けっこうガチな 裏サクセスが熱すぎる
[野球を知らない人でも楽しめる そんなゲームをあなたに贈る]
[パワプロクンポケット２ コナミ ゲームボーイ]
２０００年発売 ジャンル 野球 参考価格４００円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 ２時間
このゲームに対する世間の評価 バカなのだけど 真面目でもある そんなゲーム
どんな人におすすめ 野球を知らなくても 最高に楽しめます
バーチャルコンソールで配信なし
皆さんは、
友達がゲームをしている時は何をしていましたか？
今の時代ならば、
スマホをいじるというのが王道の答えだと思いますが。
昔はスマホもありませんでしたからね、
マンガを読むか、友達のプレイを見ているか、だったと思います。
私は、友達のプレイを見ている派で。
延々と友達のＲＰＧを見ていられるタイプでした。
そんな思い出を、
このゲームを久しぶりに遊んで、思い出しましたね。
そんな今回の 野球を知らない友達でも 最高に盛り上がれる
パワプロクンポケット２の感想です。
パワプロクンポケット２とはどんなレトロゲーム？
このパワプロクンポケット２ですが、
２０００年にコナミから発売された、
ゲームボーイ専用の野球ゲーム作品でした。
（ゲームボーイアドバンスに１・２でリメイクされました。）
実況パワフルプロ野球という、
王道の流れとは少し外れまして。
パワプロクンポケットという、
新たなシリーズとして誕生しました。
初代であるパワプロＧＢでは、
サクセスモードという、魅力的なシステムが搭載されておらず、
普通の野球ゲームとしての評価でしたが。
パワプロクンポケットというシリーズになってからは、
サクセスモードを楽しめるようになりまして。
今まで通りのパワプロを楽しめるようになっていましたね。
そんなゲームの目的は
とんでもないダメ球団
ドリルモグラ―ズの選手として入団した主人公が
沢山の苦難を乗り越えながら、
プロ野球選手として生活していく。
プロ野球編
戦時中の日本にタイムスリップした主人公が、
何故か兵士として徴兵される事になり
生きるか死ぬかの生活を繰り広げていく
戦争編
こんな二つのサクセスを楽しむのが目的でした。
表のプロ野球編
裏の戦争編
こんな棲み分けになっていましたね。
ゲームのシステムは
オーソドックスな野球ゲームで。
今まで通りのパワフルプロ野球を体験出来ました。
携帯ゲーム機ということもあり、
簡略化されている部分もありましたが。
基本的には、パワプロの世界を満喫できました。
ペナントレースなどの要素は無く
選手を作成する
サクセスモード
対戦
ミニゲームをあそぶ
おまけ
こんなシンプルなシステムになっていました。
しかし、これでいいんです。
このゲームのメインは、
あくまでも、サクセスモードを楽しむことでしたから。
他の要素で、データの容量を使うのならば、
全てを削って、サクセスモードに全力投球する。
こんな開き直りも、
パワプロクンポケットというシリーズが
大成功した理由だったのかもしれません。
真面目なサクセスが売りの
実況パワフルプロ野球
基本はバカなのだけど、流れる雰囲気は文句無しの
パワプロクンポケット
こんな流れが決まった、
記念すべき作品なのでした。
ここからは、ゲームの感想に続いていきますので
このゲームの存在を知って
「新鮮な気持ちで遊びたい！！」と言う人は
閉じてもらっても構いません。
その場合は、ゲームを遊んでから
改めて、感想の部分を読んでもらえると幸いです。
こちらから購入できます
パワプロクンポケット２の感想でもあり レビューでもあり
[戦争編という 面白すぎるサクセスが凄い]
このゲームですが、
未だに根強い人気を誇る作品です。
それは何故なのか？
裏のサクセスである、
戦争編が面白すぎたからでした。
今までは、野球選手としてゲームを楽しんでいました。
しかし、この戦争編では、
補給部隊の日本兵として、ゲームを体験して行きます。
後のシリーズでも、
「ＲＰＧのファンタジー世界」であったり、「忍者の世界」であったり、
野球選手とは程遠い世界がありましたが。
その始まりと言っても過言ではないのが、
今作の戦争編でしたね。
やることはシンプルです
各地にある前線に移動して、
安全、普通、危険、
こんな三つの任務をこなしていきます。
危険な程、貰える経験値が増えますので、
どこまでせめて、どこからは安全に行くのか？と言うのを、
