おぼえていますか サターンを買ってでも遊んでほしいゲームがあった事を
[マクロスで遊ぶ ２Dシューティング ムービーシーンが神]
[超時空要塞マクロス・愛おぼえていますか バンダイ セガサターン]
１９９７年発売 ジャンル ２Dシューティング 参考価格７３０円
記事のネタバレ度 高め
攻略に必要なプレイ時間 ９０分
このゲームに対する世間の評価 もうさあ…最高過ぎでしょ
どんな人におすすめ マクロスが好きなら 絶対に遊んでほしいな
先日プレイステーション版のマクロスの記事を書きました。
そんな時に思い出したんです。
「そういえば、セガサターン版クリアしてなかったな」と。
思い立ったが吉日なんて言いますから
１６年ぶりくらいに
遊んでみる事にしたんです。
当時の印象としましては
「普通のシューティングかな」なんてイメージでしたので
今回のプレイも、それほど期待せずに遊びました。
まさか、こんなにも心をわしづかみにされるとはね。
そんな今回の 最終ステージからのエンディング ヤバすぎでしょ！！
超時空要塞マクロス・愛おぼえていますかの感想です。
超時空要塞マクロス・愛おぼえていますかとはどんなレトロゲーム？
この愛おぼえていますかですが
１９９７年にバンダイから発売された
セガサターン用のシューティング作品でした。
ゲームの目的は
マクロスの劇場版「愛おぼえていますか」の世界を
主人公の輝（ヒカル）となりまして
最初から最後まで体験していくのが目的でした。
ゲームのシステムは
オーソドックスな横スクロールシューティングで
「グラディウス」をマクロスで遊ぶという感覚でした。
ファイター（重力の影響を受けない）
ガウォーク（バランス型）
バトロイド（後ろの敵にも攻撃出るようになる）
こんな３つの形態をチェンジしながら
横スクロールシューティングを楽しめます。
ガンポッド（バルカンの役割）
ミサイル（最大８発までロックオン可能）
ボンバー（シューティングのボムの役割）
移動のバーニア
こんなシンプルさも良かったですね。
２Dシューティングでありながら
感覚としてはパンツァードラグーンに近い
こんな感じでしょうか。
短いステージをクリアする
劇場版のムービーが流れる
短いステージをクリアする
劇場版のムービーが流れる
こんな繰り返しで進んで行きまして。
ゲームを遊んだあとには
「もう一度映画をレンタルしに行こう」と思える
素晴らしすぎる作品なのでした。
超時空要塞マクロス・愛おぼえていますかの感想でもあり レビューでもあり
[ゲームとしては意外とシンプル]
このゲームを例えるならば
パワーアップアイテムのないグラディウスという感じです。
自機の大きさが
グラディウスの３倍くらいでして
当たり判定に慣れるまでは、かなりきついのですが
慣れてくると華麗に動けるようになるのは良かったです。
マクロスという巨大要塞が居まして
このマクロスにも気を配らなければいけないなど
シンプルなシューティングでありながら
マクロスらしさも楽しめる。
こんなところは良かったですね。
（補給物資をまき散らしてくれます）
マクロスの世界感で進んで行くのですが
ゲームオリジナルのボスも襲ってくるなど
おまけの要素も良かったですね。
最初は横スクロールのシューティングです。
しかし、ボスが画面の奥に移動すると
スペースハリアーの様な真正面からの攻撃になりまして
「私は今、バルキリーを操っています！！」なんて興奮出来ます。
説明書には２・５Dシューティングと書かれていますので
２Dシューティングの良い所
３Dシューティングの良い所
どちらのシューティングも、丸ごと楽しめました。
ステージが進む事に
愛おぼえていますかの世界が進んで行く
その世界でシューティングまで楽しめる
ああ素晴らしい…。
[ムービーが綺麗ということは いつまでも遊んでいたいと思える]
このゲームの売りは
合間、合間に流れるアニメーションです。
「シューティングゲームが最高に楽しいです」といえばいいのですが
それを遙かに凌駕する、ムービーの良さでしたね。
原作映画のおまけにシューティングが付いている
ここまで言っても、過言では無いのかもしれません。
