レトロゲームとマンガとももクロと

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本当は超名作ゲームなのに…惜しい!! パロディウスだ!

このゲームで ファミコンの限界が見えましたね

 

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[コナミのお祭り的なシリーズ第二弾]

[パロディウスだ!  コナミ  ファミコン]

1990年発売  ジャンル シューティング  参考価格1020円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  1時間

このゲームに対する世間の評価  コナミのゲームをとことん茶化しまくる

どんな人におすすめ?  濃厚なシューティングゲームが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信あり

 

 

皆さんは、数十年前の自転車に乗った事ってありますか?

 

わたしは、大体40年くらい前の

新聞配達用の自転車を乗った事があります。

 

ちょっとした距離の移動に自転車が必要だったので

親戚のおじさんから貰ったのですが

 

この自転車の重いことと言ったらもうすごかったですね。

 

おそらくフレームだけで、10キロくらいはあったでしょうね。

 

最新の自転車ならば

数キロですから、5倍くらいは重かったです。

 

しかし、かごがとんでもなく大きかったために

スーパーの買い物には最高でした。

 

普通なら買い物袋1つで満杯でも

大きな買い物袋が3つ入りますからね。

 

ただ、自転車の性能は最高なのですが

あまりにも重すぎるために

どんなに漕いでもゆっくりとしか進まず

結局は1年ほどで処分しちゃいました。

 

新聞を運搬する機能としては最高だけど

太ももが悲鳴をあげてしまうという辛さに勝てませんでした。

 

 

そんな今回の、面白さは最高だけど、最後まで遊ぶには結構辛い

パロディウスだ!の感想です。

 

 

 

パロディウスだ!とはどんなレトロゲーム?

 

このパロディウスだ!ですが

1990年にコナミから発売された

ファミコン用のシューティングゲームでした。

 

このゲームが発売される少し前に

コナミのお祭りゲームとして

「コナミ・ワイワイワールド」という作品が発売されました。

 

今までに発売された

アクションゲームの主人公達が

邪悪なボスを倒すために立ち向かって行く…こんな最高の作品でした。

 

そんなお祭りゲームが

アクションだったのに対して

 

今回のパロディウスだ!は

「シューティングの世界で、お祭りゲームを遊ぼうではないか」と言う作品だった訳です。

 

そんなゲームの目的は

捕らわれている「オオダコ」を助け出すために

仲良し4人組が立ち向かうという目的でした。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスな横スクロールシューティングなのですが

パロディウスだ!というタイトルが示す通り

細かなシステムは、名作シューティングゲームのパロディー満載でした。

 

 

基本システムは

グラディウスの、任意でパワーアップできるシステムで

 

その他にも

ツインビーのベルシステムも取り入れるなど

 

「これで満足できない人はいないでしょ」というほどの豪快さでした。

 

 

主人公機は

 

本作の主人公的な タコ

 

コナミのペンギンと言えばでお馴染の ペンギン

 

名作シューティングからは

グラディウスとツインビー

 

こんな豪華布陣で挑んで行きます。

 

グラディウスお馴染の

任意でパワーアップできるシステムが取り入れられていますので

 

自機は4種類でも

遊び方が無限に広がって行くのは最高でしたね。

 

 

スタートする時の音楽が

その主人公のゲーム音楽なのも

往年のコナミファンにとっては、感涙ものだったのでしたね。

 

シューティングゲームという硬派なジャンルを

これでもかとパロディーしまくった

ファミコンを代表する名作ゲームなのでした。

 

 

 

パロディウスだ!の感想でもあり レビューでもあり

 

[コナミのゲームをこれでもかとパロディーする]

 

このゲームですが

これでもかとコナミテイストを盛り込んでいました。

 

昔は気付くことが出来なかった

細かい部分に気付くのも楽しかったですね。

 

ステージの後ろに

 

悪魔城ドラキュラの、悪魔城が見えるとか

 

月風魔伝のステージをもじった、骸骨満載のステージが出てきたりとか

 

今までは気付けなかった、物凄く細かな部分まで

コナミテイスト満載で楽しめるとは恐れ入りました。

 

コナミのゲームを知れば知るほど、楽しくなって行くのですから

「流石コナミ商売上手だな」と改めて思いましたね。

 

 

 

[最高のゲームになるはずだったのかな?]       

