レトロゲームとマンガとももクロと

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長い腕・川崎草志  ゲーム会社の内情も知れる 名作ミステリーホラー

ゲームの製作者が書く 最高に怖く 最高に楽しい 名作ミステリー

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[無差別殺人事件 無理心中 未成年犯罪 そんな事件が複雑に絡み合っていく]

[長い腕  川崎草志   角川書店]

 

2001年発売  

ジャンル  ミステリー

参考価格  160円

 

 

最近はずっとゲームの感想ばかり書いてきましたが、

本の感想を書くのも大好きです。

 

昔から色々な本を読むのが大好きでしたからね。

 

これからは、

読んだ本の感想も増やしていきたいと思います。

 

 

今回感想を書きたいなと思ったのが

「長い腕」というミステリー小説です。

 

どんな内容になっていて

 

どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので

 

購入する時の参考にしてみてください

 

 

そんな今回の 

アドベンチャーゲームのような感覚を楽しめる 名作ミステリー

長い腕の感想です( `―´)ノ

 

 

 

長い腕とはどんな小説?

 

この長い腕ですが、

2001年に角川書店から発売された

川崎草志さんのミステリー小説で

(第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作品)

 

この川崎草志さんという方は、

元々セガに勤めていた方だそうで、

この小説を書いた2001年当時も違うゲーム会社に勤めていたそうです。

 

そんな方が書いたのが、

今回の長い腕というミステリー小説でした。

 

 

そんな長い腕のあらすじは

 

ゲーム会社でイラストを描いている主人公(女性)

 

新たな人生を歩むために、

ゲーム会社に退職届を出す

 

さあここから新しい人生が始まるぞ( `―´)ノ

 

と思っている時に、

自分が働いている会社で無理心中事件が起こってしまう。

 

あの二人がどうして自殺なんか…。

 

ここから、

主人公の第2の人生が始まっていく……。

 

こんなあらすじになっていましたね。

 

 

電車内で起こった無差別殺人事件

 

無理心中

 

自分の故郷で起こった未成年犯罪

 

この色々な事件が、

複雑に絡み合って物語が進んでいく

 

ホラーあり

 

ミステリーあり

 

ゲーム会社の内情も知ることができる

 

推理系のゲームが好きな人に程読んで欲しい

 

一気に読み進めてしまう

名作ミステリー小説なのでした

 

 

ネタバレしたくない人はこちらからお先にどうぞ

 

 

160円

 

 

 

長い腕の感想でもあり レビューでもあり

 

[アドベンチャーゲームのように進んでいく ゲーム製作者らしいミステリー小説]

 

この作品を読んでいて思ったのが、

「めちゃくちゃ感情移入できるな」という感想でした。

 

他のミステリー小説で言いますと、

メインの部分というのは物語になっていくと思うのですが。

 

今作の場合は、

物語を楽しみつつも、推理も楽しめるようになっていまして。

 

登場する人物とか

 

登場する記憶とか

 

登場する小物とか

 

何気なく登場する情報が

他のミステリー小説よりもかなり重要になっていまして。

 

ここら辺が、

アドベンチャーゲームを遊んでいるようで楽しかったです。

 

他の作品ならば、

基本的には主人公は他人なのですが。

 

今作に関して言えば、

自分も一緒に推理を楽しんでいますからね。

 

感情移入できるというのは、

最高だったのではないでしょうか。

 

そんな推理の面白さにプラスして

 

結構嫌な物語も同時に楽しめますからね。

 

「かまいたちの夜」や「学校であった怖い話」などの、

嫌なアドベンチャーゲームが好きな私にとっては

物語の面でも最高に熱中して読むことができました。

 

 

頭を空っぽにして純粋に物語を楽しんでもいいし

 

じっくり推理しながら進んでもいい

 

アドベンチャーゲームが好きな人ほど楽しめる

 

名作ミステリーなのでした

 

 

 

[ゲーム会社の細かい情報が知れる お得な一冊]

 

ゲームが好きな小説家さんというのは

それこそ沢山いるかもしれませんが

 

ゲーム制作会社に勤めている小説家さんというのは、

かなり少ないでしょうからね

 

ゲームが好きな私にとっては、

それだけでもこの小説を買う理由になったのですが。

 

その職歴を生かして小説を書いているというのも、

今作の魅力だったと思います。

 

物語の流れで言いますと

 

第1部は

勤めているゲーム会社の中で物語が進み

 

第2部は

自分の故郷に帰り、そこから事件の謎に迫っていく

 

こんな2部構成の内容なのですが。

 

第1部の

ゲーム会社に関する情報が良かったです。

 

ゲームに登場する電話の音は、

最初の音だけは異様に大きく設定されている、とか

(プレイヤーに強く印象付けるため)

 

真っ暗な世界とか、明るい世界を作るのは簡単だが、

その二つの要素をもっている世界を作るのはとんでもなく難しい、とか

 

これは第2部ですが、

ゲームをコピーされることがいかに怖いのか、とか

(実際にあったのかなと思わせるエピソードが、めちゃくちゃ怖いです)

 

ゲーム会社に勤めていなければわからない情報が

随所にちりばめられていまして。

 

「ゲーム会社って、こんな世界なんだな…」というのを

知れるのも面白かったです。

 

この小説ならでは、がある方が面白いですからね

 

そんな意味では、

ゲーム会社の情報を知れるというのは、

最高のセールスポイントだったのではないでしょうか。

 

 

名作ミステリーを楽しみつつ

 

ゲーム会社の内情にも詳しくなれる

 

そんな一挙両得な作品をお楽しみください

 

 

 

 

長い腕のまとめ

 

この小説を買ったきっかけとしては、

「ゲーム製作者が書いたミステリー小説」だったのですが

 

まあ面白かったです。

 

続編の長い腕2も今読んでいますので、

読み終わり次第感想を書いていきたいと思います。

 

ホラー系のミステリー小説が好きな方は、

今すぐどうぞ(/・ω・)/

 

 

 

こちらから購入できます

 

 

160円

 

 

 

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