レトロゲームとマンガとももクロと

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七人の侍・20XX PS2版  このゲームがクソゲーと呼ばれる二つのポイント

スタイリッシュな世界で遊ぶ 七人の侍

 

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[マップが広すぎて  諦める人が続出?]

[七人の侍・20XX  サミー   プレイステーション2]

2004年発売   ジャンル アクション  参考価格200円

 

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  8時間

このゲームに対する世間の評価  もう少し短ければ 良かったかな

どんな人にお勧め  敵を斬りまくるのが好きなら 最高です

 

 

皆さんは、黒澤明さんの映画って見ますか?

 

あまり見ないと言う人でも

「七人の侍」という名前くらいは聞いた事があるのではないでしょうか。

 

村を守るために

七人の侍を集めていくという

RPGの様な展開に

 

心ワクワクしてみた思い出があります。

 

そんな七人の侍が

アクションゲームで発売されていたって御存知でしたか?

 

 

そんな今回の  七人の侍を SFっぽく描いたアクションゲーム

七人の侍・20XXの感想です。

 

 

 

七人の侍・20XXとはどんなレトロゲーム?

 

この七人の侍・20XXですが

2004年にサミーから発売された

プレイステーション2専用のアクションゲームでした。

 

黒澤明監督の国民的映画

「七人の侍」をゲームにするというなんとも豪華な作品で。

 

ゲームの音楽を「坂本龍一」さんが担当する等

相当な話題作でもありました。

 

 

そんなゲームの目的は

「ヒューマノイド」と呼ばれる

機械人間に怯えて暮らしている世界を舞台に。

 

主人公ハンターの「ナト」が

各地に散らばっている凄腕ハンターを仲間にして行き

 

迫りくるヒューマノイド軍団と対決していく

 

そんな七人の侍の物語を

SFにした様な作品になっていました。

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションゲームで

似たタイプのゲームで言いますと

「無双シリーズ」や「鬼武者」の様なシステムになっていました。

 

数十体という雑魚敵が一気に襲ってきまして

 

その雑魚敵を倒さない限り

先に進めないというシステムでした。

 

雑魚敵を倒しながら

ステージを進んで行き

 

最後の部屋にはボスが待っている

 

そのボスとの戦いは

タイマンバトルになっていて

 

格闘ゲームの様な緊張感も味わえる

 

そんな無双シリーズと鬼武者シリーズの

良い所を組み合わせた、ゲームシステムになっていました。

 

 

いかに素早く

 

いかに効率的に

 

いかにスタイリッシュに決めるのか

 

そんな、敵を斬ることだけに特化した

 

豪快なアクションゲームなのでした。

 

 

 

七人の侍・20XXの感想でもあり レビューでもあり

 

[アクションの爽快感はなかなかのもの]

 

このゲームの売りは

なんといってもアクションの部分でしょうね。

 

主人公のナトは

二刀流のハンターでして。

 

通常時は一本の刀で戦うのですが

 

二刀流のモードになることで

圧倒的なスピードで斬りまくります。

 

今までは10ヒットとかが限界だったのですが。

 

二刀流になった瞬間に

相手を切り刻みまして、40ヒットとか叩き出しました。

 

雑魚敵は瞬殺

 

中ボスクラスもあっという間に

 

ボス戦では相手のゲージがみるみる減って行く

 

こんな快感は

他のアクションゲームではなかなかお目にかかれませんでしたね。

 

ただ、この二刀流モードには

時間制限がありまして

 

常にこの状態で戦っている事は出来ないのですが

 

あっという間に

再使用できるシステムでしたので。

 

もはやこのモードしか使わないという

なかなかのシステムになっていました。

 

 

ただ、いいんです。

 

 

めちゃくちゃ楽しいので。

 

 

相手のボスも強いので

こちらのライフをガンガン減らしていきます。

 

そんな設定なのですから

こちらも一気に切り刻むのでした。

 

 

斬って 斬って 斬りまくれ

 

そんな爽快感抜群のアクションをお楽しみください。

 

 

 

[このゲームがクソゲーと呼ばれた二つの理由]

 

遊んでいて思う訳です

 

「あれ?けっこうおもしろいぞ?」と。

 

このゲームは

すぐにワゴンセールの常連になりまして

 

買った友達も「クソゲーだったよ」なんて言ってました。

 

