レトロゲームとマンガとももクロと

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七色いんこ 最初の二ページは絶対に読まないで下さい!!

ガラスの仮面七色いんこか···

 

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ももクロちゃん主演の映画

[幕が上がる]の公開迄もう少しですが、

この映画を例えるなら、

[高校野球マンガ的な女子高の演劇部映画]だそうです。

(高校野球マンガのスポ根ストーリーを女子高の弱小演劇部に当て嵌めて書いた青春映画だそうです。)

 

そして、

「幕が上がるはこんな映画のストーリーです」と言われた時に思いました。

「もう一度最初から、七色いんこを読み返さなきゃ!!」と···。

(ガラスの仮面七色いんこかで迷いましたが、比較的に短い七色いんこの方にしました。)

 

この‘七色いんこ’というマンガは、

実在する演劇のストーリーが

マンガの各エピソードのモチーフに成っています。

七色いんこという、

名俳優でもあり

大泥棒でもある主人公が、

演技で人を魅了している間に、宝石等を盗んでいくストーリーです。

 

七色いんこが‘ハムレット’を演じると、

マンガのストーリーもハムレットにそったストーリーですし、

七色いんこが‘ゴドーを待ちながら’を演じると、

マンガのストーリーもゴドーを待ちながらにそったストーリーです。

 

つまり、演劇という物をまったく知らない人でも、

七色いんこというマンガを読めば、

演劇のストーリーを分かりやすく楽しめる様に成っています。

ハムレットってこういうストーリーなんだ」とか、

「演劇って意外と面白そうだなぁ~」なんて感じです。

 

まさに、

「これから幕が上がるを観たいけど、演劇ってどんな感じ?」という、

演劇の初心者が読むには、

うってつけのマンガなんですね。

(残念ながら幕が上がるに出てくる、銀河鉄道の夜のエピソードは有りませんでしたが。面白い演劇も沢山出てくるので、演劇という硬いイメージを壊すには良いかも知れませんね。)

 

 

そんな名作マンガの七色いんこなのですが、

1つ重大な問題点があります。

それは、[最初の二ページにストーリーが全部書いています]。

 

つまり、小説の読書感想文的な奴

「あの時の主人公の心理描写が······」みたいな、

絶対に小説を読み終わってからじゃないと、見てはいけない文章が、

目次の直ぐ後に載っている感覚なんです。

 

初めて七色いんこを読んだ時はびっくりしましたね。

「最初の二ページでガンガン、ネタバレしてる!!」なんて。

 

マンガの最後に、

そのページを入れてくれたらなんの問題も無かったのですが、

いきなりネタバレがドーンですからね、

さすが手塚先生······斬新です(^.^)

 

幕が上がるの事前準備として、

銀河鉄道の夜を図書館に借りに行くとします。

そんな時に、七色いんこもセットで借りてみてはいかがでしょうか

大抵の図書館には、手塚先生のコーナーが有るので是非どうぞ(^O^)

 

 

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