ピクミンの牙城を打ち崩せ そんな意欲作 未開拓の地を地道に攻略せよ
[一人で勝てないなら、二人で挑めば良い 二人で勝てないなら20人でどうぞ]
[シンプル2000・THE原始人 D3パブリッシャーズ プレイステーション2]
2006年発売 ジャンル アクション・シミュレーション 参考価格350円
記事のネタバレ度 普通
シンプルシリーズというゲームは、
当たりハズレがとても激しいゲームシリーズでも有ります。
普通のゲームが8000円位するのに対して、
シンプルシリーズは、1500から2500円と格安で購入で来ますので。
四本のシンプルシリーズを購入して、
当たりのゲームに出合えたら嬉しいといった感じでした。
そんな今回の、シンプルシリーズの中でも、特に大当たりのゲームといえばこの名作
THE原始人の感想です(*’▽’)
THE原始人とはどんなレトロゲーム?
このTHE原始人ですが、
2006年にD3パブリッシャーズから発売された、
プレイステーション2用のアクション作品でした。
ゲームの目的は、
ある夜、主人公は地球に巨大隕石が落ちる夢を見た。
このままでは、自分たちの村ひいては世界全体が壊滅されてしまう。
この窮地をどうやって乗り越えて行くのか···。
こんな、超熱い展開でしたね。
ゲームのシステムは、オーソドックスなアクションゲームなのですが、
アクションゲームにシミュレーション要素をプラスした作品で。
似たタイプのゲームで言いますと、
「ピクミン」の原始人版といったところでしょうか。
ゲームの最初は、
自分達は「ちょっと頭の良い猿」です。
しかし、村の外にある広大で危険なジャングルから、
命からがら「木材」や「鉄」「石」等の貴重な物資を調達していく事によって、
だんだん知性が増えていき、徐々にタイトルの原始人に進化して行くという訳ですね。
物資には重さという概念が存在していまして、
最低ランクの物資なら一人で持って帰れる
普通ランクの物資なら二人でないと持って帰ることが出来ない
最高ランクの物資ならば5人でやっと持ち帰れる
こんな感じで、高級になればなるほど沢山の仲間達が必要なので、
どうやって仲間を増やしていくのか?を考えていく訳です。
仲間をどうやって増やすのかというと、
フィールドに進んで行きまして、
「イエロースター」というアイテムを探し出す必要がありました。
このアイテムをゲットすると、最大人数が増えていきます。
このイエロースターを見つけた時の興奮ったら無かったですね。
このゲームの基本的な流れとしては、
フィールドを探索する
見たことも無いアイテムを発見する
見たことも無い仕掛けを発見する
ほぼ間違いなく人数が足りなくてガックリ来る
仲間を増やすためにフィールドをとにかく探索する
イエロースターを見つけて、感動のあまり号泣する
そして、未開拓の地へ進んで行く…。
こんな繰り返しでしたね。
目の前には最高のアイテムが落ちているのに
仲間が足りなくて逃げ帰るしかない、
「仲間が増えたら絶対に取り返しに来るからな!!」こんな捨て台詞をはいて、
必死に最低ランクの物資を運ぶのも楽しかった思い出です。
最初は何も出来なかったお猿さんが、
世界を救う為に大活躍していく、そんな最高の展開が、
「シンプルシリーズと言えばTHE原始人」と呼ばれた、
由縁だったのかも知れませんね(^◇^)
THE原始人の感想
[やられたらやり返す そんな先取りゲーム]
最初の頃は、ジャングルに連れていける仲間の人数も少ないんです。
とんでもない化け物たちがうじゃうじゃ居る世界に、
4・5人で冒険に行く訳ですから、それはもう危険と隣り合わせです。
この頃の自分たちというのは、
猛獣に出逢ったら最後、ただ逃げる事しか出来ません。
一方的に狩られる立場という事ですね。
しかしイエロースターを必死に集めて、
大人数で行動できる様になると世界がガラリと変わります。
その頃にはどんどん進化していますので、
武器を持てる、立派な原始人に成長しています。
こうなってからが、このゲームの楽しい時間です。
今度はこちらが、猛獣を狩る存在になっていく訳ですね。
今までは、やられたら逃げ帰るだけの弱者でしたので、
毎夜、枕を濡らしていましたが。
今度からは、見つけたら狩りまくりですから。
こんな体験を味わいたくて、このゲームを遊びまくっていたのでした。
やられたらやり返す、そんな時代を先取りした、
ストレス解消には持って来いの作品でしたね(*´з`)
[弱い立場で飽きるのは禁止]
どんなゲームでも最初は弱い立場ですよね。
いきなり最強のRPGなんてものは存在しませんからね。
ゲームを遊んでいる人も、
「最初は我慢だよね」なんて寛大な心で遊んでくれると思います。
しかし、シンプルシリーズというのは、
この寛大な心がマヒしがちです。
「どうせ安いゲームでしょ、辞めようかな···」なんて思われてしまいます。
定価を出して購入しているのならば、退屈な時間も耐えられるのでしょうが。
「このゲームは安いゲーム」という先入観を持ってしまうと、
退屈な時間を、飛ばしたくなってしまうものですよね。
そして、今回のTHE原始人はどっちのタイプなのかと言いますと、
バリバリの序盤は退屈なゲームです。
強くなるまでが、本当に大変なゲームなんですよね。
そんなゲームですので、
ゲームの序盤は我慢をしてください。
ゲームの後半には文句なしの面白さがやってきますので。
最初は、猛獣から逃げる事しか出来ない
「弱い主人公」
最後は、どんどん進化して、武器を持って猛獣を追いかける
「屈強な主人公」
そんなジャンプマンガ的な展開が素晴らしすぎる、
序盤は退屈なゲームなのでした(/・ω・)/
THE原始人のまとめ
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このゲームですが、かなりの人気作だったそうです。
そのあまりの人気ぶりに、
DSでも続編が発売されているそうですね。
タッチペンを使用して原始人を操るそうですが、
キャラクターがむさくるしいキャラクターから、
かなりコミカルに変更されているそうなので、
子供でも手軽に遊べるようになっているのか知れませんね。
世間の評価では、「ピクミンが出ないから、このゲームで遊ぶ」
なんて人も多いくらいの名作ゲームなのでした。
「ピクミンこそが最高のゲーム」と思っている人は
この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょう(/ω\)
そんな今回の、ピクミンの牙城を崩すことは出来なかったけども かなりの名作ゲーム
THE原始人の感想でした(*^▽^*)