ウィザードリィエンパイア２の流れが エルミナージュなのかな
[昔ながらのウィザードリィライクに エルミナージュらしさを大幅にプラス]
[エルミナージュ スターフィッシュ プレイステーションポータブル]
２０１１年発売
ジャンル ３ＤダンジョンＲＰＧ ウィザードリィライク
参考価格 ２０５０円
記事のネタバレ度 普通
攻略に必要なプレイ時間 １８時間
このゲームに対する世間の評価 ロード時間以外はすべて完璧
どんな人におすすめ 全てのウィザードリィライク好きに遊んでほしい
最近は色々なゲームの感想を書いています
過去の記事も読んでもらえると嬉しいです
今回感想を書きたいなと思ったのが
「エルミナージュ１」の感想です。
昔から憧れていたシリーズでした。
しかし、
「ウィザードリィエクス２を遊んでからかな」とか
「ウィザードリィパーフェクトパックを遊びつくしてからかな」とか
エルミナージュを遊ぶ前に遊んでおきたい作品が山ほどありました。
そんな作品を一通り遊び終わりましたので、
ようやくエルミナージュシリーズに取り掛かることができました。
エルミナージュゴシックという作品は少し前に遊んだのですが。
本格的なエルミナージュなのか？と言われれば、
昔のウィザードリィ好きの為の作品だった様な気がしますので。
ようやく、
ガチのエルミナージュシリーズをスタートできたような気がします。
どんな内容になっていて
どんな部分が面白かったのか？を書いていきますので
「エルミナージュって、昔から気になっていた」なんて方は、
購入の参考にしてみて下さい
そんな今回の 今までのウィザードリィには無かった 住人との触れ合いがある
エルミナージュ１の感想です。
エルミナージュ１とはどんなレトロゲーム？
このエルミナージュ１ですが
スターフィッシュから発売された
プレイステーションポータブル用の３ＤダンジョンＲＰＧでした。
最初にプレイステーション２版が発売されて
次にニンテンドーＤＳ版が発売されて
最後にＰＳＰ版が発売される
こんな順番になっていまして。
沢山の機種で遊べるのも、
エルミナージュシリーズの魅力の一つだったと思います。
そんなゲームの目的は
魔王を復活させるために、指輪を探している勢力
その魔王を復活させないために、指輪を探している勢力がありまして
「魔法を復活させない勢力」の
王様の号令の元に集まった冒険者となり
沢山のダンジョンの中から、指輪を探していく
物語重視のウィザードリィライクとは少し違う、
ダンジョン探索重視のウィザードリィライクに仕上がっていました。
ゲームのシステムは
オーソドックスな３ＤダンジョンＲＰＧで
王道のウィザードリィライクを楽しむことができました。
「エクスペリエンス」が開発している
「デモンゲイズ」や「迷宮クロスブラッド」などが、
ウィザードリィエクスの流れを汲んでいる作品ならば。
スターフィッシュ開発の
エルミナージュシリーズは、
そのウィザードリィエクスの元になっている、
「ウィザードリィエンパイア」の流れを汲んでいまして。
物語重視の
エクスペリエンス作品
ダンジョン探索重視の
スターフィッシュ作品だったかもしれません。
基本的なシステムで言いますと
ウィザードリィエンパイア２で好評だった
経験値がお金に変化するシステムが取り入れられていました。
エルミナージュゴシックには
このシステムが搭載されていませんでしたので、
「あって良かった…」なんて最高に嬉しかったです。
このエルミナージュならではの
システムで言いますと
魔力がみなぎっている鉱石を組み合わせて
新しいアイテムを作成したり、装備品を強化していくシステムでしょうか。
魔力があまりみなぎっていない鉱石、
魔力がみなぎっている鉱石など
装備品やアイテム以外にも、
「レアな鉱石」を求めてモンスターを狩りまくるというのも
このエルミナージュならではのシステムではないでしょうか。
基本的にはウィザードリィエンパイア
そのウィザードリィエンパイアに
新システムや未知の職業を大幅にプラスした
