レトロゲームとマンガとももクロと

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義風堂々の感想 義に生きて、愛に生きる、そんな戦国時代のヒーロー漫画

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花の慶次の外伝的な作品

 

[直江兼次にスポットを当てた感動巨編] 参考価格2000円

[義風堂々・前田慶次月語り  武村勇治  全9巻]

2009年発売  新潮社  ジャンル 戦国ヒーロー漫画

 

戦国時代に生まれたかったと思う人は数多く存在します。

 

昔では、司馬遼太郎さんなどの小説を読んで、

現在では、ゲームや漫画を読んでそう思う人が増えたと思います。

 

 

そんな事を今まで思った事が無くても、

きっとこの漫画を読めば思うかもしれない名作戦国漫画

義風堂々・前田慶次月語りの感想です(*’▽’)

 

 

 

義風堂々とはどんな漫画

 

この義風堂々ですが、

2009年に新潮社から発売された戦国ヒーロー漫画でした。

 

 

この義風堂々は、花の慶次の外伝的な作品で、

花の慶次でも人気の高かったキャラクター「直江兼次」を主人公に、

前田慶次に出会う前の段階を描いた作品でした。

 

 

花の慶次の作者「原哲夫」さんが原作者となり、

作画は「武村勇治」さんという、新時代の花の慶次が楽しめる作品でしたね。

 

 

漫画のストーリーは、

50歳を超えた前田慶次が屋敷でくつろいでいると、

41歳の直江兼次が訪ねてきて、

特に会話をする訳でもなく、酒を酌み交わして去っていく、

そんな二人を見た家来が、

「直江兼次様の子供のころはどんな方だったのですか…」と聞いたのをきっかけに、

物語が進んで行くという作品でした。

 

 

実は、子供の頃は、慶次と同じくらい暴れん坊だった兼次が、

どうして、義に生きて、愛に生きて、

戦国時代という裏切りが多かった時代に、

数多くの大名から絶大な信頼を勝ちとれたのかを、

前田慶次が語る思い出話として聞きながら、物語が進んで行く、

直江兼次の一生を描いた作品なのでした(^◇^)

 

 

 

義風堂々の感想

[突拍子もない設定だけど読んでいて面白い]

 

この漫画は、直江兼次の人生を描いた作品でした。

しかし、現実世界のリアルな設定とはかけ離れた、

突拍子もない設定で、あえて描くことによって、

もう一つの世界を体験している様な感じ出来る作品でした。

 

 

そんな設定だったので、

この漫画を読んでいても、すっと気楽に読めたのは良かったですね。

 

 

花の慶次を読んでいた時に、

「え!このキャラクターは創作だったの!!」とビックリするほどの、

説得力のある作品でした。

 

 

なので、今回の義風堂々では、物語の最初の方から、

あえて突拍子もない設定にすることによって、

楽な気持ちで楽しめた作品でしたね( `―´)ノ

 

 

[寡黙な男かと思いきや暴れん坊]

 

前作の花の慶次という漫画は、

戦国一の暴れ者のである、前田慶次を主人公にした作品でした。

 

 

そんな作品の中に出てくる寡黙な男が、今回主役の直江兼次なんですよね。

 

 

慶次がとんでもなく暴れまくる、

そんな慶次とは対照的に、冷静に物事を判断する直江兼次。

こんな図式が、たまらなく素敵な作品だったと思います。

 

 

なので、花の慶次では、

前田慶次よりも直江兼次の方が人気が高かったそうですね。

 

そんな直江兼次が、

どんな子供時代だったのかを描いた作品が、今回の義風堂々だった訳ですが、

蓋を開けてビックリ!!

 

 

とんでもない暴れん坊がこの漫画にはいましたね。

さぞや、子供のころから冷静な青年だったのかと思いきや、

前田慶次もビックリの暴れん坊で、度肝を抜かれたのを覚えています。

 

 

高倉健さんの様な不器用な人間かと思いきや、

竹内力さんの様なバイオレンス満載の人間だったという事です。

 

しかし、そんな新感覚の直江兼次もカッコイイので、

結果的には大成功だったのですがね(*´Д`)

 

 

 

義風堂々のまとめ

 

この漫画を初めて読んだ時は、

原哲夫さん本人がイラストを書いているのかと思うほど、

違和感なく読めたのが凄かったですね。

 

 

最後まで読んでから、

「原哲夫さんでは無くて、武村勇治さんだったの!」

なんてビックリしてしまうくらい、

本家である、花の慶次の世界感が上手く表現されていて、

これぞ、正式な続編といっても過言では無い、

素晴らしさがこの作品にはありましたね(/ω\) 

 

 

花の慶次を読んで、義風堂々を読む

そんな戦国時代に生まれたかったと思う最高の作品 

義風堂々・前田慶次月語りの感想でした(*^▽^*)

 

 

今でも続編が連載中なので、そちらもどうぞ。