レトロゲームとマンガとももクロと

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牛方とやまんばの感想 NHKの人形劇の猛烈に怖かった回 絶対にトラウマになりますね 

あらためて観てもやっぱり怖かった

 

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わたしの通っていた幼稚園では、

NHKの「人形劇の番組」を毎週観る時間がありました。

 

その人形劇の番組は、登場人物を「人形で表現する」という番組でした。

ですので、理解力の殆ど無い幼稚園児でありながらも、

コミカルな人形が演じてくれることで、話がとても分かりやすくなっていました。

毎回その人形劇の時間を、それはもう毎週楽しみにしていました。

 

ところが、とある回の人形劇を観てから、

わたしはその番組を見る時間が大嫌いになりました。

 

その話はやまんばと言う話なのですが、ストーリーを簡単に言うと、

「包丁を持ったおばあちゃんが、奇声をあげながら、主人公を殺しに追っかけて来る」

こんな、とんでもない思い出でした···。

 

しかも、2か月にいっぺん位のローテーションで、

そのお話が流れますので、

「今日はどうかな?…セーフ」

「今度はどうかな?…またまたセーフ」

「流石に今日は無いかな…ギャー!!!」

なんて感じで、NHKの気まぐれで放送される、やまんばの話が、

いつ登場するのかと思って、毎週の様にびくびくしていました。

 

そして、ときおり流れる、やまんばの話を見ては、

「毎回泣き叫ぶ」そんな幼稚園児時代でした。

 

 

その後に、試しにYouTubeで検索してみたんです。

「やまんば 人形劇」で検索したんです。

 

出てきてほしいワクワク感と、

「今見て、最高にしょぼかったらどうしよう?」というドキドキ感。

こんな見つかって欲しい半分、見つかって欲しくない半分。

そんな何とも言えない気持ちでしたね。

 

 

するとあったんです、あの頃に私を恐怖のどん底に落としてくれた、

「牛方とやまんば」が。

(正式なタイトルは牛方とやまんばでした)

 

ストーリーは

「牛方(牛に荷物を積んで運ぶ行商)が、やまんばが出て来ると言われている、危険な山道を歩いていると、綺麗な着物姿のお姉さんに出合うのだが…」

というストーリーでした。

 

人間というのは凄い物で、最初の音楽を聴いた瞬間に恐怖を思い出しまして、

もう鳥肌がたっていました。

 

牛かたとやまんばを見た感想は、

「今観ても猛烈に怖い」です。

 

とにかく、やまんばが異常に怖いんです。

「声が怖い」「歌が怖い」「顔が怖い」「ストーリーが最強に怖い」

こんな、ホラー映画の要素全てが詰まっていました。

 

今でも改めて思いますね。

どうしてNHKはこんな恐怖映像を見せたのでしょうかね。

時間帯で言いますと、午前十時からの放送だったと思いますが。

どう考えても、午前0時に放送されるべき内容ですからね。

 

この番組を幼稚園児に見せたら「絶対にトラウマになる」、

そんな、牛かたとやまんばを久しぶりに見た感想でした。

 

ちなみに、この牛方とやまんばという作品は、

日本昔話でも同じエピソードがあるのですが、 

そちらの方は、やまんばがコミカルに描かれていますので、

それほど恐怖を感じないんです。

 

この位のライトさならば、楽しんで見られたのでしょうが、

人形劇というけっこうガチな作品の為に、

あんなにも100%の恐怖しかない作品になったのかも知れませんね。

 

時間がある方は、是非とも一度、あの頃の恐怖を味わってください(/・ω・)/