今までのウィザードリィライクには乏しかった
住人との触れ合いも魅力的な
遊んだ瞬間に大好きになった、
エルミナージュという素晴らしい作品なのでした。
エルミナージュ１の感想でもあり レビューでもあり
[とんでもない数のダンジョンと とんでもない数のサブクエストがこのゲームの魅力]
このゲームの最大のセールスポイントとはなにか？と考えた時に
真っ先に浮かんだのが
とんでもない数のダンジョンと
とんでもない数のサブクエストだったと思います。
普通のウィザードリィライクならば
ダンジョンをクリアして
新たなダンジョンが解禁されて
そのダンジョンをクリアすると、またダンジョンが解禁されて
この繰り返しで、
徐々に難易度を上げて行きながら、
ラストダンジョンを目指して行く
こんな流れになっていると思います。
そんな、
王道のウィザードリィライクの真逆を行くのが、
今回のエルミナージュシリーズだと思うんです。
（まだ１とゴシックしか遊んだ事はありませんが）
このゲームの目的は、
どこにあるのかも分からない指輪を求めて、
沢山のダンジョンを冒険していく作品です。
今までの様に、
決められたダンジョンを順番に突破していくという流れでは、
このゲームの魅力を最大限発揮できないんですね。
なので、
最初からとんでもない数のダンジョンが解禁されているんです。
レベル５くらいで冒険できる
優しめのダンジョンから
レベル４０でも苦戦する
上級者向けの激ムズのダンジョンまで
どのダンジョンから冒険しても構わない
これこそが、エルミナージュ最大の面白さだったのではないでしょうか。
そんなダンジョンには、
様々なサブクエストが用意されていまして。
このサブクエストをクリアしながら、
メインの指輪を探索していくという流れになっていました。
と言いますのも、
クエストをクリアすることで、
「フェイム」という住人の感謝の気持ちを貰うことができまして。
この感謝の気持ちを
「コンパス」という指輪を探す道具に注入することで、
どこに指輪があるのか？というのが分かって行くシステムだった訳です。
必要最低限の情報で指輪を探すのも良いですし
沢山のクエストをこなしまくって、
完璧な情報で指輪を探すのもありですし
自分なりの遊び方ができるのも最高だったと思います。
沢山のバリエーションのダンジョンを楽しめて
沢山のサブクエストも用意されている
エンディングまでは１８時間だけど、
それ以降も１００時間以上余裕で遊べる
最高のセールスポイントなのでした。
[さまざまなマジックアイテムが このゲームを盛り上げてくれる]
このゲームをプレイしてビックリしたのが、
マジックアイテムの存在でしょうか。
鉱石を融合させて
冒険に役立つ、新たなマジックアイテムを作るというシステムなのですが。
まあ優しいです。
常にミニマップを表示させてくれるアイテムであったり
どこにエネミーポイントがあるかを表示してくれるアイテムであったり
エンカウントを無しにするアイテムであったり
逆にエネミーポイントを復活させるアイテムであったり
全滅したら本拠地に戻ってくれるアイテムだったり
冒険するプレイヤーへの優しさが、
これでもかと詰まっていたと思います。
昔からのプレイヤーならば、
「え！こんなに快適でいいの！！」と１００％思いますからね。
このマジックアイテムがあったからこそ、
沢山の人に受け入れられたのかもしれません。
[アイテムだけ使っていれば最後まで行ける なかなかのフランベルジュ無双]
このゲームの難易度で言いますと、
わりと高めだと思います。
ダンジョンがとんでもない数用意されていますので
「どこに行けば分からないのか？」となりやすいです。
今までの経験値が数百なのに、
次のダンジョンからは３０００とかでしたからね。
厳しい荒野に放り出されるという意味では、
かなり上級者向けだったと思います。
しかし、ここで終っては、
ただの上級者向けのウィザードリィライクです。
ちゃんと優しさも用意されていました。
優しさが用意されているからこそ、
