レトロゲームとマンガとももクロと

レトロゲームとマンガとももクロと

キャプテン翼の世界感を上手く表現しながら ゲームの完成度も完璧 キャプテン翼2

途中で流れる アニメーションの完成度が異常

 

[テクモシアターという言葉は このゲームの為にある]

[キャプテン翼2・スーパーストライカー  テクモ  ファミコン]

1990年発売  ジャンル スポーツ・シミュレーション  参考価格500円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  20時間

このゲームに対する世間の評価  濃厚なシミュレーションゲームでしたね

どんな人におすすめ?  全てのキャプ翼ファンに遊んでほしいな

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

漫画がゲーム化されるときに

最も困るのが

ストーリーをガッツリ変えられることでしょうね。

 

「私のドラゴンボールはこうじゃない」とか

 

「ハンターハンターのゲームは、どうして狂っているのか?」とか

 

大好きな作品ほど

原作ストーリーのまま進んで欲しいと思いますよね。

 

しかし、中には

「ゲームのストーリーが良かったから、このまま原作にして欲しい」

こんな作品もありますよね。

 

 

そんな今回の、この素晴らしいストーリーで 原作漫画を書いてほしい

キャプテン翼2・スーパーストライカーの感想です。

 

 

 

キャプテン翼2とはどんなレトロゲーム?

 

このキャプテン翼2ですが

1990年にテクモから発売された

ファミコン専用のシミュレーションゲームでした。

 

前作の「キャプテン翼」では

サッカー漫画のゲーム化でありながら

「シミュレーションゲーム」というジャンルに斬りこんだ

異端児的な作品でした。

 

発売する前は、みんな思っていたはずです

「キャプテン翼のゲームなら、スポーツゲームでしょ」と。

 

しかし、発売されたゲームを遊んだ瞬間に

「キャプテン翼は、やっぱりシミュレーションゲームだよね」なんて

子供たちの心をがっちりと掴んで離さない

超名作ゲームになりました。

 

 

そんなキャプテン翼が

大幅にパワーアップして帰って来たのが

今作の「キャプテン翼2・スーパーストライカー」なのでした。

 

 

ゲームの目的は

前作では中学生だった、主人公の「大空翼」君が

高校生になって、ブラジルにサッカー留学するところから始まります。

 

今までは

日本という国で、ライバル達と切磋琢磨していた翼君が

世界的なサッカー選手を目指して、サッカー王国で成長していく…。

 

こんな目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

シミュレーションゲームにサッカーの要素をプラスした

画期的なシステムでした。

 

画面には

小さなサッカーフィールドが表示されていまして

その上を、背番号とサッカーボールが動くという

とてもシンプルな画面でした。

 

サッカーボールに背番号が重なると

コマンド選択式の戦闘シーンに移行する等

シミュレーションゲームでありながら

スポーツゲームを楽しめる。

 

更に、「コマンド選択式のRPG」までもが楽しめるのですから

一石二鳥どころか

一石三鳥という素晴らしさがありました。

 

攻撃側は

「シュート」「パス」「ドリブル」こんなコマンドの中から

今の状況で、どのコマンドが良いのか?を考えて行動します。

 

ゴールに近ければ、シュートを選択

 

相手に囲まれていたら、フリーの味方にパス

 

相手が1人で攻めてきたら、ドリブルで颯爽と駆け抜ける

 

防御側は

「タックル」「ブロック」「なにもしない」などのコマンドを選んで

相手に対抗していきます。

 

今作からは

ファールという当たり前のルールが搭載されましたので

 

ゴール前では

ファールをしない様に考えなければいけないのも

ゲームの戦略性をパワーアップさせていました。

 

原作で強力だったキャラクターの場合は

「ドライブシュート」「ドライブパス」「ツインシュート」など

必殺技を打つ事が出来ますので。

 

とにかく

強力なキャラクターにパスをして

必殺シュートを撃ちまくるゲームでした。

 

勿論、相手のエースストライカーも

必殺シュートをバンバン打ち込んできますので

まさに、ド派手なサッカーゲームを楽しむことが出来ました。

 

 

前作で好評だった

レベルアップの概念も健在でして

試合を戦うごとに、キャラクターのレベルが上がっていきます。

 

最初は弱かったチームメイトが

レベルが上がっていくごとに

 

豪快なシュートを打つ事が出来たり

 

バンバン相手のボールをカットしたり

 

ドリブルのスピードが上がったり

 

どんどん頼もしくなって行きますので

とにかくレベルを上げるために、ゲームを進めるのが面白かったです。

 

 

日本一で留学して行った翼君が

サッカー王国でライバル達と出会い

また日本に戻って、全世界のライバル達と戦いを繰り広げていく。

 

こんな、原作のストーリーとは少し違う

もう一つの、キャプテン翼を楽しむことが出来る

ファンの間では伝説的な作品なのでした。

 