そんな印象だったので

今の今まで遊ばなかった訳です。

 

 

それから10年以上たち

「そろそろ遊んでみようかな…」と思いました。

 

しかし、「ジオニックフロント」の時同様に

「欲しいゲーム程、そのタイミングでは購入できない」

という都市伝説をくらいまして

 

一週間ほど、お預けをくらっていました。

 

 

そしてようやく遊んでみて

 

「あれ面白いぞ」となった訳です。

 

 

「どうしてクソゲー扱いされたんだろうな」と思ったのですが。

 

1時間ほど遊んで分かりました。

 

「あ!ここのステージが原因だ!!」と。

 

 

そのステージは

「ロージー」という凄腕ハンターを探すステージなのですが

 

このマップが、まあ広かったです。

 

このゲームでは

 

敵と戦う

アクションパート

 

マップを探索する

アドベンチャーパート

 

この二つに分かれているのですが。

 

次に何処に行けばいいのかもわからず

 

ひたすらに街を探索して

 

少しずつイベントを進めていきます。

 

 

このステージをクリアするのに

どのくらいの時間がかかったのか?

 

 

2時間です。

 

「まあ、2時間くらいなら普通じゃないの?」と思いますよね。

 

 

2時間ノーセーブです。

 

120分ノーセーブです。

 

バカです。

 

コンティニューは無限ですので

敵に負けても問題はないのですが。

 

2時間拘束されるのは

相当な辛さがありましたね。

 

 

そんな時に

「あ!みんなここで辞めたんだな」と理解しました。

 

そんな山場を乗り越えたので

そのあとは物凄くサクサク進みました。

 

「楽しいな、本当に楽しいな!!」と。

 

 

まさか「もう一つの地獄」が待っているとは思いませんでした。

 

 

その地獄は

小さなステージに

百体以上の敵を投入してくるステージで

 

すべての敵を倒すのに軽く10分ほど掛かります。

 

これで終わりならば

特に地獄でもありません。

 

「どんどん湧いてください」です。

 

 

この戦いが終わった後に

中ボス戦が始まるのですが

 

この中ボス戦が地獄でした。

 

太っちょの敵がいるのですが

この太っちょのおじさんが、死ぬほど強いんです。

 

気を抜いた瞬間に

瞬殺されます。

 

しかも

さっきの戦いで、ライフがめちゃくちゃ減っていますので

その部分でもきつかった訳です。

 

 

負けますよね。

 

そしてリトライがどこからかと言いますと

さっきの100体以上のステージからになります。

 

つまり

中ボスに挑戦するために

最低でも10分以上はかかる訳ですね。

 

 

この繰り返しが

どんどんプレイヤーの心を折って行ったのだと思います。

 

私も本当に辞めたかったですから。

 

ただ勝てそうな雰囲気が少しだけ流れていましたので

「もう一回遊んでみようかな」とも思えました。

 

おそらく

5回くらいはやり直したと思いますね。

 

 

どのくらい強かったのかと言いますと

 

ラスボスよりも強かったです。

 

ゲームを締めくくる

最後のボスよりも、太っちょなおじさんのほうが強い

 

そんな異常なバランスの悪さなのでした。

 

 

この二つの部分さえ

バランスよくしていれば

 

きっと名作アクションになれた

 

そんな二つの地獄なのでした。

 

惜しいね。

 

 

 

七人の侍・20XXのまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

アクションゲームとしては

優秀な作品だと思います。

 

隠しボスを倒すことで

主人公の武器を変更できるようになるなど

その部分でも面白かったと思います。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ストーリーが良いんですよね。

 

説明不足な部分が多いので

「どうなったの?」的な意味不明な部分も多いのですが

 

グッとくる展開も数多く用意されていましたので

 

次の展開を見たいが為に

ゲームを進めたくなるのは良かったです。

 

あの地獄さえなければなと

本気で思います。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

最高に楽しい部分もあり

 

最高に地獄な部分もある

 

そんな賛否両論あるゲームだと思いますが。

 

つまらないゲームでは

断じてありません。

 

ただ異常に難しすぎるんです。

 

その部分に目をつむって頂ければ

きっと楽しめると思います。

 

 

激ムズゲームは大好物です

 

そんな勇者は

 

今すぐ遊んでください

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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