なぜかタクシーの助手席に座りたかったあの頃···
マンガを読んで、
その職業が身近に感じる事って有りますよね。
[ブラックジャック]を読んでお医者さんが身近に感じる。
[GTO]を読んで教師が身近に感じる。
[こち亀]を読んで警察官が身近に感じる。
そして今回紹介するマンガ
[ミッドナイト]を読んでタクシードライバーを身近に感じるという訳です。
ミッドナイトのストーリーは
〈もぐりのタクシードライバーの目的は!?名前も住所も謎につつまれているミッドナイトと呼ばれる男は、もぐりで深夜のタクシードライバーを続けていた。金が必要な理由とは···?〉そんなマンガです。
このマンガは、
問題や事件にこちらから向かって行く訳では無く、
普通にタクシードライバーをしているだけなのに、
何故か?お客さん自身がとても厄介な事件や問題を持ち込んで来ます。
つまりミッドナイトは[ドラえもん]的存在で、
乗り込んで来るお客さんが[のび太君]的存在という訳ですね。
(なので、このミッドナイトというマンガは、毎回乗り込んで来る、血生臭い、のび太君達が贈るヒューマンタクシードラマという訳ですね。ほっこりする暖かいヒューマンドラマや血生臭いヒューマンドラマ等、盛りだくさんです。)
このミッドナイトの主人公ですが、
特にこれといったスーパーヒーロー的な特徴がないんです。
[ブラックジャック]の様に、手術の天才という訳でもなく。
[リボンの騎士]の様に、剣の達人という訳でもなく。
[七色インコ]の様に、変幻自在の天才役者という訳でもありません。
だからこそ、タクシードライバーという
謎に包まれた職業が、身近に感じる事が出来るんですね···。
(きっとミッドナイトを読んで、タクシードライバーに成りたかった人も、
多いのではないでしょうかね。)
私はタクシーに乗る事がほとんど無い家庭で育ちました。
なので、年に数回のタクシーに乗れる時が楽しみでした。
そんな時は、いつもタクシーの助手席に乗るのが恒例でした。
(後ろの席に充分座るスペースがあるのに、率先して助手席に乗ってました。)
そして大人に成って、ふと思ったんですよね
「ギャーギャー騒ぐ子供が、助手席に乗るのは迷惑だったろうなぁ」と···。
そんな昔の恥ずかしい思い出を
ミッドナイトを読んで、急に思い出したのでした。
タクシードライバーが主人公の珍しいマンガ
手塚治虫のミッドナイトの話でした。
ちなみにこのミッドナイトを描いている時は、
手塚治虫先生、本人自身がまるで
本物のタクシードライバーの様な気持ちに成って描いていたそうです。
そう思いながら、このミッドナイトを是非お読みください(^O^)
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