レトロゲームとマンガとももクロと

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THE・大海獣  バランスさえ完璧だったならば 海のモンハンになれた

もっとモンハンっぽくしていれば 最高のゲームだったろうな

 

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[メタルマックスとモンハンを足して  海の上で生活する]

[THE・大海獣  ディースリーパブリッシャー  プレイステーション2]

2004年発売  ジャンル アクション  参考価格260円

 

記事のネタバレ度 高め

攻略に必要なプレイ時間  13時間

このゲームに対する世間の評価  発想力は最高の 惜しい作品

どんな人におすすめ 海の男になりたい人には最高です

 

 

マグロの特番って

どうしてあんなに面白いのでしょうかね。

 

やっていたら

ついつい最後まで見てしまいます。

 

まさに「海の男」という熱さですよね。

 

 

そんな今回の マグロでは無く モンスターを倒して お金を稼ぐ

THE・大海獣の感想です。

 

 

 

THE・大海獣とはどんなレトロゲーム?

 

このTHE・大海獣ですが

2004年にディースリーパブリッシャーから発売された

プレイステーション2専用のアクションゲームでした。

 

当たりだったら歓喜しろ

 

ハズレでも泣くんじゃない

 

でお馴染「シンプル2000シリーズ」の

第54弾目の作品で。

 

有りそうでなかった

「海の上で戦いまくるアクションゲーム」という

斬新な作品になっていました。

 

 

大地の大半が水没してしまうという

絶望的な世界で

 

一人の少年が

小さな船を操作しながら

 

海に潜む

「鮫」や「良く分からない生物」を狩りまくって

生き抜いていく

 

なんとも熱すぎる世界感も

最高でした。

 

 

そんなゲームの目的は

 

主人公の少年を操りまして

 

海洋生物に支配された世界を

人類の代表として取り戻していく

 

そんな目的でしたね。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなアクションゲームで

 

船を操りながら

大海原を航海していき

 

各地に存在する

小さな港に入港して

 

色々な情報を収集しながら

 

大海獣を討伐しに行く

 

まさにモンスターハンターの様な世界がありました。

 

 

ゲームとしては

 

体感型シューティングの様に

カーソルを動かして

モンスターを撃っていくゲームでしたね。

 

 

基本的な流れとしましては

 

海を航海する

 

敵が襲ってくる

 

船の上から敵を撃ちまくる

 

全ての敵を殲滅する

 

お金が貰える

 

そのお金を使用して

 

あらたな武器を購入したり

船を改造していく

 

果たして、この海には

どんな生物が住んでいるのだろう…。

 

こんな流れになっていました。

 

 

各地には、災害の影響で

ガレキが詰まれているのですが。

 

様々なクエストをクリアする事で

徐々にガレキが撤去されていき

 

行ける範囲が

どんどん広がって行くというのは

 

RPG的で面白かったです。

 

 

幽霊船を倒して来いとか

 

巨大なイカを倒して来いとか

 

巨大なアンコウを倒して来いとか

 

まさに、海版のモンスターハンターの様な世界感なのでした。

 

 

大海獣を倒して

 

賞金を稼ぎ

 

新たな大海獣を探しに行く

 

モンスターハンターの様でもあり

 

メタルマックスの様でもある

 

そんな、ゲームの発想力で言いますと

満点をあげても良い

 

隠れた名作風?アクションゲームなのでした。

 

 

 

ここからは、ゲームの感想に続いていきますので

 

このゲームの存在を知って

「新鮮な気持ちで遊びたい!!」と言う人は

閉じてもらっても構いません。

 

その場合は、ゲームを遊んでから

改めて、感想の部分を読んでもらえると幸いです。

 

こちらから購入できます

 

 

 

THE・大海獣の感想でもあり レビューでもあり

 

[基本はお使いゲーム というか ほぼお使い]

 

このゲームの存在を知った時は

本当に面白そうなゲームだと思いました。

 

海を冒険しながら

巨大な海洋生物と勝負していく

 

「100%面白いゲームじゃん!!」でした。

 

 

そんなゲームだったのですが

 

蓋を開けて見れば

ほとんど巨大な生物とは戦いませんでしたね。

 

プレイ時間の70%は

港から港への、お使いがメインでした。

 

「あの港にワインのタルを運んでくれ」とか

 

「がれきを撤去して欲しかったら、あそこのお役人に会いに行け」とか

 

モンスターとの戦いなんて

ほぼありませんでした。

 

これが50%ほどならば

いい感じのバランスだったと思いますが。

 

70%とか80%とかですからね

「これはお使いのゲームか!!」なんて思いましたね。

 

もはや、「どうやったら、港に早く付けるのか」という

何とも不思議な作品に仕上がっていました。

 

本来ならば

恐怖を感じるボス戦なのに

 

「ようやくボスが出てきた…」なんて逆に安心してしまう。

 

そんな、お使いアクションゲームなのでした。

 

 

 

[このゲームの素晴らしい発想力を 完全にかき消してしまう 最悪なポイント]

 

このゲームは

基本はお使いのゲームです。

 

