レトロゲームとマンガとももクロと

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エルファリア 究極のクソゲーかと思いきや まさかの大好物なシステムに感動

理解するまではクソゲー ゲームのシステムに慣れれば 超絶おもしろい

 

[99%のアイテムが装備できるという ハック&スラッシュの究極系]

[エルファリア  ハドソン  スーパーファミコン]

1993年発売  ジャンル RPG  参考価格290円

 

記事のネタバレ度 高め

攻略に必要なプレイ時間  25時間

このゲームに対する世間の評価  意味わかんなくて 速攻で売ったよね

どんな人におすすめ  ハクスラ系が大好きな人にとったら ご馳走になるかも

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

皆さんは「ハック&スラッシュ」というゲームジャンルを御存知でしょうか。

 

ストーリーを重視するよりも

レアアイテムの発掘とレベルアップに重点を置いた作品で

「ウィザードリィ」や「ディアブロ」などが該当すると思います。

 

「モンスターが強すぎて、ダンジョンが進めないんですけど…」の答えが

 

「だったら、レベルを上げろ!!」

「だったら、宝箱を開けまくれ!!」こんな豪快な作品です。

 

最初は数メートルしか進めなかったダンジョン

 

その数メートルで必死にレベルを上げる

 

その距離が徐々に伸びていく

 

こんなに強くなったんだな…

 

そして、また強敵が現れる。

 

こんな一連の流れが最高です。

 

 

物語なんておまけ

 

究極の戦士を誕生させたい

 

こんな願望を叶えてくれるのが、ハクスラ系と呼ばれるジャンルだと思います。

 

 

私も、こんなジャンルが大好物でして

いまだにディアブロやルナドン3などを遊んでいます。

 

そんな人たちに

最高にお勧めしたい作品を見つけてしまったんです。

 

 

世間の評価では、究極のクソゲーと呼ばれているのに。

 

 

いざ遊んでみると、まさかの名作だった。

 

 

ただクソゲーと呼ばれる理由も理解できる。

 

 

果たしてその理由とは?

 

 

そんな今回の バランスさえ良ければ 伝説になれたRPG

エルファリアへの5000文字のラブレターです。

 

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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エルファリアとはどんなレトロゲーム?

 

このエルファリアですが

1993年にハドソンから発売された

スーパーファミコン専用のRPG作品でした。

 

 

ゲームの目的は

 

金髪の青年剣士「パイン」を操りまして

 

全国に散らばっている英雄たちを探し出し

 

魔物に支配されている世界を救いだしていく。

 

こんなシンプルな作品でした。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなRPG…なんて事は無く

 

エルファリア独自のシステムが搭載されていました。

 

 

まずは戦闘のシステムです。

 

このゲームでは

4人で1つのパーティーになっています。

 

戦士2人

魔法使い1人

僧侶1人という構成で。

 

この4人がオートで戦いまして

プレイヤーは指示を出すという感覚でした。

 

アイスの魔法で攻撃したり

ダウンの魔法で能力を下げたり

ラックの魔法で能力を上げたりします。

 

回復魔法はピンチになると唱えてくれますので

指示する必要はありませんでした。

 

弱い敵には魔法を節約して進む

 

ボスクラスには全精力を注いで撃破する

 

こんな楽しさがありました。

 

 

次にレベルアップのシステムです。

 

このゲームでは経験値という概念がありません。

 

RPGなのに、経験値もお金もない独特なシステムでした。

 

では?どうやってレベルを上げるのか?

 

街を開放してレベルアップさせていきます。

 

街には巨大ボスが居座っていまして

街の人々を困らせています。

 

そのボスを倒すことで、レベルが上がるシステムでした。

 

そして、このシステムこそが

沢山のプレイヤーを困らせた理由でもありました。

 

レベルさえ上げれば

どんな人でもクリアできるのがRPGの魅力です。

 

そんなゲームなのに

ボスを倒さないとレベルが上がらない。

 

「いや?ボスを倒せないから困ってるんですけど?」というゲームでしたね。

 

 

そして最後のシステムが

「ほぼすべてのアイテムを装備できる」というシステムです。

 

このゲームには「メルド」と呼ばれるシステムがありまして

このメルドを使用することで、アイテムの能力を自分に憑依させます。

 

今までのRPGならば

剣を装備して

盾を装備して

鎧を装備して

帽子をかぶって

ブレスレットを付けて

「さあ冒険に出発だ!!」でした。

 

しかし、今作のエルファリアでは

ソードをメルドして

メイルをメルドして

どくけしそうをメルドして

ガーリックをメルドして

本をメルドして

なんて感じで、アイテムの制約がありませんでした。

 

と言いますか

ダンジョンで使用できるアイテムが

ライフを回復させる「ハーブ」だけでしたので。

 

