マンガ史上最強の主人公ですね
先日ゲゲゲの鬼太郎を読み返していました。
前回読んだのは、おそらく4~5年前だったでしょうか。
マンガ版のゲゲゲの鬼太郎のストーリーを
全て忘れていたので、とても新鮮な体験でしたね。
皆さんの鬼太郎のイメージってどういうイメージですか?
[ネズミ男が毎回厄介事を持ってくる]
そんなイメージではないでしょうか?
実はこの皆さんのイメージは全て、
アニメ版のゲゲゲの鬼太郎のイメージなんですよね。
(私もゲゲゲの鬼太郎のマンガを読むまでは、こんなイメージでした。)
では、マンガ版のゲゲゲの鬼太郎は、
いったいどういうマンガなんでしょうか?
ズバリ·······
[鬼太郎はあまり活躍しません!!]
鬼太郎が大活躍するストーリーも勿論沢山有りますが、
大抵の場合は鬼太郎は噛ませ犬の役割ですね。
ゲゲゲの鬼太郎というマンガなのに···。
鬼太郎の主なストーリーは
[ある街や村に問題が起こります]
[そこの住人が鬼太郎に助けを求めて来るんです]
[鬼太郎は優しい少年ですから、喜んで助けに向かいます]
[鬼太郎は妖怪の仕業だと気付きます]
[鬼太郎は妖怪とマンガの序盤でもう対決します]
[そして·····鬼太郎は結構な確率で死にます!!]
[鬼太郎が死んでしまったので、住人達は困ります]
[なんとか自分たちで妖怪の解決法を考えます]
[そして無事に妖怪を倒して、鬼太郎を蘇らせてマンガは終わって行きます。]
鬼太郎の死に方も結構シンプルで、
[妖怪に食べられて胃酸に溶かさせれて死ぬ]
[怪獣の血を注射されて怪獣に成って死ぬ]
[妖怪の呪いで石にされて死ぬ]
[巨大な妖怪に踏み潰されて死ぬ]
[南極に連れて行かれて氷に成って死ぬ]など、とにかくシンプルです。
そんな時に目玉の親父がこう言います。
「鬼太郎は精神力が強いからきっと復活するはずじゃ!」と。
そして毎回ちゃんと鬼太郎は復活します。
ある時は薬を振り掛けて、数時間で復活。
またある時は、死んだ鬼太郎を復活させたのですが、
薬の力が足りなかったらしく、赤ちゃん状態で復活。
なので、
「鬼太郎をまた赤ちゃんから育てるのじゃ」と言って、
そのストーリーの話が終わるなど、とにかく
マンガ版ゲゲゲの鬼太郎はハチャメチャなマンガだったんですね。
(赤ちゃん状態で復活した次の話は、普通に少年の鬼太郎が居ましたが。)
ネズミ男が妖怪を苦労して退治する話も多く。
意外とマンガ版を読むと、ネズミ男が好きに成るんですよね。
(毎回裏切るけど、毎回ちゃんと戻ってくるのがいい感じです。)
ちなみにマンガ版ゲゲゲの鬼太郎には、
戦闘機
軍艦
原爆など物騒な兵器が数多く登場します。
しかし妖怪達には一切兵器が通じないのが、心に深く染みますね。
「どんなに強力な兵器も妖怪には通じない···」
「だからゲゲゲの鬼太郎の世界では妖怪最強」と分かります。
そして、ゲゲゲの鬼太郎のもうひとつの特長は
[作品中の時間の経過がとんでもなく早い]です。
普通のマンガの主人公と
ゲゲゲの鬼太郎との違いは[寿命]に有ります。
このゲゲゲの鬼太郎は平気で、半年位は時間が経過して行きます。
「かれこれ、人間と妖怪の戦いが続いてから半年が経過した···」
大抵の場合はこんな感じです。
普通のマンガの主人公なら
作品中で半年も経過したらキャラクターの見た目が変わるのに、
ゲゲゲの鬼太郎の場合は、全く変わりません···妖怪だから(^^)
なので鬼太郎はコミックス一冊で1年位は経過するのが当たり前ですね。
長めのストーリーの場合は鬼太郎が結構な確率で死に、
短めのストーリーの場合は鬼太郎が大活躍する、
そんなマンガ版ゲゲゲの鬼太郎の話でした。
ちなみに、アニメ版だと、
ヒロイン的な存在のネコ娘なのですが、
マンガ版の鬼太郎にはほとんど出てきませんでした(^O^)
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