

常に、死と隣り合わせの冒険でした。

 

基本的には

そのフィールドのモンスターを一撃で倒せない限りは

「絶対に遠出をしない」というのを自分に言い聞かせていましたね。

 

そんなきついバランスの中で

最も困るのが

 

毒というステータス異常にありました。

 

他のRPG作品と同じく

「歩くと体力が減る」というタイプの

オーソドックスな毒の効果にプラスして

 

攻撃力が半減するという

未だかつてない最悪の効果までありました。

 

この効果が

どのくらい最悪なのかと言いますと

 

毒消しを持っていない状態で

毒になるという事は

 

「自分のレベルが半減する」のと同じ意味を持っていました。

 

さっきまではレベル8

毒になった瞬間にレベルが4にまで下がる

こんなスパルタ仕様でした。

 

なので、道具袋には

常に毒消しを入れておかなければいけなかったのが、残念でしたね。

 

この部分さえ除けば、かなり楽しめる作品だったと思います。

 

 

昔ながらのRPG特有の

 

レベルが上がって行く楽しさ

 

新たな魔法を覚える楽しさを味わえますので

 

毒の部分さえどうにかなれば、かなりの名作ゲームでしたね。

 

 

 

[ここに仲間が居るのかも知れない こんなドキドキ感は最高]

 

このゲームは

戦闘のバランスが悪いのですが

 

仲間に出合えるのはかなり時間が経ってからでした。

 

普通ならば

この戦闘バランスを楽にするために

 

簡単に仲間になるのが普通なのですが。

 

ずっと1人の状態で進んで行きます。

 

ですので、仲間が加入するまでは

1対3とか、1対4でモンスターと戦うのが当たり前でした。

 

その結果が

これでもかとレベルを上げなければ先に進めなかった訳ですね。

 

 

そんな状況だったので

早く仲間を探したい訳です。

 

そんな時に、ある不思議な事が起こるんですよね。

 

普通はフィールドを進めば

敵の強さが上がっていくのが当たり前です。

 

しかし、不思議とどんどん弱くなって行きます。

 

経験値が40貰えていたのに

 

経験値が20に下がり

 

経験値が10に下がり

 

最後は経験値が3くらいまで下がります。

 

最初はパニックになります

「え?なんで経験値が下がっているの?」と。

 

しかし、これこそが、この展開こそが

貝獣物語を遊んでいる時の最高の瞬間なんですよね。

 

パニックになりながらも

 

目の前にある、見たことも無い街に入ると

 

「念願の仲間が居る」という、最高の展開だったんですよね。

 

このゲームでは

ザッピングシステムを楽しんでも良いのですが

 

一人の勇者のレベルをガッツリ上げて

 

他の勇者を迎えに行く方が効率的でした。

 

中途半端に冒険するよりも

ガッツリレベル上げをする

 

こんな当たり前が、最大の攻略法でした。

 

基本的には

勇者を切り替えて遊ぶため

 

勇者が旅立つ街の近くのモンスターは

弱めにしなければいけなかったわけです。

 

その結果、モンスターがどんどん弱くなって行き

「この近くに新しい仲間が居るのかも知れない!!」という

最高の展開になったわけです。

 

私は、ゲームの攻略情報は最後まで取っておくタイプなので

 

どこに仲間が居るのか?を分からない状況で探す快感は

 

今の時代のRPGにも負けないくらいの

凄さがありましたね。

 

 

 

貝獣物語のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

主人公が4人いる

 

しかもいつでも好きなタイミングでチェンジできる

 

しかもどこでもセーブ出来る

 

こんな優しいシステムなのにヌルゲーにはならない

 

鬼ムズなゲームをどうぞ

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

最初は本当に弱いです

 

しかし、レベルが上がればいい感じで戦えるようになります。

 

もう1レベル上げれば、圧倒出来るようになります。

 

この快感は、いまのRPGにはない

素晴らしいところだと思いますね。

 

まあ、基本的には

これでもかとぼこぼこにされるのですがね。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームは

1988年というファミコン中期の作品でした。

 

ファミコン中期の作品という事もあり

沢山の実験的なシステムが搭載されていたのでしょうね。

 

そんな沢山のシステムを

心から楽しませたかったのならば

 

どうして戦闘のバランスを調整しなかったのか。

 

そんな、物凄く惜しかった作品でもありました。

 

後にスーパーファミコンでも発売される

大人気シリーズへとかけ上がっていきましたので

 

潜在能力としては文句なしだったのでしょうね。

 

 

数多くのRPGに多大な影響を与えた 

 

システムの面では優等生な作品

 

バランスはちょっとヤバすぎ

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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