入手できる、全てのアイテムが

装備品の役割なんですよね。

 

 

しかも、今までの常識を破壊しまして

ソードをメルドして

ソードをメルドして

ソードをメルドしてなんて感じで

 

ソードだけのパワフルな戦士とか

ロッドだけのインテリ魔法使いとか

自分好みのキャラクターに出来るのは最高でした。

 

基本はバランス型が良いのですが

 

特化型にして、

やるかやられるかのリスキーなキャラにする

こんな楽しみ方も面白かったです。

 

 

パーティー4人のバランスを考える楽しさ

 

どうやってボスを倒すのか?を考える楽しさ

 

入手したアイテムを手当たりしだいにメルドする、中毒性

 

こんな、ゲームシステムに慣れさえすれば

相当面白い、摩訶不思議なRPGなのでした。

 

 

 

エルファリアの感想でもあり レビューでもあり

 

[全てのモンスターがアイテムを落とす そんな興奮]

 

このゲームを遊んでいて、最高に楽しかったのが

モンスターがアイテムを落とすところでした。

 

モンスターが出てきます

 

しかし、経験値もお金も入手できません

 

では何故戦うのか?

 

モンスターのお宝目当てです。

 

ダンジョンには宝箱もあるのですが

その数はとても少なく。

 

基本は、

モンスターのドロップアイテムでキャラクターを強化していく訳です。

 

この部分にこそ、

ハック&スラッシュの血が流れていると思います。

 

 

最初は本当に苦戦します。

 

一度戦っただけで、もはや絶滅寸前です。

 

しかし、そんな死闘の結果

ガーリックを手に入れました。

 

まさかのニンニクです。

 

さっそく魔法使いにメルドします。

 

魔力と防御力が上がりました。

 

たった一回戦っただけなのに

魔力と防御力がアップする。

 

この楽しさがヤバ過ぎました。

 

 

「5か所しかメルドできない」という制限があるので

無限に強くなる訳ではないのですが。

 

今まではハーブをメルドしていたので

少しだけ強くなりました。

 

次のモンスターを倒すと

ソード02を手に入れました。

 

今まではソード01でしたので

それはもう集めまくりました。

 

こんな積み重ねが

戦力アップに繋がって行くんです。

 

ソード01をすべてソード02に変える、

たったこれだけで、大幅な戦力アップになりますからね。

 

楽しいという言葉しかありませんでした。

 

 

普通のRPGならば

お金を稼いで、装備を購入してという流れになるのに。

 

まさかの、モンスター自体が装備を持っていますからね。

 

ただモンスターを狩るだけでいい、

こんなシステムが最高に嬉しかったです。

 

 

最初は

ソード03とか

メイル03とか

ジンジャーとか

ナイトシェードとか

あまり強そうなアイテムは無いのですが。

 

後半は

ソード20とか

ロッド20とか

プラチナとか

キメラの角とか

スケイルアーマーとか

ダブルアックスとか

ムラマサブレードとか

「絶対に強いじゃん!!」なんてアイテムがガンガン手に入りますので

早く次へと進みたくなる訳です。

 

アイテムを稼いで、最強状態にしてボスを倒す

 

次の街に行くと、今まで以上に強力なアイテムが転がっている

 

そのアイテムを全身にまとい、またボスを倒す

 

次の街に行くと…。

 

こんな繰り返しが本当に楽しく

「エルファリアは、究極のハクスラなのかもな?」と思うのでした。

 

「日本一ソフトウェア」のゲームもこんな感じなので

「ディスガイアシリーズ」とかが好きな人にとっては

最高の作品かも知れません。

 

 

最強装備を身にまとう

 

次のボスに、全く歯が立たない

 

最強装備をバンバン捨てる

 

だって、もっと強い装備が拾えるから…。

 

こんな豪快さをお楽しみください。

 

 

 

[このゲームがクソゲーと呼ばれている理由]

 

私はこのゲームを名作だと思います。

 

ただ、不満点が無いのかといえば

沢山あります。

 

まずはエンカウント率の髙さです。

 

ビビる位モンスターが出てきます。

 

簡単に逃げられますので

戦いたく無ければ、逃げればいいのですが

それでも出まくりでした。

 

そして、このゲームですが

モンスターの強さが半端ないです。

 

モンスターには弱点が設定されており

その弱点のパーティーで進んで行くのが定石なのですが。

 

それでも辛かったです。

 

逆を言えば、弱点じゃないパーティーで行けば

まず勝てません。

 

この部分が第一の不満でした。

 

 

次に、ボスの強さでした。

 

章の最後には

そのエリアを支配している巨大ボスとの戦いになるのですが

この巨大ボスが、まあ強かったです。

 

特に最初の章のボスである

「ヨピナス様」というボスなのですが

マジで強かったです。

 

