人は気付いたら寝ています その瞬間を知りたいなと思いませんか
安眠
こんな言葉の価値は
年齢が進む事にどんどん上がっていきます。
子供の頃は、布団に入った瞬間にぐっすりだったのに
今では、布団に入ってからが、その日の反省会ですからね
安眠なんて、なかなかできませんよね。
人間というのは、人生の３分の１を眠って過ごすそうなので
最大の娯楽こそが、安眠なのかも知れませんね。
睡眠という人生で最も大事な娯楽の謎を
どうしても解き明かしてみたかった、そんな昔話です。
[人間はどのタイミングで眠ってしまうのだろう]
きっかけはとあるテレビ番組でした。
何の番組だったのかは忘れてしまいましたが
今でもとても印象に残っています。
ある小学生の男の子が
「自分の寝る瞬間を知りたい!!」と言う内容でした。
いつも気付いたら眠ってしまっているので
「意識が無くなる瞬間をどうしても知りたい」
そんな内容のテレビでした。
「じゃあどうすれば、眠った瞬間が分かるのか?」という話になりました。
そしてその番組で行った事が
体に「心拍数を測る機械」を着けて、眠るという物でした。
なんでも、心拍数を図ることで
その人が眠ったかどうかが分かるんだそうです。
そのテレビ番組のオチは
「今眠った」と分かった瞬間に起こしに行ったら
男の子が寝ぼけて、全然訳が分かってない
そんな微妙な終わりでしたね。
それから何年か経った頃、急にその事を思い出しまして
「自分でも体験してみたい!!」と思いました。
ただ、そんなゴッツイ機械も有りませんし
周りに起こしてくれる人も居ない
そこでひらめきました。
「そうだ、手にコインを持って眠ろう!!」
こんな神からのお告げでしたね。
[大事なことはハンターハンターに教わる]
ハンターハンターという大人気漫画があります
この漫画が大好きで、何十回も読み直しています。
そんな漫画のワンシーンで
眠りながらも修行をするというシーンがありました。
主人公のゴンと相棒のキルアが
手にロープを持たされまして
そのロープには岩が括り付けられています。
眠ってしまうと
握力が弱まってロープを放してしまいます。
そうすると、頭の上に岩が落ちてくる
結果大変なことになる。
そんな状況を打破するべく
意識を集中させながらも、睡眠をとる
こんな修行シーンでした。
しかし、このまま真似しては
頭が割れてしまいますよね。
そんな時に思い付いたのが
コインを持って眠ろうだった訳です。
手にお金（コイン）を持って、ベッドの上から手を出して眠る。
一体これでどうなるのか？
眠ると手の力が抜けますよね？
手の力が抜けると、自然とコインが落ちますよね？
コインが落ちたら、「チャリーン」と大きな音が鳴りますよね？
そして、眠った瞬間に、最高にビックリして起きる
こんなピタゴラスイッチでした。
[やり過ぎると、ある特技が身に着く？]
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この遊びの面白さたるや、毎日遊んでいました。
ベッドで眠っている人は、やってみて下さい
自分がいつ眠るのか本当に気付けます。
(カーペットを敷いていると音が鳴らないので、お皿か何かで床の代用をしてください)
わたしは、３ヶ月間程ほぼ毎日試していました。
「あ！今眠ってた！！」とか
「あ！まだ眠ってないんだ」とか
「あ！眠ってないと思ったら、眠ってた」とか
どんどん、この方法に慣れて行きましたね。
その結果、「コインを落とさずに眠れる」という
奇妙な特殊能力が付いちゃいましたね。
電車などで
携帯電話を持って、落とさずに眠っている人を見ると
「あの人も同じ能力者だな!!」なんて勝手に思ってます···。
ちなみに、コインを持って眠る事に慣れると
もうあの頃の、わくわくした体験は出来ないんですよね。
自転車の乗り方を忘れない様に
コインを持って眠る方法も忘れる事は出来ませんでしたね。
ちなみに、「眠る瞬間の感覚」がどういった感覚なのかといいますと
「お風呂に入っているような感覚」でした。
あの何とも言えない、全身を包み込まれるような温かさこそが
人間が安眠できる状態だったのかもしれませんね。
眠る瞬間を知りたいって
コインを持って眠るべし(/・ω・)/
