レトロゲームとマンガとももクロと

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お金をあげて斬りかかる そんな血生臭いワールドネバーランド!? 将軍 ファミコン版

ネットゲームにも似た 不思議なゲームデザイン

 

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[お金やアイテムを上げて 味方のふりをして それから斬りかかる]

[将軍  ヘクト  ファミコン]

1988年発売  ジャンル アクション・シミュレーション 参考価格700円

 

記事のネタバレ度 高め

攻略に必要なプレイ時間  5時間

このゲームに対する世間の評価  ファミコンでもワールドネバーランドを楽しめる?

どんな人におすすめ?  ガチのワーネバ好きに遊んでほしいな

バーチャルコンソールで配信なし

 

 

ネットゲームという物は

今でこそ一般的ですが

当時としては物凄くディープな世界でした。

 

今までは、

コンピューターが街の住人だったのに

 

ネットゲームでは

目の前の住人は、「リアルの人間」というのが凄いです。

 

ゲームを通じて

「そのまま、結婚まで行った」なんて人達も居るくらいの

もはや、第二の現実だったのではないでしょうか。

 

 

そんな今回の、ファミコンなのに、ネットゲームの様な世界感が楽しい作品

将軍の感想です(*’▽’)

 

 

 

将軍とはどんなレトロゲーム?

 

この将軍ですが

1988年にヘクトから発売された

ファミコン専用のシミュレーションゲームでした。

 

このゲームの目的は

性別も、職業も、年齢さえも違うキャラクターの中から

好きな主人公を選んで

将軍になるというのが目的でした。

 

 

ゲームのシステムは

物凄く不思議なゲームシステムでした。

 

基本的には

アクションゲームの様にキャラクターを移動させて

 

街中にある沢山のアイテムを拾いながら

「自分のパラメーターを上げて行く」

そのまんま「ワールドネバーランド」の様な感覚でした。

 

ワールドネバーランドでは

仕事をしながらお金を貯めて

恋愛をして

幸せな人生を過ごすというのが目的でしたが。

 

今回の将軍に関していえば

「なぎなた」「わきざし」などの物騒な武器

「かぶと」「よろい」「たて」などの防具も落ちていますので

 

そのアイテムを駆使しながら

自分の戦闘力を高めたりしてもいいですし

 

「きょうほん」「さかな」などを拾って

住人にそのままプレゼントをして

好感度を上げて行くなど、ネットゲームの様な世界感がありました。

 

 

城下町をふらふらしながら

落ちているお金やアイテムを拾って

自分のパラメーターを上げて行き

 

ゆくゆくは家来をたくさん従えて

将軍様になるという作品でしたね(^◇^)

 

 

 

将軍の感想でもあり レビューでもあり

 

[選べるキャラクターが凄い]

 

「ゆくゆく将軍になる」というのが目的のゲームを作るときに

貴方ならば、どんなキャラクターを設定しますか?

 

普通ならば

「名家の御曹司」とか

「伝説の剣豪の末裔」とか

「歴史的大名の子孫」とか、エリート的な設定にすると思うのですが。

 

このゲームの主人公候補生は

侍とか

町娘とか

魚屋さん、なんて感じで一般人です。

 

そこら辺の町娘が

なぎなた片手に暴れまくって将軍を目指したり

 

魚を釣って生計を立てていたのが

「心機一転、将軍にでもなろうかな」なんて展開が面白かったです。

 

 

そんなキャラクターたちよりも

圧倒的に強い

エリートキャラクターも数多く存在するのですが。

 

ゲームを楽しく遊ぶならば、町娘や魚屋さんを選んでしまいますよね。

 

そんな、何とも豪快なゲームなのでした(*´з`)

 

 

 

[家来の忠誠心をガッツリ上げてから斬る]

 

このゲームでは

相手に様々なプレゼントすることが出来ます。

 

この、プレゼント行為を繰り返すことで

キャラクターの好感度を上げて行き

「あなたの家来にしてください」という告白を待ちます。

 

このゲームでは

20人の家来を従えなければ

ゲームクリアとなる将軍にはりませんので

 

家来を集める為に

とにかくプレゼントを頑張るゲームでした。

 

 

プレゼント以外にも、家来にする方法がありまして

それこそが「戦闘」でした。

 

相手に武器があって

こちらが戦いたいとコマンドを選択して

相手が戦闘を了承すれば

晴れて戦闘開始となります。

 

基本的には

ちからというパラメーターが高い方が勝つという

物凄くシンプルな戦いでしたが。

 

試合に勝つことが出来れば

相手のお金やアイテムを全て奪えて

なおかつ自分の家来に出来るという、一石二鳥の展開でしたので

 

自分のお金を全部プレゼントして、相手の忠誠心を上げてから、

相手に斬りかかるというのが

このゲームの定石でしたね。

 

どうせ倒せば

お金は全て戻ってくるのですから

 

あげては斬りかかる

あげては斬りかかるという

何とも不思議な方法で、家来を増やして行きましたね。

 

お金をあげた時点で

「家来になりたい」と申し出るのですが

 

そのまま、自分の家来にも斬りかかるのは

まさに、「血生臭いワールドネバーランド」といった感じでしたね。

 

 

武力で家来にしても

頻繁に裏切られますし

 

プレゼント攻撃で、家来にするには時間が掛かり過ぎます

 

そんな考えの結果が

プレゼントをあげてから斬りかかる

とんでもなく酷い作戦になったのかも知れませんね(/・ω・)/

 

 

 

将軍のまとめ

 

このゲームですが

購入した時は完全なるバカゲーだと思っていました。

 

意外や意外、長時間遊んでみると

結構楽しい作品でしたね。

 

プレイ時間で言いますと

2時間も掛からないでクリアは出来るのですが。

 

何度も繰り返し遊びたくなる

不思議な魅力が、このゲームにはありましたね。

 

 

そんな今回の、血生臭いワールドネバーランドをあなたに贈る

将軍の感想でした(*^▽^*)