レトロゲームとマンガとももクロと

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聖飢魔Ⅱ・悪魔の逆襲 システムを理解することで最高のゲームになるかもしれない

伝説のクソゲーも意外といける  この機会にこの不遇なゲームを見直そう

 

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[もしかしたら説明書があれば  最高に面白かったのかな]

[聖飢魔Ⅱ・悪魔の逆襲  CBSソニー  ファミコン]

1986年発売  ジャンル アクション  参考価格500円

 

記事のネタバレ度  高め  

攻略に必要なプレイ時間 1時間

このゲームに対する世間の評価 これって伝説的なクソゲーですよね?

どんな人におすすめ? バカゲーマニアにはたまらない作品です

バーチャルコンソール配信無し

 

 

この世には

面白いゲームか、面白くないゲームか

たったの二種類しか存在しないと思っている人も

多いかと思います。

 

しかし、購入したゲームが

仮に面白くないゲームだとしても。

 

突き詰めてプレイしたとしたら

きっと、そのゲームの印象は変わってくると思うんです。

 

せっかく親におねだりして

やっとの思いで、購入してもらったゲームなのですから。

 

「あれ?面白くないゲームなのか?」と

開始5分で分かったとしても

 

自分を騙してプレイしているうちに

きっと面白くなっていくはずなんです。

 

きっと…。

 

なので

「あのゲームクソゲーだったよね」といわれても

「そんなこと無いよ、やりこめば面白いよ」なんて応戦していく訳ですね。

 

 

そんな今回の、昔から伝説のクソゲーと呼ばれていたのに

「あれ?これって意外といけるんじゃない」と思った

聖飢魔Ⅱ・悪魔の逆襲の感想です(*’▽’)

 

 

 

聖飢魔Ⅱとはどんなレトロゲーム?

 

この聖飢魔Ⅱ・悪魔の逆襲ですが

1986年にCBSソニーから発売された

ファミコン専用のアクションゲーム作品でした。

 

聖飢魔Ⅱという

大人気ロックバンドを主人公にした作品で

 

キャラクターゲームの中でも

「たけしの挑戦状」並みに、知名度の高い作品でした。

 

そして、さまざまなメディアで

「伝説のクソゲー」として、昔から酷評されてきたゲームでした。

 

「単調で面白くない」だとか

「そもそも聖飢魔Ⅱの意味があるのか」だとか

結構な作品でしたね。

 

 

ゲームの目的は

主人公の「デーモン小暮閣下」を操作して

各ステージに捕らわれた、聖飢魔Ⅱのメンバーを助け出し

音楽ライブを行うのが目的です。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションゲームのシステムで

似たタイプのゲームで言いますと

「ドラゴンスレイヤー4」のようなシステムでしょうか。

 

聖飢魔Ⅱという

不気味なロックバンドの世界感を

 

ファミコンゲームに上手く当てはめていく事で

聖飢魔Ⅱファンにも楽しい、アクションゲームとしても楽しい

こんな作品に仕上がっていましたね。

 

 

 

聖飢魔Ⅱの感想でもあり レビューでもあり

 

[ゲームのルールが分かれば相当いける]

 

初めてこのゲームをプレイした頃は

正直訳が分からなかったです。

 

敵にぶつかっても、死ぬわけでもないし

 

変なアイテムが、これでもかと沢山落ちていて意味が分からないし

 

そもそもゲームの意味すら分からない

 

こんな、とにかく訳が分からないゲームでした。

 

 

しかし、意外や意外

ゲームのルールが分かると、加速度的に楽しくなってくるんです。

 

 

特に面白いのが、武器の成長システムでした。

 

RPGの様に、お金を貯めて

徐々に武器を購入していくのが最高に面白いんです。

 

最初は石、次にジャックナイフ、次に斧

次にファイアーボールに進化して、最後はコウモリで締める。

 

こんな、武器がパワーアップしていくのが最高でした。

 

さっきまでは、かなり苦戦していた雑魚敵も

武器がランクアップする事に、バンバン消え去っています。

 

あの、「自分が強くなった」と感じられるのは最高でしたね。

 

 

その他の特徴としましては

「ライフと制限時間が一緒」という独特なシステムでした。

 