ただ、そこで諦めてしまうほど

弱い精神力を持っている訳ではありません。

 

お金を稼いで

新たな武器を購入して行くのは楽しく

 

新しい港を発見する度に

興奮度は上がって行きますからね。

 

最後まで遊んだ感想で言いますと

「意外と楽しいね!!」でした。

 

しかし

すんなりと楽しめたのかと言いますと

 

そんな事は全くありませんでした。

 

 

このゲームを楽しむためには

二つの試練を、乗り越えなければいけないんです。

 

 

このゲームですが

移動する度に、ガソリン的な燃料が減って行きます。

 

基本はお使いのゲームですので

どうしても大量の燃料が必要になってくる訳ですね。

 

そして、この燃料の値段が

バカみたいに高く設定されていました。

 

「お金を100あげるから、港まで乗せて行って」

こんなクエストがあるとします。

 

それにかかる燃料代が

まさかの400とかですからね。

 

「え?こんなに高いの?」でした。

 

この高い燃料代のせいで

早々に諦めたプレイヤーも多いかと思います。

 

「どうやってお金を貯めるんだよ!!」的な感じで。

 

 

ただ、救済措置も用意されており

 

お金を半分支払うことで

「船の状態を全快にしてくれる」という優しさがありました。

 

この優しさに気づいたのが

2時間ほどプレイした後だったので

 

「もう二度と補給をしないぞ!!」と心に誓ったのでした。

 

今までは600とかのお金を稼ぐ為に

延々と敵を倒していたのに。

 

半額で全快ですからね

マジで意味不明な部分でした。

 

 

賞金首を倒したら

 

直ぐに、武器や船にお金をつぎ込んで

常にお金をゼロにしておく

 

こんな残念さがありましたね。

(情報収集の為に50くらい持っておくというのもあるあるでした)

 

 

この部分は2時間ほどで解決しました

 

もう一つのポイントが

本当に辛かったです。

 

 

[モリを撃たないと倒せない  地獄の様なシステム]

 

普通の雑魚敵は

機関銃やバズーカ砲などの

 

物騒すぎる武器で倒していきます。

 

しかし、大海獣ともなると

そう簡単には倒すことができないようになっていました。

 

基本的な戦い方は

雑魚戦と同じで

 

船を移動させながら

相手の攻撃を避けまくり

 

相手目掛けて、バズーカなどを撃ちまくります。

 

ここまでは、同じです。

 

ここからが

巨大ボスとの血で血を洗う、壮絶な戦いの始まりです。

 

ある程度までは、ライフがガンガン減ります。

 

しかし、一定のライフになると

ボスも本気になるのでしょうね

 

一切の攻撃が効かなくなります。

 

 

ではどうやってライフを減らすのか?

 

船についている、巨大なモリを突き刺すんです。

 

相手の攻撃を避けながら

ここぞというタイミングで、巨大なモリを突き刺す

 

まさに死闘です。

 

そして、このモリですが

 

まあ当たりません。

 

「いや!今の絶対に当たっているでしょ!!」そんなタイミングでも

無しにされてしまいます。

 

モリを当てる事で

相手の動きを封じることができまして

 

その隙に、バズーカを

これでもかと叩き込むのですが。

 

そのモリが当たらないために

10分とか延々戦わされるんですよね。

 

直ぐに当てることができれば

2分とかで終わる戦いなのに。

 

最後の最後で

激ムズのミニゲームを遊ばされる

 

こんな地獄になっていました。

 

 

このポイントに慣れさえすれば

結構な名作アクションになるのですが。

 

そのポイントが

あまりにも酷かったために

開始早々でぶん投げてしまったのかもしれません。

 

最高の発想力があったのに

 

ゲームのバランスが全てをダメにした

 

そんな惜しすぎる作品なのでした。

 

 

マジで惜しい!!

 

 

 

THE・大海獣のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか?

 

コツコツ感は楽しいです

 

後半になれば、ガンガンお金も稼げますので

 

いかに序盤で諦めないのかが重要ですね。

 

発想力は満点です。

 

 

なにがそんなに面白いのか?

 

ボスとの戦いも結構楽しいんですよね。

 

船の操作が簡単ですので

相手の攻撃をすいすい避けられたのは嬉しかったです。

 

モリを突き刺すという

重要な部分だけが、赤点なのでした。

 

 

今急いで買う理由ってあるの?

 

このゲームを楽しむ為の

ワンポイントアドバイスで言いますと

 

序盤は

絶対に補給をしてはならない

 

そのお金で

武器と弾薬を買いまくる

 

ボス戦は

動きをよく見て戦う事

 

意外とワンパターンですので

モリを突き刺すタイミングを、頭の中でイメージしてください。

 

そうする事で

やみくもに戦うより、何倍も速く倒せるでしょうね。

 

そんなところを覚えておけば

意外と楽しめるのではないでしょうか。

 

 

私は、13時間ほど楽しめました。

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

ゲームのバランスさえ完璧だったら 海のモンハンになれた

それこそが、今急いで260円で買う理由です

 

 

「この記事いい感じだったよ」とか

「このゲームを遊びたくなった」と少しでも思っていただけたら

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