その場その場の状況に応じてクリアして行くゲームでした。
これが、今のサクセスならば、
おバカな要素が盛り上げてくれるのでしょうが。
昔のパワプロクンポケットは違いまして、
結構なシリアスな展開が襲ってきます。
ゲリラに撃たれて瀕死の重傷を負わされる
空腹で雑草を食べたら、「赤痢」になった
蚊に刺されてマラリアになった
そして、体力を削られて、
無念の死をとげてしまう。
こんな一連の流れを、
小学生や中学生に体験させる。
明らかにヤバい作品になっていましたね。
「戦争編を考察する」というサイトもありまして、
「この事件のモチーフは」なんて感じで、
リアルな出来事だったというのも怖いですよね。
正直言いまして、
ゲームのバランスで言いますと、めちゃくちゃです。
２００週を生き抜くことで、
戦争編の完全クリアになるのですが。
１５０週まで行くのも大変な難易度でしたね。
と言いますのも、
即死に繋がるイベントが、これでもかと用意されていまして。
安全と言う言葉が一切無い世界になっていました。
ゲリラに打たれる
敵国に爆撃される
沢山の病気にかかり、体力を猛烈なスピードで奪われる
こんな感じで、
生きるか死ぬかの世界だったんです。
そんな世界に魅せられた人が沢山居まして、
未だに根強い人気を誇る作品になっているのでした。
こんなにも濃厚な世界を体験した事が無い
アドベンチャーゲームもビックリの、
戦争編という裏サクセスなのでした。
[そんな裏サクセスを 友達に遊ばせてみる]
そんな暗すぎるサクセスモードなのですが、
面白さが半端ないです。
ゲームの難易度はめちゃくちゃです。
（完全クリアの可能性は２％だそうです）
そんなゲームなのですが、
野球を知らなくても楽しめるようになっています。
それは何故なのか？
野球をしないからです。
必死に生き伸びるだけの
運試しのゲームになっています。
もはや「カイジ」の世界です。
神様の機嫌次第で、
ピンチからも脱出できますし、あっと言う間に死にます。
このヒリヒリ感が本当に素晴らしく、
友達を呼んでは、そのプレイを後ろで見ていました。
死ぬときは本当に直ぐ死にます。
へたしたら、１０週くらいで普通に死にます。
ゲームに慣れてくると、
どの期間は危ないとか分かってくるのですが。
それでも、一発死の恐怖は常に付きまとっていました。
なので、死んだら交代、死んだら交代なんて感じで、
延々と遊んでいる時期がありましたね。
強い選手を作るのはそっちのけで、
いかに長い期間生き残れるのかを延々と競っていく。
そんな楽しみかたもありでしたね。
この戦争編では、
地雷ゲームと呼ばれる、マインスイーパーを楽しむことができまして。
その地雷ゲームの面白さも相まって、
野球を知らない友達にも好評なゲームの１本になっていました。
人生ゲームの遥か上を行く
ハラハラドキドキを体験できる
一度は遊んでほしい、偉大な作品なのでした。
絶望の１５０週は一度も越えられなかったな…。
パワプロクンポケット２のまとめ
なぜ遊んでほしいのか？
今の時代ならば、
戦争編を上手くクリアする方法なども探せます。
しかし、何回かは、
ガチで遊んでほしいなと思います。
あの理不尽さを体験して欲しい
それに尽きますね。
なにがそんなに面白いのか？
戦争編も面白いですが
表のサクセスである
ドリルモグラ―ズ編も楽しいです。
難点をいえば、
後半の試合を、全て操作しなければならず。
けっこうな長時間プレイになってしまいます。
この長時間プレイが、
今のサクセスに慣れている人には結構辛く。
敬遠される理由にもなってくるのですが。
その点さえ我慢できれば、
王道のサクセスを楽しめましたので。
まだ遊んだ事が無い人は、
この機会に遊んでみて下さい。
今急いで買う理由ってあるの？
昔は、結構な値段がしたこの作品ですが
今では、格安で購入することができます。
と言いますのも、
ゲームボーイアドバンスで
リメイク作品が発売されていますので、
「そちらでも体験できるから」というのが大きな理由でしょうね。
ただ、面白さは最高ですので。
この機会に、是非とも遊んでください。
戦争の怖さを
何故か野球ゲームで学ぶ
絶対に遊んでほしい作品をどうぞ
今日も
レトロゲームとマンガとももクロと
をお読みくださりありがとうございました
もはや野球ゲームではない だがそれがいい
それこそが、今急いで４００円で買う理由です
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