大人気のシリーズになったのだと思います。
そんな厳しい冒険の
最高の相棒になってくれるのが、
「フランベルジュ」という剣でした。
このアイテムは、
エルミナージュゴシックにも登場しまして、
エルミナージュシリーズの影のエースだったのかもしれません。
このフランベルジュですが、
装備してもまあまあ強い剣です。
しかし、本来の使い方はそうでは無いんですね。
フランベルジュ本来の使い方は、
アイテムとして使うんです。
アイテムとして使うことで、
前列のモンスターを焼き尽くしてくれまして。
このフランベルジュ１本で、
かなりのダンジョンを踏破することができました。
今までのウィザードリィライクでも
かなり有効なアイテムがありました。
しかし、そんなアイテムは
わりと直ぐに壊れてしまったと思います。
（数回で壊れるのが当たり前でした）
そんなアイテムとは違いまして、
最後の最後まで壊れる事はありませんでした。
（物凄い低確率で壊れるのかもしれません）
ですので、
「エルミナージュは難しい」と言う人は、
フランベルジュを必ず買ってください。
圧倒的に難易度が下がることを約束します。
フランベルジュで無双しつつ
第二のフランベルジュっぽいアイテムを集めていく
トレジャーハンティングの面白さが、
他のウィザードリィライクよりも何倍もワクワク出来た
ウィザードリィには珍しい、
アイテム無双をどうぞ
[住人との触れ合いに 新鮮に感動する]
そんな「ロード時間以外はほぼ完璧」だと思われる
エルミナージュ１の中で。
私が最も好きだった部分で言いますと、
ウィザードリィには珍しい、「住人との触れ合い」だったと思います。
今までの大半のウィザードリィで言いますと、
冒険者と住人の距離というのはかなり遠かったです。
エンディング後にようやく認められるという作品も多く、
常に冒険者には冷たい印象でした。
今回の作品も、最初は冷たいです。
しかし、その住人専用のクエストが用意されていまして。
そのクエストをクリアすることで、
住人との距離が縮まって行くのが最高でしたね。
最初は
倉庫を利用するだけでもお金を取られていたのに
クエストをクリアすることで心が打ち解けて、
そこからはタダで利用できるようになっていくなど。
ただ仲良くなっていくだけでは無く、
仲良くすることで、冒険にも役立つというのも上手かったと思います。
どうしてウィザードリィの住人は冷たいのか？
冒険者が、直ぐに居なくなるからです。
最初はみんな優しくしていたと思うんです。
しかし、
凶悪なダンジョンに挑んで行く訳ですからね
ダンジョンで絶滅してしまったり
そのまま国に帰って行く冒険者が多いんだと思います。
そうなってきますと、
優しくするのも逆に辛いですからね。
その結果が、
「異常に冷たい住人」という印象に繋がっていたのだと思います。
そんな「住人との触れ合い」を
クエストという形にすることで、
自然と体験できる様になっていましたからね。
沢山のウィザードリィを遊んでいる人ほど、
「仲良くなるって、こんなに素晴らしいんだね！！」
なんて心に刺さるのかもしれません。
エルミナージュ１のまとめ
なにがそんなに面白いのか
全てが面白い、
超名作ウィザードリィライクだと思います。
ダンジョン探索
クエスト
トレジャーハンティング
もう全てがハイレベルですからね。
安心して遊んでください。
ロード時間は……我慢しよう。
今急いで買う理由とは
ようやくエルミナージュを遊ぶことができましたが、
やっぱり面白かったです。
「もっと早く遊べばよかったな」と、思いましたからね。
まだ遊んだことがない方は、
今すぐ遊んでほしいなと思います。
２も３も買ってありますので、
一緒に楽しんで行きましょう。
今日も
レトロゲームとマンガとももクロと
をお読みくださりありがとうございました
ＰＳＰのウィザードリィライクの中ではトップクラスの面白さ
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