レトロゲームとマンガとももクロと

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ダーウィン4081  最初は普通のイカ、最後はド派手なイカ そんな狂ったシューティング

へんてこなシューティングゲーム それこそがダーウィン4081

 

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[流石データイースト、変なゲームしか出さない  だがそれが良い] 

[ダーウィン4081  データイースト  メガドライブ]

1990年発売 ジャンル  縦スクロールシューティング  参考価格2100円

 

記事のネタバレ度  普通  

攻略に必要なプレイ時間  40分

このゲームに対する世間の評価  やっぱりデータイーストは狂っている

どんな人におすすめ?  変なシューティングが好きなら最高です

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

進化に付き物なのが、退化ですよね。

 

藤子不二雄の名作漫画、「みきおとミキオ」でも言っていましたが

コンピューターの計算能力が上がっていく度に

自分自身の計算能力が下がっていく

そんな退化だそうです。

 

つまり、進化していく過程には

退化していく過程も含まれている、という事です。

 

おそらく、昔の人達は足がとんでもなく早かったのでしょう

 

しかし、便利な乗り物が進化していくにつれ

自分の歩行能力は退化していったのでしょうね。

 

 

そんな今回の、深いメッセージが込められていたのかも知れない

名作シューティングゲーム  ダーウィン4081の感想です。

 

 

 

ダーウィン4081とはどんなレトロゲーム?

 

このダーウィン4081ですが

1990年に、データイーストから発売された

メガドライブ専用のシューティングゲームでした。

 

 

このゲームのストーリーは

究極に発達した文明というのは

滅亡への道しか残されていないものでした

 

そんな滅亡の世界を脱出する為に

違う世界へと攻め込んで行くのであった…。

 

といった感じのストーリーなのですが

説明書を何度繰り返し読んでも、良く分からないストーリーでしたね。

 

簡単に翻訳すると

自分はあまりにも進化しすぎたために、体を失ってしまい

その体を求めて、違う惑星に攻め込む

 

悪の様な設定の主人公には、度肝を抜かれましたね。

 

自分の知能レベルは世界最高峰

 

しかし全ての肉体を失ってしまう

 

そんな状況を打破するべく、原始生物が沢山居る惑星に攻め込んで行き

強靭な肉体を、次なる自分たちの入れ物にしよう…。

 

こんなダークなストーリーだと思います。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスな縦スクロールのシューティングなのですが

最初の頃の自分は、「名も無いイカ」みたいな戦闘機です。

 

初めて見たときの衝撃は凄かったですね。

「物凄くダサい…」こんな衝撃でした。

 

しかし、このゲームのタイトルはダーウィン4081です。

 

ダーウィンです。

 

そうです、進化論です。

 

つまり、このイカのような戦闘機が

パワーアップアイテムを取っていく事によって

ドンドンカッコよく進化していくという訳です。

 

最初はただのイカだったのに

手みたいなパーツが生えて

足みたいなパーツが生えて

翼みたいなパーツが生えて

最後は、ド派手なイカに進化していく

そんな、とんでもないゲームでしたね。

 

 

ゲームのパッケージを見る限りでは

「プテラノドン」をイメージしている様なのですが。

 

明らかに「イカ」、もしくは「万年筆の先っぽ」という素晴らしさだったので

「流石データイースト、やっぱり変!!」と思った作品なのでした。

 

 

 

ダーウィン4081の感想でもあり レビューでもあり

 

[進化をしていく安心感 退化をしていく恐怖感]

 

このゲームは

進化をするのが、メインのゲーム性だと思われます。

 

自機が進化していく度に

「武器も同時に進化する」のが、このゲームの楽しみでした。

 

最初は「単発式のバルカン」程度だったのに

次はダブルのバルカン

次はトリプルのバルカン

次は強力なレーザー光線に進化していく…。

 

こんなシステムが最高に楽しいゲームでした。

 

 

そして、自分が急激に進化をしていくという事は

急激に退化もしていくという事でした。

 

このゲームでは

一定時間が経過すると、自分の状態が退化していきました。

 

つまり、「強力なボスに最強の進化の状態で挑むぞ!!」からの

「直前に退化をしてしまい、ガックリ…」という訳です。

 

さっきまでは、パワーアップアイテムがガンガン出てきたのに

急にぱったりと止まってしまい

その結果、ドンドン退化してしまう。

 

そんな恐怖感が、上手く流れていまして

「これがゲームの説明書に書いていたことだったのか…」なんて

改めて気づきましたね。

 

シューティングゲームの腕前が良くても

「肉体が退化をする」という前代未聞のシステムにはあらがえない

 

そんな、深いメッセージが込められていたのかも知れません。

 

 

 

[ゲームはとても親切設計]

 

このゲームですが

オプションで、自機の数を最大10機

コンティニューの数を、最大5回まで変更できます。

 

つまり、50機の状態でゲームをスタート出来る

物凄く優しいゲームでした。

 

その分、ゲームの難易度は難しい部類の作品でしたが

 

やればやるほど面白くなっていく、シューティングゲームなので

意外と、ノンストレスでプレイする事が出来ましたね。

 

オプションには、「連射モード」も搭載されているので

指が痛くならなかったのも好印象でしたね。

 

そんな、オプションの優しさは激アマな作品でした。

 

 

 

ダーウィン4081のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

変なシューティングを遊んでみたいですよね

だったら遊ぶしかないよね。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

シューティングゲームに

ダーウィンの進化論を無理やりねじ込む

こんなイカレタ発想が、最高のゲームを生み出したのでした。

 

いつまでも最強と思うなよ

こんな自然の厳しさを体験してください。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

ゲームの難易度でいうと…かなり難しい

 

ゲームの完成度でいうと…敵の攻撃がとんでもなく見づらいが、面白い

 

主人公機は…どう考えてもイカにしか見えない

 

 

狂ったシューティングを体験したいの?

 

だったらこのゲームです

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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