レトロゲームとマンガとももクロと

レトロゲームとマンガとももクロと

ミッドナイト タクシードライバーのバイオレンスな日常

なぜかタクシーの助手席に座りたかったあの頃···

 

f:id:retogenofu:20150205012940j:plain

マンガを読んで、

その職業が身近に感じる事って有りますよね。

[ブラックジャック]を読んでお医者さんが身近に感じる。

[GTO]を読んで教師が身近に感じる。

[こち亀]を読んで警察官が身近に感じる。

 

そして今回紹介するマンガ

[ミッドナイト]を読んでタクシードライバーを身近に感じるという訳です。

 

 

ミッドナイトのストーリーは

〈もぐりのタクシードライバーの目的は!?名前も住所も謎につつまれているミッドナイトと呼ばれる男は、もぐりで深夜のタクシードライバーを続けていた。金が必要な理由とは···?〉そんなマンガです。

 

このマンガは、

問題や事件にこちらから向かって行く訳では無く、

普通にタクシードライバーをしているだけなのに、

何故か?お客さん自身がとても厄介な事件や問題を持ち込んで来ます。

 

つまりミッドナイトは[ドラえもん]的存在で、

乗り込んで来るお客さんが[のび太君]的存在という訳ですね。

(なので、このミッドナイトというマンガは、毎回乗り込んで来る、血生臭い、のび太君達が贈るヒューマンタクシードラマという訳ですね。ほっこりする暖かいヒューマンドラマや血生臭いヒューマンドラマ等、盛りだくさんです。)

 

このミッドナイトの主人公ですが、

特にこれといったスーパーヒーロー的な特徴がないんです。

[ブラックジャック]の様に、手術の天才という訳でもなく。

[リボンの騎士]の様に、剣の達人という訳でもなく。

[七色インコ]の様に、変幻自在の天才役者という訳でもありません。

だからこそ、タクシードライバーという

謎に包まれた職業が、身近に感じる事が出来るんですね···。

(きっとミッドナイトを読んで、タクシードライバーに成りたかった人も、

多いのではないでしょうかね。)

 

私はタクシーに乗る事がほとんど無い家庭で育ちました。

なので、年に数回のタクシーに乗れる時が楽しみでした。

そんな時は、いつもタクシーの助手席に乗るのが恒例でした。

(後ろの席に充分座るスペースがあるのに、率先して助手席に乗ってました。)

そして大人に成って、ふと思ったんですよね

「ギャーギャー騒ぐ子供が、助手席に乗るのは迷惑だったろうなぁ」と···。

 

そんな昔の恥ずかしい思い出を

ミッドナイトを読んで、急に思い出したのでした。

タクシードライバーが主人公の珍しいマンガ

手塚治虫のミッドナイトの話でした。

 

ちなみにこのミッドナイトを描いている時は、

手塚治虫先生、本人自身がまるで

本物のタクシードライバーの様な気持ちに成って描いていたそうです。

そう思いながら、このミッドナイトを是非お読みください(^O^)

 

 

スターやコメント、ブックマークを付けて貰えると

やる気に繋がります、どうぞお気楽に(^^)