このボスを倒すだけで1時間ほど停滞しました。

 

確かに、

章のラスボスなので

強いのは当たり前なのですが。

 

幾らなんでもという強さでしたね。

 

ただ、メルドのシステムが面白かったので

諦めないで頑張ることができました。

 

なので、

このヨピナス様で諦めた人は大勢いたでしょうね。

 

 

最後の不満点は

敵が街を奪いかえしに来ることでした。

 

このゲームでは

街から街へと移動しながら進んで行きます。

 

敵も思うのでしょうね

「あれ?あの街ががら空きだぞ?」と。

 

そうすると、敵が進行してきまして

キャラクターが居ないと、また制圧されてしまいます。

 

これが面倒でした。

 

街の数だけレベルが上がりますので

敵に奪われた瞬間に、レベルが下がります。

 

まさか、エナジードレインを喰らうとは思いませんでした。

 

対処法としましては

攻めてくる場所にパーティーを常駐させておいて

 

それ以外のパーティーで

街を開放していくという流れになっていました。

 

本来ならば、

攻め込んで来る敵の街に

いち早く突撃したいのですが。

 

順番通りに街を開放して、

ようやくクリアできる強さだったりしますので

結局は後回しにするしか無かったりするんですよね。

 

RPGなのに

まさかの信長の野望のドキドキ感

 

こんな部分が辛かったです。

 

 

おそらく、エルファリアを諦めた人は

この3つのどれかに該当するのではないでしょうか。

 

先に進みたいのに

スパルタすぎるシステムのお蔭で、全く進めない。

 

本当に惜しいなと思いました。

 

 

 

 

[そんなバランスを破壊する カーラモンが強すぎる]

 

このゲームですが

モンスターには3種類の属性が設定されていました。

 

天魔

地魔

人魔

こんな3種類の属性で

 

天魔には火のパーティーが効果的

地魔には土のパーティーが効果的

人魔には弱点が無い

 

こんな設定でした。

 

こんなゲームでしたので

それぞれのボス用に、まんべんなくチームを強化していくといった流れでした。

 

 

主人公のパインは水の勇者

 

次に仲間になるアルディスは火の勇者

 

3番目に仲間になるカーラモンは土の勇者

 

最後に仲間になるシーナが風の勇者

 

こんな展開なのですが、

3番目に仲間になるカーラモンが強すぎました。

 

それぞれのパーティーには特徴があるのですが

土のパーティーは「圧倒的な破壊力」が売りでした。

 

この破壊力が何をもたらすのか?

 

弱点なんて関係なくなります。

 

 

ここはパインで攻めるのかな?

 

ここはアルディスで攻めるのかな?

 

ここはシーナで攻めるのかな?

 

いいえ、全部カーラモンで行きましょう。

 

これ程の強さでした。

 

なので、クリア出来ない所はカーラモンに頼り

けそうな所は、ストーリーの展開通り行きましょうという感じでした。

 

 

主人公の親のかたきが出てきます、

本来ならば、主人公パーティーでかたき討ちに行くのが普通です。

 

ただ、カーラモンたちに最強装備をバンバン与えていますので

無視してカーラモンで行くのもありでした。

 

というか、大抵の人はそうだったでしょうね。

 

 

エルファリアを諦めてしまった人の

もう一つの理由としましては

このカーラモンの強さに気づかなかったからというのもあります。

 

なので、

「エルファリアって激ムズだよね」という人は

カーラモンに注目して遊んでみてはいかがでしょうか。

 

きっと、

「あれ?エルファリアって簡単だね!!」なんて思えるのではないでしょうか。

 

 

そんな、ゲームバランスを破壊してしまうほどの

強力パーティーをお楽しみください。

 

 

 

 

エルファリアのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

究極のクソゲー

 

こんな言葉を与えられるゲームは

数少ないと思います。

 

そして、このエルファリアも

そんな数少ないソフトの一本だと思います。

 

しかし、今の時代にガチで遊ぶ事で

評価が180度変わりましたので

 

当時諦めてしまった人にこそ

遊んでほしいなと思います。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ゲームの音楽はZガンダムの人

 

イラストはファミ通の人

 

ゲームのシステムもハクスラ系で大好物

 

RPGなのにSF的なストーリーはかなり斬新

 

ただ不満点も沢山ある

 

そんな全てを含めて愛してください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

完璧なゲームなのか?と聞かれると

 

まあ、癖は強いよねと答えます

 

クソゲーなんでしょ?と聞かれたら

 

そんな事は有りません!!と答えます

 

今遊んだ方が良いの?と聞かれれば

 

スーパーファミコンを買ってでも遊んでください!!と答えます

 

 

スーパーファミコンを買ってでも絶対に遊んでください

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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