 

 

キャプテン翼2の感想でもあり レビューでもあり

 

[テクモシアターはこのゲーム為にあった]

 

このゲームですが

ストーリーが進んでいく中で

沢山のライバル達と出会っていきます。

 

「つばさ、お前のドライブシュートは、俺には通用しない」

こんな宣戦布告を

相手のゴールキーパーに受けてしまいます。

 

そして、次の試合では

本当にドライブシュートが通用しませんので

「なにか新しい必殺シュートが無いのか」と考えます。

 

「そうだ、オーバヘッドキックに、ドライブシュートをプラスすれば良いんだ!!」

 

こんな感じで

どんどん使用できる必殺シュートが増えていくのが最高でした。

 

そして、この一連の流れが

「テクモシアター」と呼ばれる、物凄いグラフィックで表現されます。

 

ファミコンでありながら

まるでアニメでも見ているのではないか?

こんな凄さがありました。

 

 

テクモシアターは

「忍者龍剣伝」で一躍有名になりましたが

このキャプテン翼2で、完全に覚醒していましたね。

 

特に痺れるのが

最強の必殺シュートである

「サイクロンシュート」を閃くシーンで。

 

雷が鳴り響く、土砂降りの中で

サイクロンシュートを完成させるのは、本当に痺れました。

 

数年ぶりに、あのシーンを見ましたが

やっぱり凄かったですね。

 

リアルタイムで体験していたら

キャプテン翼の虜になっていた、それくらいの破壊力がありましたね。

 

 

 

[生半可な気持ちではクリア出来ない ボリューム感の多さ]

 

このゲームですが、前作よりも相当長いです。

 

前作では、レベル上げの時間を含めても10時間程度で

エンディング画面を見る事が出来たと思います。

 

その時に少しだけ思っていました

「もう少しボリューム感があれば良かったな」と。

 

そして、今作をプレイしてビックリしましたね。

 

まさかの、「前作の2倍以上の試合」を楽しめる様になっていたとは。

 

 

確かに、前作では

試合に負けて経験値を貯めて

キャラクターのレベルを上げて

また相手に挑んで、またレベルが足りなくて…。

 

こんな感じで

何度も繰り返し試合を行って

自分たちのレベルを上げなければ、クリアは不可能でした。

 

ですので、ボリューム感は少ないけど

ゲームのプレイ時間は、長めになる

こんな感じの作品だったと思います。

 

しかし、今作では

そんなバランスが

遊びやすく調整されていましたので

 

そこまで、無茶なレベル上げに時間を費やさなくても

クリア出来る様になっていました。

 

そのぶん

ゲームのストーリーに集中出来ましたので

余計に満足感が上がっていましたね。

 

 

それでも、後半になってきますと

レベル上げをしなければ、苦戦する場面もあるので。

 

プレイ時間としては

かなり長めになると思います。

 

前回よりも

かなりスムーズに進んで行くのに

 

ボリューム感が大幅にアップしていましたので

プレイ時間で言いますと

「20時間から25時間程度」は掛かりましたね。

 

ですので

時間が空きそうな長期の休みの時に

みっちりと遊ぶのをお勧めします。

 

ももクロのDVDを延々かけながら

キャプテン翼2を、とにかく遊んでいた時期を思い出して

今回の感想を終わらせていただきます。

 

 

 

キャプテン翼2のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

キャプテン翼の世界感を上手く表現している

なおかつ、ゲームの完成度も完璧

こんなゲームがファミコンで楽しめる

 

ああ素晴らしい。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

スポーツゲームでありながら

RPGの様なレベル上げの作業が最高でした

 

雑魚選手を、せっせとレベル上げして

いつの日か翼君を超える

エースストライカーに育て上げる

 

こんなやりこみ要素をお楽しみください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームですが

控えのメンバーだけでクリアを目指したり

極力レベルを上げないで、初期パラメータに近いまま進めるなどの

制限プレイが流行っていたそうです。

 

私の場合は

ガッツリレベルを上げて

圧倒的に勝ちながら進むのが大好きでしたので

それほど苦労はしませんでしたが。

 

最後に出てくる

「コインブラ」という

「ジーコ」さんがモデルの、とんでもない能力の選手には

コテンパンにやられましたね。

 

なので、いかにあのエースストライカーを封じるのか?

が重要なのかも知れません。

 

低レベルクリアを目指すならば

軽く100時間は掛かると思いますので

興味がある方は、この伝説にチャレンジしてみてください。

 

 

オリジナルの原作ストーリーが 最高に痺れる

 

そんな偉大な作品をどうぞ

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

普通にクリアを目指しても20時間以上掛かる 大ボリュームの作品

キャプテン翼2・エースストライカー

 

それこそが、今急いで500円で買う理由です

 

こちらから購入できます