レトロゲームとマンガとももクロと

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鉄腕アトム アトムの表情に込めた隠された思い

鉄腕アトムの表情をおもいだして下さい

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みなさんは

鉄腕アトムについてどう思っていますでしょうか?

私の勝手なイメージで

アトムはいつも

ニコニコ顔という印象です。

[敵が出てきたら勇敢な顔でやっつける]

[悲しい事が有れば一緒に悲しむ]

[楽しい時はみんなと笑顔で]

そんな

わんぱくな鉄腕アトムのイメージだったんですよね···。

 

しかし

本来のマンガ版の鉄腕アトムはというと

ほとんどのシーンで控え目なんです。

お茶の水博士が

笑っているシーンはたくさんあります。

妹のウランちゃんが

笑っているシーンもたくさんあります。

しかし

主人公であるはずの

アトムはというと

どこか影があるような控え目な表情なんですね。

まるで闇を抱えている主人公の様な感じです···。

 

実は

このアトムの表情にこそ

手塚治虫先生の隠された仕掛けがあったんですね。

 

なんでも

古典落語の名人というのは

喜怒哀楽をほとんど表情に出さないで

演じていくそうなんです。

しかし

落語を聞いている人には

無表情であるはずなのに

喜怒哀楽がしっかり伝わっているそうです。

 

そんな仕掛けが

この鉄腕アトムには隠されていた訳ですね。

知らず知らずの内に

無表情のアトムに

自分たちで喜怒哀楽を重ねていたという事なんですね。

アトムが勇敢に戦っているシーンは

脳内のイメージでは勇敢な顔に、

アトムが悲しんでるシーンでは

脳内のイメージでは悲しい顔に、

みんなで楽しいシーンでは

脳内のイメージでは

ニコニコ顔のアトムになっているという訳ですね♪

(キティちゃんの理論と同じで、きっと無表情の方が、感情移入が出来るのかも知れませんね。)

 

 

手塚治虫先生というのは

ファンへのサインを断らない先生で有名だったそうで、

知人のパーティーに出席した時も

会場で子供達に一時間もサインを書いていんだとか、

そんな時に毎回描いていたのは

表情豊かなニコニコ顔の鉄腕アトムだったそうです(^O^)

 

 

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