レトロゲームとマンガとももクロと

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RPGなんてこわくない  TRPGを楽しく学べる そんな名作ギャグ漫画

テーブルトークRPGをこの漫画で学ぼう そして好きになろう

 

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皆が大好きな

ドラゴンクエストやファイナルファンタジー

 

発売日が発表されるだけで、

ちょっとしたニュースになります。

 

広大なフィールドを冒険する感覚

 

たまりませんよね。

 

 

そんなRPGですが、

始まりは、みんなで同時に遊ぶボードゲームだったそうです。

 

村人からクエストを受けて

 

クエストをクリアするためにダンジョンに潜って

 

モンスターが襲ってきて

 

モンスターを倒して

 

ダンジョンを奥深くまで進んで行く。

 

そんなRPGの流れを、数人同時に体験できる。

 

そんな最高の遊びだったそうです。

 

1人でも楽しいのに、

みんなでワイワイ楽しむことができる。

 

まさに、今の時代のRPGですよね。

 

 

その遊びこそが、

「テーブルトークRPG」というゲームでした。

 

しかし、弱点もありました。

 

人数が集まらないと遊べません。

 

そんな状況だったので、

「1人でも遊びたい!!」となったそうです。

 

そんな思いから生まれたのが、

私が大好きな作品「ウィザードリィ」でした。

 

そんな時に思いました。

 

「テーブルトークRPGってどんな感じなのだろう?」と。

 

周りに遊んでいる人は居ません。

 

なので、どのくらい面白いのか見当もつきません。

 

そんな時に、今回の漫画に出会ったんです。

 

テーブルトークRPGの歴史を学びながらも、

「ゲームの基本的な流れを紹介してくれる」奇跡の作品が。

 

 

そんな今回の ギャグ漫画でありながら グッとくる展開も熱い

RPGなんてこわくないの感想です。

 

 

 

RPGなんてこわくないとはどんなマンガ?

 

このRPGなんてこわくないですが、

1991年にRPGマガジンで連載していた、

原作「山本弘」イラスト「こいでたく」のコンビが描く

ギャグ漫画でした。

 

オリジナル版は1992年発売のコミックスなのですが。

 

私が持っているのは、2000年に発売された

リニューアル版でした。

(新作マンガが収録されています)

 

 

漫画のあらすじは

 

レベルを27まで上げた、

ドラクエ3のデータが消えてしまった

女子高生の主人公「イルミちゃん」。

 

そんな悲しい気持ちの時に、

隣に住んでいる友達「コズミくん」にお願いをされる。

 

「ゲームをやりたいんだけど、人手が足りないんだよね」と。

 

「どんなゲームなの?」

 

「テーブルトークRPGって言うんだよ」

 

「それって、冒険の書がきえたりしないの?」

 

こんな始まりでした。

 

 

RPGは1人で遊ぶのが当たり前だと思っていた。

 

そんなイルミちゃんが、

コズミ君や周りの友達にルールを教えてもらいながら。

 

テーブルトークRPGとはどんなゲームなのか?

 

テーブルトークRPGの歴史とは?

 

どうやったら楽しめるのか?

 

どうやって遊ぶ仲間を探すのか?を学んでいき。

 

最終的には、

司会者である「ゲームマスター」になることを目指して行く。

 

そんな成長物語にもなっていました。

 

 

つまり、イルミちゃんは

私たちと同じなんです。

 

テーブルトークRPGなんて聞いた事が無い状態から、

徐々に成長していく。

 

そんな素晴らしさがありました。

 

 

どうやってテーブルトークRPGが誕生したのか

 

どんな種類のゲームが存在するのか

 

どうやったらシナリオを考える事が出来るのか、などなど。

 

初心者にも優しい内容になっていまして。

 

読んだ後には、

「テーブルトークRPGを遊びたい!!」そんな凄さでしたね。

 

 

コンピューター相手では体験できない

 

無限の可能性を秘めている

 

テーブルトークRPGってヤバい!!

 

そんな凄い世界をこの漫画でお楽しみください。

 

 

 

RPGなんてこわくないの感想でもあり レビューでもあり

 

[RPGに司会者が居るという斬新さ]

 

テーブルトークRPGの初心者である私が、

どの部分にもっとも驚いたのか?

 

それはゲームマスターと呼ばれる

司会者の存在です。

 

テーブルトークRPGの漠然としたイメージで言いますと、

「人生ゲームのRPG版」だと思っていました。

 

勇者が居て、魔王が居て、

サイコロを振って、結果を決めて冒険していく。

 

正義と悪に分かれて、どちらが勝つのか。

 

こんなイメージです。

 

 

しかし、ここが違っていました。

 

基本的には、

皆が勇者の立場なんですね。

 

勇者と魔王の対決では無く。

 

皆が勇者となって、魔王討伐の為に協力していく。

 

そんなゲームでした。

 

そして、その魔王の役目をしてくれるのが

ゲームマスターという司会者だった訳です。

 

 

でも思いませんか?

 

「え?司会者ってことはゲームできないの?」と。

 

基本的には出来ないそうです。

 

なにせ、ゲームマスターが作った世界ですからね。

 

どんなクエストがあって

 

どんなダンジョン構成なのかを知っています。

 

そんな立場ですので、

勇者として参加する事は出来ません。

 

なので、交代制にする場合が多かったそうです。

 

クエストが終わったら、

違うゲームマスターに交代する。

 

そうやって、皆で楽しむのが暗黙の了解だったそうです。

 

そんな苦労話も、細かく書かれていまして、

初心者でも分かりやすかったです。

 

 

ただですね、

自分を当てはめた時に

 

どの役割を遊びたいか?と聞かれれば、

 

間違いなくゲームマスターだと思います。

 

自分が考えたシナリオを

 

友達に遊んでもらう

 

これって物凄い幸せだと思いますね。

 

そして、この部分こそが

テーブルトークRPGの最も魅力的な部分なのかもしれません。

 

ゲームシステムは、

売っているボードゲームを流用して。

 

シナリオの部分は、ゲームマスターが作っても良い。

 

ゲームマスターが変われば、

また新たな物語を体験することができる。

 

そんな繰り返しが、

数日間徹夜で遊べる理由なのかも知れません。

 

 

なにも知らなかったイルミちゃんが

 

テーブルトークRPGに初めて触れて

 

その面白さに感動して

 

自分自身もゲームマスターになってみたくなる

 

そんな成長物語に、

ギャグ漫画でありながら、最後にはグッとくる

 

こんな作品なのでした。

 

 

 

RPGなんてこわくないのまとめ

 

230ページの漫画なのに。

 

読んだ後は、

RPGをクリアしたかの様な満足感

 

テーブルトークRPGを知らなくても楽しめる

 

テーブルトークRPGを遊びまくっている人は、

初心を思い出すことができる

 

そんな、テーブルトークRPGの教科書的な作品なのでした。

 

 

テーブルトークRPGなんてこわくない

 

というか、絶対に面白いでしょ!!

 

 

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