 

このゲームですが、かなり面白いです。

 

それこそ、このゲームを購入する事で

グラディウスも

ツインビーも

パロディウスも、楽しめるのですから最高です。

 

更に、コンティニューも無制限ですから

諦めなければクリアが出来るマイルドな難易度でした。

 

今までのコナミゲームに比べれば

かなり優しいゲームでありながらも

後半には難しいステージもありましたので

 

シューティングゲームの初心者から

シューティングゲームの上級者まで、どちらも最高に楽しめると思います。

 

ですので、このゲームの中身には

満点を上げても良いくらいの素晴らしい作品でした。

 

 

なのに、それなのに

遊んでいて「物凄くもやもや」するんです。

  

最高のゲームなのに、遊んでいるともやもやしてしまう?

 

それは何故なのかと言いますと

このゲームの容量に問題がありました。

 

 

このゲームは

アーケードゲームからの移植作品だったそうです。

 

そして、かなり忠実に移植されていたそうです。

 

その結果、ファミコンでは耐えることが出来ない程の

大容量になっていました。

 

 

その結果どうなるのか?

 

 

ステージの途中で

ゲームのスピードが物凄くゆっくりになります。

 

まるで、10キロ以上ある

重い自転車をこいでいるかのような感覚です。

 

敵の多さと

自機のフルパワーアップ状態の容量が多すぎ

ファミコンが処理できずに

そのままゆっくり進むゲームになってしまいます。

 

これが辛かった訳ですね。

 

最高のゲームだったがゆえに

ファミコンでは表現しきれませんでした。

 

 

しかし、そんなゲームを快適に動かす方法があったんです。

 

それは、自分の装備を貧弱にするという方法でした。

 

フルパワー状態だと処理が追いつかない

だったら、貧弱なままで行きましょうという事です。

 

このスピード感が本当に快適で

「ずっとこのままで遊んでいたいな」と思いましたね。

 

 

しかし、パワーアップしなければ、敵には対抗できませんので

結局はパワーアップをしなければいけません。

 

その結果、快適なスピードとは

金輪際おさらばしてしまうという事です。

 

ファミコンのゲームには

処理落ちというのは付き物なのですが。

 

こんなにも頻繁になってしまうのも、珍しい作品でしたね。

 

 

なんでも、このゲームが上手い人は

あえてパワーアップをつけないで

ギリギリのラインを攻めるのが好きだそうです。

 

こうする事によって

ハラハラドキドキを味わえつつ

快適なスピードで、パロディウスを遊べるのですから

物凄く理にかなっていますよね。

 

 

あえて、自分で遊び方を制限することによって

アーケードの名作ゲームそのままに遊びまくる

 

そんな、激ムズの裏ワザなのでした。

 

 

マイルドな難易度でゆっくり楽しむのか

 

凶悪な難易度で快適に楽しむのか

 

こんな二者択一もこのゲームの魅力なのかな。

 

 

 

パロディウスだ!のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

コナミのお祭りゲームを楽しむ

 

しかもシューティングというジャンルで

 

これだけでも満点です

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

バカな世界感なのだけど

 

シューティングとしても完璧な作品

 

処理落ちだけが玉に傷

 

そんな作品でしたね

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームを購入するまでは

スーパーファミコン版のパロディウスだ!を初代だと思っていました。

 

しかし、ファミコンでも発売していると知りまして

購入して遊んでみると、かなりの面白さでビックリした訳です。

 

しかし、処理落ちの酷さに

「この部分を改善していれば、最高のゲームだったのに…」とも思いましたね。

 

スーパーファミコン版では

大幅にパワーアップしていたので大満足でしたが

 

面白さに関していえば

ファミコン版も負けないくらいの面白さはありました。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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