レトロゲームとマンガとももクロと

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暴れん坊プリンセス 最高の物語をクソゲーにしてしまう 辛すぎるシステムとは?

ゲームのシステムが完璧だったら 天下を取れた作品

 

[俺屍やリンダキューブを求めていたら とんでもないゲームが飛び出してくる]

[暴れん坊プリンセス  角川書店  プレイステーション2]

2001年発売  

ジャンル  RPG  アドベンチャー

参考価格 250円

 

記事のネタバレ度  物語の結末は書かないけど 高め

攻略に必要なプレイ時間   20時間

このゲームに対する世間の評価   システムが辛いゲーム

どんな人におすすめ  物語を重視する人にとっては 全てを許せます

 

 

最近は色々な積みゲーを崩しています。

 

今までは、ハック&スラッシュ遊びまくっていたのですが。

 

ハック&スラッシュがネタ切れになりましたので、

その繋ぎに、積んである作品を遊んでいます。

 

今回の作品も、

あまりにも難しくて、そのまま積んでいました。

 

そんな作品を、十数年ぶりに遊んでみた感想を書きたいと思います。

 

 

そんな今回の 久しぶりに遊んで このゲームの評価が100倍にアップする

暴れん坊プリンセスの感想です。

 

 

 

暴れん坊プリンセスとはどんなレトロゲーム?

 

この暴れん坊プリンセスですが、

2001年に角川書店から発売された、

プレイステーション2専用のRPG作品でした。

 

「俺の屍を越えてゆけ」や「リンダキューブアゲイン」など、

個性的ながらも、圧倒的な面白さを誇る作品を発売している、

「桝田省治」さんの作品としても有名で。

 

期待をして購入した人も多かった作品でした。

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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そんなゲームの目的は

 

貧しい王国のお姫様

「ルージュ」を守るために聖騎士となった

「シオン」となりまして。

 

王国に起こっているピンチを救いながら

 

この世界に起こっている危機に立ち向かっていく。

 

水戸黄門の様な物語になっていました。

 

ルージュには

「青龍」と呼ばれる厄介な存在が封印されていまして。

 

怒り狂ってしまうと、

自分自身を制御できなくなってしまいます。

 

そんな暴れん坊なプリンセスを守るために、

個性豊かな仲間達が、必死に頑張って行くという

もう一つの大変さも面白かったです。

 

コメディー要素あり

 

嫌な展開あり

 

感動もある

 

そんな物語重視の作品なのでした。

 

 

ゲームのシステムは

何とも不思議なシステムになっていまして。

 

オーソドックスなコマンド選択式のRPGなのだけど

基本はアドベンチャーゲーム

 

こんな感じになっています。

 

エピソードごとにボス戦が用意されているのですが。

 

戦闘はその1回だけです。

 

エピソードによっては、複数回戦うのですが、

基本は1回の戦闘で終ります。

 

エンディングまで遊んだとしても、

十数回で終りますからね。

 

RPGというジャンルはおまけ程度だったと思います。

 

そんなゲームでなにを楽しむのか?

 

物語なんですね。

 

物語の素晴らしさがあったからこそ、

最後の最後まで、遊べた作品でした。

 

 

途中で辞めた人は絶対にクソゲーだと思う

 

最後まで遊んだ人は、絶対に神ゲーだと思う

 

今の時代に再評価して欲しい、

物語重視のRPGをお楽しみください。

 

 

 

暴れん坊プリンセスの感想でもあり レビューでもあり

 

[進めば進むほど続きが気になる 最高の物語]

 

私は物語重視のRPGが大好きなのですが。

 

今回の暴れん坊プリンセスも、

トップテンに入るほどの素晴らしい物語でした。

 

最初は「勧善懲悪の物語なのかな?」と思います。

 

毎回事件が起こって

 

その事件をお姫さまが解決して

 

また事件が舞い込んでくる

 

こんな王道の展開になっていくのですが。

 

この王道が、まあ素晴らしいです。

 

 

基本はコメディー満載で進んで行くのですが、

所々で、かなりシリアスな展開になりますので。

 

常に気の抜けない物語になっていました。

 

 

あまりネタバレするのもよくないので、

1話の痺れた部分だけ書きたいと思います。

 

魔物に尋問するシーンがあります。

 

その魔物は、とても酷い事をした魔物です。

 

そんな魔物に、

「質問に答えたら命だけは助けてあげる」と言います。

 

これが普通ですよね。

 

なので、普通にイベントを進めていきました。

 

そして、質問も終わりまして、

「魔物を逃がして、めでたしめでたし…」で終りました。

 

 

なんて終わったら、普通のゲームです。

 

 

ここから、普通に魔物を退治します。

 

「命を助けてあげる」と言っておきながら、

情報を引き出したら、命を貰う。

 

まあ衝撃でした。

 

言ってもお姫様です

 

言っても主人公です

 

それなのに、とんでもない狂気に満ちている。

 

これが、記念すべき第一話なんです。

 

最初はコメディー要素で近づいておきながら、

最後はとんでもない結末で終わる。

 

「ヤバいゲームを掴んでしまった…」こう思わせるには、

最高の始まりだったのかもしれません。

 

ここから、色々な事件を解決していくのですが。

 

まあ、ひやひやです。

 

常に、あの狂気のお姫様の記憶が蘇ってきます。

 

この得体のしれない恐怖と付き合っていくのも、

このゲームを遊ぶ醍醐味だった様な気がしますね。

 

 

流石俺の屍を超えてゆけを作った人です。

 

流石リンダキューブを作った人です。

 

普通には終わりません。

 

そんな物語ですからね、

「絶対に最後まで遊ぼう!!」と、心に決めたのでした。

 

 

自信をもって言います

 

今まで遊んだ桝田ゲーの中で

 

トップの物語です!!