マップのアイテムを全て集めると

次のステージへの扉が開くというシステムでしたので。

 

もたもたしていると、制限時間が減る

 

急ぎすぎると敵に当たって、時間が減る

 

こんなジレンマが、ゲームを最高に盛り上げてくれました。

 

 

しかし、救済措置もありまして

お金さえあれば、回復アイテムである「生き血」を買いまくれるので

いかに効率的に購入して行くのかを考えるのも醍醐味でしたね。

 

 

[どうしてクソゲー扱いされていたのか]

 

こんなにも、意味が分かると面白いゲームなのに

どうして、このゲームがクソゲー扱いされるのかと言いますと

「お金は有限」だと思ってしまうからです。

 

ステージに設置されているドル袋を集める事で

お金を貯めて行きますので

どうしても節約してしまう訳です。

 

「イベントアイテムを購入する為に、回復アイテムは後回し」

 

こんな結果が

 

武器のランクアップも出来ない

 

回復アイテムも満足に購入できない

 

そして、雑魚敵にボコボコにされてゲームオーバー

 

こんな理由から、激ムズゲームになったのかも知れません。

 

 

ところが、誤解していました

このゲームでは、雑魚敵を連続で倒すことでお金を落とす

シンプルなシステムだったわけです」。

 

タイミング良く、雑魚敵を倒すことで

ちょっとずつですが、お金を貯めていけます。

 

この方法を知ることで

ゲームの難易度がガクンと下がっていく訳ですね。

 

「やばい!金が無限に使える!!」なんて感じで。

 

 

このお金稼ぎのシステムを知った時から

このゲームの評価が、グングンと上昇したのを覚えています。

 

「そう簡単には、連続では倒せない」

「でも倒せたときの達成感は最高!!」

こんな絶妙さも相まって

お金を稼ぐことだけに時間を費やしていたのを覚えています。

 

 

そんな、ゲームのルールが分かれば、と言いますか

お金の稼ぎ方さえ分かれば

意外と簡単にクリア出来るゲームなのでした。

 

 

 

[シンプルなゲーム性が ファンにとっては辛いかも]

 

このゲームは、プレイしてみると分かるのですが

かなりステージが長いゲームです。

 

しかも、比較的シンプルなゲームなので

「知ってる、聖飢魔Ⅱのゲームが出るんだってさ!!」

「絶対に過激なゲームだよ、今から楽しみ♪」という熱狂的なファンにとってみたら

 

「こんなの聖飢魔Ⅱのゲームじゃない…」となったのでしょうね。

 

そんな、ゲームの内容と購入したファンの人たちとのギャップが

伝説のクソゲーを作ってしまいました。

 

 

もしも、聖飢魔Ⅱのキャラクターゲームでは無く

 

ちゃんとした勇者を操って

アクションRPGとしてプレイ出来たとしたら

かなりの名作ゲームになれたのかな?とも思えましたね。

 

 

聖飢魔Ⅱファンにとっては過激さが足りなかった。

 

それ以外のファンには、「聖飢魔Ⅱにする意味があるの?」になってしまう。

 

そんな、行くも地獄、戻るも地獄の

絶妙な中途半端さが、勿体なかった作品でしたね。

 

 

 

聖飢魔Ⅱのまとめ

 

こちらから購入できます

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

伝説的なクソゲーですよね?

なんて世間の評価を

今に時代に覆してみてはいかがでしょうか

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

お金の稼ぎ方が分かった瞬間から

アクションRPGとしては結構楽しめますので

 

是非とも遊んでほしいですね

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

最初のイメージとしては

全くの意味不明な作品なのですが。

 

ルールが分かってくる度に、面白さがどんどん蓄積されていき。

 

最終的には

「このゲーム、意外と好きかも?」と思ってしまう魔力がありました。

 

クリアするまでに90分くらいかかりましたので。

「たまたま、90分あいたな…」という時は、聖飢魔Ⅱをお勧めします。

 

キャラクターゲームという事もあり

バーチャルコンソールで配信される事は皆無だと思います

だったら今急いで買うしかありませんよね!!

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

ゲームのルールを学ぶことで、面白さが加速度的に上がっていく

それこそが、今急いで500円で買う理由です!!