レトロゲームとマンガとももクロと

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こんなにも 駆け引きが楽しいゲームは珍しい 炎の闘球児・ドッジ弾平  

スポーツゲームだと思っていたのに…ビックリ

 

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[こんなに駆け引きが楽しい作品は なかなか無い]

[炎の闘球児・ドッジ弾平  サンソフト  ファミコン]

1992年発売  ジャンル シミュレーションゲーム  参考価格800円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  5時間

このゲームに対する世間の評価  なかなかの名作シミュレーション

どんな人におすすめ?  全国1000万人のドッジ弾平ファンに贈る

バーチャルコンソールで配信なし

 

漫画から大ブームになって

社会現象を巻き起こすことは良くありますよね。

 

キャプテン翼を読んで

一大サッカーゲームが巻き起こったり

 

テニスの王子様を読んで、

一大テニスブームが巻き起こったり

 

こち亀を読んで、

一大ベーゴマブームが巻き起こったり

 

漫画やアニメから社会を変えていく

こんな凄さがありました。

 

 

小学生と漫画は直結していますので

漫画を読んだ瞬間から、遊びたくなるものですよね。

 

 

そんな今回の、一大ドッジボールブームを巻き起こした作品の 待望のゲーム化

炎の闘球児・ドッジ弾平の感想です(*’▽’)

 

 

 

炎の闘球児・ドッジ弾平とはどんなレトロゲーム

 

この炎の闘球児・ドッジ弾平ですが

1992年にサンソフトから発売された

ファミコン専用のシミュレーションゲームでした。

 

このゲームは、「こしたてつひろ」さん原作

「炎の闘球児・ドッジ弾平」をゲーム化した作品で。

 

この漫画の影響から

全国各地で、ドッジボールブームが巻き起こったほどの作品でした。

 

 

そんなゲームの目的は

主人公の「一撃弾平」や親友の「小仏珍念」を操って

ドッジボールの強豪校を倒していきながら

最強のチームへと挑んで行く…。

こんな感じのストーリーでした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなドッジボールゲーム…ではなく

カードゲームとシミュレーションゲームをプラスした

え?なんで?といった作品でしたね。

 

お互いにカードを出し合って

数値が高い方が、ダメージを与えられたり

相手のシュートをキャッチで出来るようになるなど

 

感覚で言いますと、ドラゴンボールのゲームに似た感じでした。

 

 

キャラクターにはそれぞれ

攻撃力と防御力が設定されていまして

その数値が、そのままダメージに直結するという硬派なゲームでした。

 

弱い相手が、どんなに強いカードを出しても

相手のエース級には、これっぽっちもダメージを与えられないのは

原作を最大限に表現していたのではないでしょうか。

 

圧倒的な強さを見せつけられてから

そこに立ち向かって行く

これがスポーツ漫画の王道ですからね。

 

 

エース級には、必殺技が設定されていまして

この必殺技のシーンは

ファミコンとは思えない程の

綺麗なムービーが流れるのも感動しました。

 

 

いかに、相手のエースを無視して雑魚から倒すのか?

 

いかに、相手の必殺技をかわしていくのか?

 

こんな、ヒリヒリするような駆け引きこそが

面白い作品なのでした(^◇^)

 

 

 

炎の闘球児・ドッジ弾平の感想でもあり レビューでもあり

 

[最強の必殺技を無かったことにする 禁断のカード]

 

このゲームには

普通のカードの他にも、2種類のカードが用意されていました。

 

一つは「パスカード」という物で

「貧弱なキャラクターで攻撃したくない」という時に

味方にボールをパスするカードでした。

 

このカードは

相手がパスカードを選択した時に出すと

「相手のボールを強奪できる」という効果もありましたので、

 

「相手は、エースにパスを出すだろうな?」なんてのを先読みして

パスカードを狙って出すのも有効でした。

 

そして、もう一枚の

「ラインクロス」というカードこそが

 

このゲームのバランスを壊すと共に

駆け引きの難易度を最高に上げてくれました。

 

 

このラインクロスカードですが

「相手のボールを100%奪う」ことが出来ます。

 

相手が、どんなに強力な必殺技を使用しても

このラインクロス一発で、全て無かったことに出来ます。

 

これは相手も同じなので

こちらが最高の状態で使用した必殺技を

いとも簡単にかき消してくれます。

 

このカードの凶悪さたるや凄かったですね。

 

ラインクロスで相手のボールを奪う

 

パスカードで、主人公の弾平にパスをする

 

必殺技のカードで、相手に必殺技を叩き込む

 

こんなコンボを成功させたときは、とんでもない快感でした。

 

 

しかし、コンピューターもバカではありませんので

最後の必殺シュートの場面で

「そう来ると思っていたよ」なんて感じで

ラインクロスを頻繁におこなってきます。

 

 

この駆け引きが本当に面白かったですね。

 

絶対絶命のピンチに

ひっそりとラインクロスカードが配られた時の

あの興奮は忘れられませんね。

 

こちらが優位な時は、ラインクロスを温存する。

 

三枚のカードが揃った時は、一気にたたみかける。

 

そんな素晴らしい作品なのでした(*´з`)

 

 

 

[後半はオールスターチームで戦える喜び]

 

このゲームですが

常に相手のチームの方が強い状態で進んで行きます。

 

それこそ、こちらのチームには

「みさとちゃん」という貧弱な女の子が居るくらいですから。

 

激しい攻撃が飛び交う中に

貧弱な女の子がぽつんと居るチームで

競合ひしめく中を、勝ち抜いていかなければなりませんでした。

 

 

そんなゲームなのですが

面白いシステムも搭載されていまして

 

ライバルチームを倒すと、相手のエースが仲間になりました。

 

今までは、鬼の様な強さを誇っていたライバルが

次の試合では自分の仲間になるのですから

進めば進むほど、どんどん面白くなって行きます。

 

 

それこそ、最後の試合は

今までの強力なライバルたちが、全員一丸となって戦うので。

 

どこから投げても

必殺技のオンパレードになってくれて面白かったですね。

 

この流れは、往年の名作ゲーム

「キャプテン翼」を彷彿とさせてくれました。

 

そんなオールスターチームでも

最後のチームに苦戦するのは、相当燃えましたね。

 

どんなに強力な必殺技を打っても

いとも簡単にキャッチされる凄さは、流石ラスボスといった感じでした。

 

ゲームの前半は

いかに弱いチームで相手の強豪校を倒していくのか?を楽しんで

 

ゲームの後半は

今までのうっぷんを晴らすかのように、必殺技を使用しまくる。

 

こんな楽しさが

炎の闘球児・ドッジ弾平の最大のセールスポイントでしたね(/・ω・)/

 

 

 

炎の闘球児・ドッジ弾平のまとめ

 

このゲームは

無限コンティニューとパスワード方式でしたので

じっくり遊ぶことが出来ました。

 

難点としましては

一試合が比較的長めという事でしょうね。

 

大体20分くらいだったでしょうか。

 

それでも、あっという間の時間ですので

次の日は早いのに

何試合も遊んでしまう魅力がありましたとさ(/ω\)

 

 

そんな今回の、こんなに駆け引きを楽しめる作品は珍しい

炎の闘球児・ドッジ弾平の感想でした(*^▽^*)