レトロゲームとマンガとももクロと

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PS版 桃太郎伝説  意外と知らない究極のやりこみゲーム その豪快すぎるシステムとは?

お金があればなんでも出来る   究極のドーピングゲーを体験しろ

 

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[桃から生まれて11年 人気の桃伝集大成!]

[桃太郎伝説  ハドソン  プレイステーション]

1998年発売 ジャンル 和風RPG  参考価格1360円

 

記事のネタバレ度  高め  

攻略に必要なプレイ時間  20時間

このゲームに対する世間の評価  プレイステーションで発売してたの?

どんな人におすすめ?  RPG好きには絶対に遊んで欲しいな

ゲームアーカイブスで配信無し

 

 

ファミコンあるあるで

「ももでん面白いよね!!」というと

大抵の場合は、「桃太郎電鉄(すごろく)」の方を思い浮かべます。

 

しかし、RPG好きの私にとって

ももでんというのは「桃太郎伝説」の方なんです。

 

 

そんな今回の、実はプレイステーションでも発売していた

究極のやりこみゲーム 桃太郎伝説の感想です(*’▽’)

 

 

 

桃太郎伝説とはどんなレトロゲーム?

 

この桃太郎伝説ですが

1998年にハドソンから発売された

プレイステーション専用のRPGでした。

 

ゲームのストーリーは

昔話でお馴染の、桃太郎、金太郎、浦島太郎…などの面々が

鬼退治の為に冒険をしていく

とてもシンプルな作品でした。

 

そして、このシリーズから派生していったのが

大人気ボードゲームの、「桃太郎電鉄」という訳ですね。

 

先に桃伝があっての、桃電という事なんですよね。

 

 

ゲームのシステムは

さまざまな村に行き、鬼を懲らしめて厄介事を解決していく

とてもオーソドックスなRPGでした。

 

使用する術は

レベルアップで覚えていく…のでは無く

 

全国各地に居る、不思議な仙人に伝授してもらう

独特なシステムが面白く

「次の地域には、いったい、どんな不思議な仙人が居るのだろうか?」

こんな楽しみも、桃太郎伝説の売りでした。

 

PCエンジンで発売されていた

「桃太郎伝説2」を大幅にパワーアップさせたのが

今作のPS版桃太郎伝説だったそうです。

 

当時大人気だった、カード集めの要素も入っていて

鬼を倒す度にカードをゲットすることができ

カードをコレクションしていくのも楽しい作品でした

 

 

桃太郎伝説が

実は、プレイステーションでも遊べるという、事実に気づいていない

プレイステーションの隠れた名作RPGでしたね。

 

 

 

桃太郎伝説の感想でもあり レビューでもあり

 

[やりこみ好きとドーピング好きは今すぐ集まれ!!]

 

この桃太郎伝説には

やりこみゲーム好きにはたまらない

とても面白く、とても熱中出来るシステムがありました。

 

 

それこそが、ドーピングシステムです。

 

桃太郎伝説というのは

全部のシリーズを通して、非常に高難易度なんです。

 

「これくらいレベルを上げれば、流石に楽勝でしょう…」なんて洞窟に行っても

 

ボスがあまりにも強すぎて

「またレベル上げか…桃太郎伝説、恐るべし」というゲームでした。

 

なので、ゲーム時間の大半を「レベル上げ」に費やすことになります。

 

しかし、今回の桃太郎伝説に関していうと

「お金があれば、なんでも出来る」です。

 

 

難しいRPGというのは

レベル上げをしていると、どうしてもお金が余ってしまいます。

 

ダンジョンを全くクリア出来ない

 

レベル上げをとにかくする

 

お金が貯まる

 

でも、行ける街での最強装備はとっくに買っている

 

お金がどんどん貯まって行く…

 

こんな感じでした。

 

しかし、この桃太郎伝説というゲームでは

その余っているお金で

ドーピングアイテムを、好きなだけ買うことが出来ます。

(ドラクエでいう、ちからの種やすばやさの種等がお金で買えます。)

 

つまり、どうやってもボスが倒せない場合は

持っているアイテムを全部売って

有り金を全部、ドーピングアイテムにして

そのままゴリ押しで倒すという

何とも強引な方法が可能なんですよね。

 

普通のゲームでは

能力を上げるドーピングアイテムなんて買えませんからね。

 

仮に買えたとしても

ポケモンの様に、規定数までしか使用できないといった

制限が掛けられているのが普通でした。

 

ドラクエに、本当にハマっている人は

レベルを99迄上げるのは普通で

そこからさらに

ドーピングアイテムを使っての、やりこみが始まります。

(決まったモンスターが低確率でアイテムを落とすので、そのモンスターを何百匹も繰り返し倒して、徐々に強くして行きます。)

 

 

しかし、この桃太郎伝説では、

そんなモンスターを倒さなくても、ドーピングアイテムをお金で買えると···。

 

格安の装備を買った方が、能力が上がるのですが

最強装備になった時は、高価なドーピングアイテムを買った方が効率的

こんな絶妙なバランスも最高でした。

 

 

キャラクターの限界を求めるのが好きな人は沢山居ます。

 

「ディスガイアシリーズ」なんかは

まさに、そんな人達の為のゲームでしたからね。

 

そんなディスガイアシリーズを、大好きな人にこそ

この桃太郎伝説は、お勧めしたいですね。

 

 

ドーピングアイテムを買えるようにしたら、ゲームバランスが崩れるのでは?