 

 

 

[サクラ大戦をイメージすると分かりやすいかな]

 

このゲームのシステム的に面白かった部分で言いますと、

好感度を上げるシステムでした。

 

1話がだいたい2時間位の長さになっていまして。

 

街を探索しながら、

事件のヒントを探していきます。

 

その時に「細かいイベント」が沢山起こりまして、

選択肢を選びながら進めていくという流れになっていました。

 

そのイベントには、

仲間達の好感度を上げる効果がありまして。

 

どういった選択肢を選ぶのか?というのも、

このゲームの肝になっていました。

 

ギャグで返すのか?

 

シリアスに返すのか?

 

普通に返すのか?

 

なんて感じで、

自分が選んだ選択によって、キャラクターの好感度が変化していきます。

 

この好感度によって、

最後の戦闘の難易度が変化しますので。

 

サクラ大戦のRPG版と考えてもらえると、

分かりやすいかもしれません。

 

 

この選択肢の面白さも素晴らしく。

 

「ギャグで返したいけど、流石にここはシリアスかな?」なんて、

何度も遊びたくなる面白さになっていました。

 

 

素晴らしい物語に、自分自身も参加できる

 

そんな、とても面白いシステムなのでした。

 

 

 

[戦闘シーンが難しすぎて 大半の人が脱落していく]

 

物語も素晴らしい

 

アドベンチャーゲームの部分も素晴らしい

 

どうしてクソゲー扱いされたのか?

 

 

RPGの部分が鬼の難易度になっていたからです。

 

 

RPGというのは、

絶対にクリア出来るはずです。

 

レベルを上げて

 

装備を整えて

 

強敵に立ち向かっていく。

 

これがRPGの醍醐味です。

 

 

そんな醍醐味を全て消しまして、

自分の知力だけで戦い抜いていきました。

 

 

このゲームには、

レベルもお金もありません。

 

あるのは、装備の変更と好感度のシステムだけで。

 

そこをうまく調整して、頑張って行くしかありません。

(装備品はイベントによって支給されていきます)

 

ここまでならば、

それほど苦労はしないと思います。

 

「レベル上げが無いって事は、頑張ればクリアできるってことだよね?」です。

 

 

最も大変なのが、

「相性を考えて敵と戦わなければいけない」という所でした。

 

基本はじゃんけんです

 

グーの攻撃

 

チョキの攻撃

 

パーの攻撃

 

こんな攻撃を予測しながら、

上手く立ち回って行かなければならないのですが。

 

これが本当に難しかったです。

 

相手の行動は何パターンか用意されていまして、

このパターンを読み切らないといつまでたってもクリアできませんでした。

 

リトライは直ぐに出来ますので、

連戦は苦にならなかったのですが。

 

ほんの少しのミスで

あっという間にゲームオーバーになってしまいますので、

緊張感が本当にヤバかったですね。

 

 

この戦闘シーンでつまづきまして、

十数年前の私は、4話くらいで力尽きていました。

 

正直言いまして、

この戦闘シーンでは無く、普通のRPGとして発売していたら、

とんでもない作品になっていたと思います。

 

そのくらい、この厄介な戦闘システムが

最後の最後まで足を引っ張っていましたね。

 

 

その他の部分で言いますと、

「ロードが結構長い」という部分もあるのですが。

 

結局は戦闘シーンの難しさに尽きましたね。

 

 

後半の難易度は平気で数時間詰まる

 

敵を倒せただけで涙が出るほど嬉しい

 

そんなRPG屈指の激ムズゲームなのでした。

 

 

 

暴れん坊プリンセスのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか

 

物語最高

 

アドベンチャー最高

 

難易度は胃が痛くなる

 

だけど、諦めたくない

 

そんな物語重視の作品をお楽しみください。

 

 

なにがそんなに面白いのか

 

このゲームですが、

エピソードをクリアする事に、おまけを貰えます。

 

ゲーム内のパロディ集であったり

 

声優さんのインタービューであったり

 

色々なおまけを集めていくのが面白かったです。

 

戦闘の結果で「おまけの貰える数」が変わってきました。

 

早く倒せたか?

 

被害は少なかったか?

 

味方の好感度を高く保つことができたか?

 

なんて感じで、

激ムズの戦闘シーンがおまけに直結してきますので。

 

おまけを集めるために、

必死に戦わなければいけないのは大変でしたが。

 

次はどんなおまけが解禁されるのか?を

楽しめたのは良かったです。

 

 

今急いで買う理由とは

 

昔の私にはクリア出来ませんでした

 

しかし、今回は何とかクリアすることができました。

 

「どうやったら勝てるのか?」を考えなければいけませんので、

お手軽なRPGとは絶対に言えないのですが。

 

何度もやり直して、

相手の行動パターンを理解することで、なんとかなりますので。

 

素晴らしい物語の為に、頑張って欲しいなと思います。

 

6話くらいから、物語の展開がどんどん面白くなってきますので。

 

先の展開をイメージしながら楽しんでください。

 

エンディングを見た後には

神ゲーだったと思って終わることを、お約束します。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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完品状態 250円

 

 

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