体当たりアクションから「横スクロール」アクションへ

ゲームの続編は、
常にファンからの期待とプレッシャーにさらされます。
特に、前作で確立されたシステムを大きく変えることは、
時に大きな反発を招くこともあります。
しかし、そのリスクを恐れず、大胆な変革を遂げた作品があります。
それが、日本のゲーム史に名を刻むアクションRPGシリーズ『イース』の3作目、
『イース3・ワンダラーズ・フロム・イース』です。
1991年、スーパーファミコンで発売されたこの作品は、
それまでの『イース』とは全く異なるゲーム性で、当時のファンを驚かせました。
「こんなのイースじゃない!」
そう言われながらも、このゲームはなぜ、多くのプレイヤーを魅了し、
今なお語り継がれているのでしょうか。
なぜ『イース3』は異色作なのか?
その理由は、ゲームの根幹を成すシステムを、大胆に変更した点にあります。
- 体当たりアクションから「横スクロール」アクションへ
これまでの『イース』シリーズは、
主人公のアドルを上から見下ろす視点で操作し、
敵に体当たりすることで攻撃する、シンプルかつ独特なシステムで人気を博しました。
しかし、『イース3』は、その伝統を捨て、
横スクロールアクションRPGへと生まれ変わりました。
- 『リンクの冒険』や『ドラゴンバスター』のように、ボタンを押して剣を振る、王道のアクションゲームに。
この変更は、従来のファンを困惑させましたが、その一方で、新たな『イース』の可能性を示しました。
フィールドを縦横無尽に駆け巡り、剣で敵を切り裂く爽快感は、
見下ろし型にはない新鮮さをもたらしました。
- 魔法から「リング」へ
前作『イース2』で好評だった、魔法のシステムは廃止されました。
その代わりに登場したのが、「リング」システムです。
- パワーリング:攻撃力が大幅にアップ
- シールドリング:防御力が大幅にアップ
- ヒールリング:HPが自動回復
これらのリングは、使うことでゲージを消費しますが、その効果は絶大です。
ボス戦では、状況に応じてリングを使い分ける戦略性が生まれました。
- 「リングのゲージを残したままボス戦に挑む」
- 「回復リングを使って強引に体力を回復する」
このシステムは、魔法に代わる新たな戦略の核となり、ゲームの奥深さを増しています。
- 骨太な難易度。ボスが圧倒的に強すぎる
『イース3』は、アクションゲームとしての難易度が格段に上がっています。
- 敵は素早く、攻撃パターンも多彩。
- これまでの『イース』のように、敵の横をすり抜けて危機を回避することは不可能に。
新たなダンジョンに足を踏み入れた瞬間、
モンスターの強さに圧倒され、レベル上げを余儀なくされます。
そして、このゲームの最大の魅力であり、最大の壁となるのが、ボスの圧倒的な強さです。
- 「いくらレベルを上げても、テクニックがなければ勝てない」
特に、ラスボスの理不尽なまでの強さは、今もなお多くのゲーマーの語り草になっています。
「レベルを上げ、最強の装備を身につけ、万全の状態で挑んだのに、全く歯が立たない…」
その圧倒的な絶望感は、骨太なアクションゲーム好きにとっては、
たまらない挑戦となるでしょう。
なぜ、今このゲームをプレイすべきなのか?
『イース3』は、シリーズのファンからは賛否両論を巻き起こした作品ですが、
アクションRPGとして見れば、その完成度は非常に高いと言えます。
- 爽快なアクションと、奥深い育成要素のバランス。
- シンプルながらもやり応えのあるゲームシステム。
- 何度も心を折られながらも、最後に勝利した時の達成感。
これらすべてが、このゲームの魅力です。
この作品は、スーパーファミコン以外にも、
PCエンジンやメガドライブ、ファミコンなど、様々な機種に移植されており、
機種ごとにグラフィックや音楽の雰囲気が大きく異なります。
しかし、その中でもスーパーファミコン版は、
ゲーム全体のバランスや価格の手頃さから、初めてプレイする人にもおすすめです。
「今までのイースとは違う」、その違和感こそが、
このゲームの「新鮮さ」であり、「面白さ」なのです。
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