レトロゲームとマンガとももクロと

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ウィザードリィ2の始まりから終わりまでを濃厚に描いた 最高の小説

ダンジョン探索がメインではない 新感覚の小説

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[悪魔使いダパルプスによって城を制圧されたお姫様が ダイアモンドの騎士になるために奮闘していく  最高のゲーム系小説]

[ウィザードリィ・アラビクとマルグダの物語  安藤君平  双葉社]

 

1992年発売  

ジャンル  ファンタジー小説 ゲーム系

参考価格   880円

 

 

最近は色々な本の感想を書いています

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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retogenofu.hatenablog.com

 

 

過去の記事も読んでもらえると嬉しいです

 

 

今回感想を書きたいなと思ったのが

「ウィザードリィ2の小説版」です。

 

どんな内容になっていて

 

どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので

 

購入する時の参考にしてみてください

 

 

そんな今回の

他のウィザードリィの小説とは少し違うが 最高に面白かった

ウィザードリィ2小説版の感想です( `―´)ノ

 

 

 

ウィザードリィ2小説版とはどんな小説?

 

このウィザードリィ2小説版ですが、

1992年に双葉社から発売された

安藤君平さんのファンタジー小説でした

 

大人気ゲーム

ウィザードリィ2を小説にした作品で。

 

ゲームでは体験できなかった

 

魔人ダパルプスが、

悪魔軍を召喚してリルガミンの城を

制圧する場面から始まっていく

 

かなり濃厚な作品になっていました。

 

 

そんな小説の始まりは

 

魔人ダパルプスによって

城を制圧されたリルガミンの世界で

 

唯一生き残ったお姫様「マルグダ」が

 

悪を打ち倒すことが出来るという伝説の存在

「ダイアモンドの騎士」になるために、奮闘していく。

 

こんな始まりになっていました。

 

 

前作のウィザードリィ1の小説では、

「ケイン・ノーザンライト」という主人公が、

冒険者を集めて迷宮を踏破していくという流れになっていましたが。

 

今作は、

お姫様である主人公マルグダが

 

ダイアモンドの騎士になるために

各地を冒険しくという流れになっていまして。

 

冒険のメインが

ダンジョン探索ではないという所も、

今作の面白さの一つになっていました。

 

 

ゲームでは語られなかった

物語の始まりから

 

白熱の

最終バトルまでを濃厚に描いていく

 

ウィザードリィ好きには是非とも読んで欲しい

最高の一冊なのでした

 

 

ネタバレしたくない人はこちらからお先にどうぞ

 

 

880円

 

 

 

ウィザードリィ2小説版の感想でもあり レビューでもあり

 

この本の良かったところ

 

この本の良かった所で言いますと、

「本編では語られなかった物語を読める」ですよね。

 

ゲームのウィザードリィ2で言いますと、

わりと投げっぱなしで進んでいったと思います。

 

そもそもが、

「ウィザードリィ1で作った冒険者で遊びましょう」という

おまけディスク的な感じでしたからね。

 

物語をメインに楽しむというよりも、

難解な謎解きを楽しんでいく作品だったと思いますので

 

ゲーム内容としては

かなりシンプルな作品だったと思います。

 

 

そんなウィザードリィ2の世界で

 

これでもかと物語を楽しませてくれたのが、

今作のアラビクとマルグダの物語でした。

 

どうして、

魔人ダパルプスが、リルガミン城を制圧しようと思ったのか、とか

 

追ってから必死に逃れる、お姫様の物語、とか

 

リルガミンの危機を助けるべく現れた

謎の二人組の物語、とか

 

敵側についた騎士団の最強の侍の物語、とか

 

ウィザードリィでありながら

 

ダンジョン探索がメインではなく

 

ダンジョン探索以外のところで何が起こっていたのか?を

体験することが出来まして

 

他のウィザードリィの小説とは違う

今作ならではを楽しむことができました。

 

 

読みながら思いましたからね。

 

「いつダンジョン出てくるの?」と。

 

既に本の半分以上進んでいるのに、

まったくダンジョンが出てきませんからね。

 

「え?ダンジョンに行かないの?」なんて

結構な衝撃でした。

 

 

ウィザードリィと言えば、

ダンジョン探索がメインですからね。

 

あえてそこを外して、

物語をメインに楽しんでいく

 

かなり思い切った作品だったと思います。

 

 

それなのに、

読めば読むほど面白くなっていきますからね。

 

ここら辺の凄さも、

今作の最高に素晴らしかった所だったのかもしれません。

 

 

 

この小説のもう少し深めの感想

 

ここからは内容に深く関わっていきますので、

本を読み終わった後に読んでください。

 

 

今作を読んで最高に感動した部分で言いますと

 

「前作の設定が登場する」でしょうか。

 

カイエン教とか、エルシャー教とか

 

ラスティアとか、ガーランドとか

 

前作とは著者が違うものの、

世界観が共通されていましたからね。

 

前作が大好きな人に程、

最高に嬉しい要素だったのではないでしょうか。

 

そして、

その興奮が最高潮に達するのが

エピローグというのも

 

今作の最高に痺れる所でしたね。

 

 

この本を読んで

 

もう一度前作を読みたくなってしまう

 

今作からの最高のプレゼントなのでした

 

 

 

 

ウィザードリィ2小説版のまとめ

 

前作の

ウィザードリィ1の小説を初めて読んだのが、

だいたい20年ほど前だったでしょうか。

 

あまりの面白さに、

買ったその日に2回読みましたからね。

 

最も好きな小説は?と聞かれたら

 

間違いなく

ウィザードリィ1の小説と答えます。

 

 

そんな大好きな小説の続編を読むのに、

まさか20年かかるとは思いませんでしたね。

 

買おう買おうとは思っていたんですけどね。

 

「いつか格安で見つけるぞ」と思っていたら、

あっという間に20年経ってしまったという感じでした。

 

今作を20年見つけられなかったどころか、

今シリーズを1冊も見かけませんでしたからね。

 

初代をあのタイミングで発見できたのは、

とんでもない奇跡だったのかもしれません。

 

その奇跡のおかげで、

最高のゲームであるウィザードリィにも出会いましたし

 

このブログをやるきっかけにもなりましたからね。

 

これからも、

一生をかけてウィザードリィを愛していきたいと思います( `―´)ノ

 

 

 

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880円

 

 

 

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