 

そんな、思い込みを破壊した、思いきりの良さこそが

このゲームが、「桃太郎伝説シリーズの集大成」と呼ばれる

理由なのかも知れません。

 

 

 

[敵を改心させるというシステムが、とてつもなく優しい]

 

この桃太郎伝説シリーズですが

鬼を退治するのではなく

鬼を改心させるという、言い方になっています。

 

「鬼も悪い奴ばかりでは無い…」というメッセージが込められている訳ですね。

 

 

そんな優しいゲームなのが素晴らしかったですね。

 

 

 

[ドーピングアイテムを買える迄が辛い]

 

この桃太郎伝説ですが

おそらく、ドーピングアイテムを使う事、前提の敵の強さなので

ドーピングアイテムが買える様になる

ゲームの中盤迄は、本当にハラハラドキドキの展開でした。

 

まさに、強敵たちとのバトルを連続して楽しめる

今までの桃太郎伝説でした。

 

どんなにレベルを上げても

楽が出来ない

 

昔ながらのゲームの難易度を

プレイステーションという世界に、あえて持ってきていましたね。

 

 

なので、ドーピングアイテムを買えるとわかった時は

本当にビックリしました。

「これで、お金さえ貯めれば全ステータスをMAXに出来る…」なんて感じで。

 

確かに、いきなりドーピングアイテムを買えると分かってしまうと

その後は、ドーピングアイテムを使うだけの

大雑把なゲームになってしまいます。

 

なので、あえてゲームの中盤までは

ストレスが貯まりやすい、凶悪な難易度にしておき

 

途端に、優しい顔を見せる

 

ツンデレ的なゲームの流れに、持っていきたかったのでしょうね。

 

 

ただ、ゲームの序盤が

もう少し甘めに設定されていたら

 

ゲーム初心者にも、文句無しでお勧めできる

名作ゲームだったのですがね。

 

 

そのぶん、後半からの爆発力が相当ですので

面白いRPGをお探しなら、遊んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

エンカウントが強烈なのを逆手にとれ

 

この桃太郎伝説ですが、

敵とのエンカウントがきついゲームでした。

 

歩けば、鬼が出てくる

また歩けば、鬼が出てくる

またまた歩けば…なんて感じでした。

 

このエンカウントのきつさは

初代からの名残なので、仕方のない事なのですが。

 

今回は、このエンカウントのきつさが

プラスに作用しています。

 

 

その理由は、このゲームでは、敵が勝手に逃げてくれるんです。

 

こちらが鬼よりも圧倒的に強いと

「桃太郎さん勘弁してくださいよ」と敵が恐れをなして逃げて行きます。

 

「そんなの、他のゲームでもあるよ…」と、お思いですよね。

 

 

実は、お金も経験値も、一緒に置いて行ってくれます。

 

つまり、鬼と出会った瞬間に、

鬼を全滅させてくれるという、物凄いシステムに早変わりなんです。

 

このシステムと

エンカウントのきつさが融合すると、どうなるのか?

 

歩いているだけで

お金がザクザク貯まっていく、とんでもないゲームの完成なんですよね。

 

 

ドーピングアイテムを購入するには

とんでもないお金が必要になっていきます。

 

そんなお金が、歩いているだけでザクザク貯まる。

 

これこそが、この桃太郎伝説というゲームの

最大のセールスポイント、なのではないでしょうか。

 

 

このシステムを利用して、簡単にレベルを上げる事ができました。

 

このゲームは、キャラクターの人数で経験値が変わるシステムで

4人で戦うよりも、1人で戦った方が、レベルが上がりやすくなっていました。

 

そのぶん苦戦をするのですが、このゲームでは鬼が逃げてくれます。

 

これを利用するんです。

 

中盤のイベントで

仲間達がはぐれてしまうイベントが起こります。

 

その時は桃太郎1人で、冒険する事になります。

 

ここで、ギリギリ鬼が逃げてくれる場所まで行きまして

そのまま、桃太郎一人で戦います。

 

鬼は勝手に逃げてくれますので、全滅をすることも有りませんし

経験値も、4人パーティーの時に比べて、約4倍ほど貰えます。

 

このタイミングで、桃太郎のレベルを上げれば

この後のボス戦を楽に戦えますので、お試しください。

 

 

 

桃太郎伝説のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

プレイステーションで桃太郎伝説を遊べるの?という意見を

この記事をアップしてから、沢山の人に言われました。

 

ファミコンで遊びまくっていた人

スーパーファミコンで遊びまくった人

PCエンジンで遊びまくった人

 

こんなかつての子供たちが

大人になって遊ぶには、最高の作品なのかもしれませんね。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ドーピングアイテムを無尽蔵に使用できるのは

やっぱり凄いシステムだと思います。

 

ラスボスが倒せなくて

2時間ほどレベルを上げて

ドーピングアイテムをどんどん使用して

ラスボスを瞬殺してしまう

 

こんな悲しさも、最高に楽しかった思い出です。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

桃太郎伝説ですが

残念ながらこのシリーズで終ってしまいました。

 

ゲームの面白さで言えば、かなりの名作ゲームだと思うのですが

あまり売れなかったそうです。

 

やっぱり、ももでんと言えば

桃太郎電鉄だったのでしょうね。

 

ストーリーとしてはかなりシンプル

 

それなのに、最後まで遊ばせてしまう魅力がある

 

やりこみ要素も文句無し

 

そんなところが、このゲームの魅力です。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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