特に、後半の怒涛の展開は本当に素晴らしく
何度でも繰り返しプレイしたくなる魅力がありました。
（恋愛模様、仲間の死などなど）
なんでも
原作映画のムービーだけでは無く
このサターンの為にオリジナルで書き下ろしたムービーもあり
そのムービーでは「リン・ミンメイ」の表情が違うそうです。
マクロスを大好きな人にとっては
一発で分かるそうなので
その部分でも素晴らしかったのではないでしょうか。
スケジュールの都合上カットされていたムービーを
このゲームでは贅沢に使用する
そんな豪華さでしたね。
特に印象的なのが
「天使の絵の具」という劇場版ではカットされている
ミンメイのライブシーンでしょうね。
劇場版では、暗転で終っていたエンドシーンが
ミンメイの最高のライブシーンで締めくくられる
これは凄すぎました。
このシーンが見たくて
「サターン版を購入する」なんて人も多かったくらいですから
いかに伝説的なシーンなのかはご理解いただけると思います。
（今のDVDでは、オリジナル版と完全版が分かれているそうです）
そんな綺麗なムービーを見て
「マクロスってやっぱり凄いな」と今の時代に再認識するのでした。
[シューティングゲーム史上 こんなにも凄い演出があっただろうか]
このゲームの中で
最も輝いていたシーン
それはラスボスとの戦いでした。
「そんなの、どのゲームでもそうだろ」と思いますよね？
最終決戦で盛り下がるなんて
ゲーム失格ですからね。
違うんです。
それを遙かに凌駕した、異常な程の盛り上がり方なんです。
このゲームのラストステージを
一言で表わすならば
「奇跡」です。
愛おぼえていますかという
映画のイメージを思い浮かべた時に
真っ先に思い浮かぶのは、「映画の主題歌」だと思うんです。
売れっこアイドル「ミンメイ」と
戦闘機パイロットの「輝」
こんな二人の恋物語をメインに物語が進んで行きます
そのアイドルが歌う
様々な楽曲がゲームを盛り上げてくれる訳ですね。
そんな中でも
特に重要なのが主題歌だった訳です。
「おぼえていますか…」この歌詞を聞いただけで
当時にタイムスリップしてしまうくらい
圧倒的な名曲でした。
そんな主題歌をバックに
最終ステージが始まる
こんな演出が、最後の最後でまっていました。
あの時の感動といったらもう
奇跡でしたね。
他のゲームでもあります
主題歌のアレンジがステージのテーマ曲として流れる事が。
違うんです。
このゲームでは
ちゃんと声も一緒に流れるんです。
ミンメイの歌声を聞きながら
ラスボスと戦えるんです。
こんな体験をした時に
「セガサターンって凄い」と思うのでした。
実は、この歌には秘密がありまして
歌い終わってしまうと、ゲームがクリア不可能になります。
つまり、時間制限の役割にもなっていました。
ラスボスは歌が弱点ですので
ミンメイが歌っている間だけ、倒すチャンスが訪れる訳ですね。
この要素があるからこそ
バックに主題歌がかかっていても、不自然じゃ無くなる訳です。
「ミンメイと一緒に戦っている」なんて感じで
主題歌を聴きながら
ラスボスとの最後の戦いに出かけて行く
こんな最終ステージを体験した瞬間に
このゲームの評価が
普通のゲームから、神ゲーにレベルアップしたのでした。
正直言いまして
最終ステージの難易度で言いますとイカレています。
死んで覚えるゲームと言えば
分かりやすいかも知れません。
しかし、そんな鬼ステージを
絶対にクリアしたくなります。
だって、輝の後ろでは
「愛おぼえていますか」が流れていますから。
こんなにも心強い事は有りませんでしたね。
そんな、奇跡の最終ステージを
今という時代に遊んでみてはいかがでしょうか。
きっとこのゲームを大好きになると思います。
超時空要塞マクロス・愛おぼえていますかのまとめ
なぜ遊んでほしいのか？
セガサターンを持ってないよという人が大半だと思います。
大丈夫です。
プレイステーション版も発売されていますので
そちらでも楽しむことができます。
ただ、オリジナルのサターン版を遊んでほしいなとも思いますので
余裕のある方はサターンとセットでお楽しみください。
なにがそんなに面白いのか？
シューティングゲームとしては
大味なのは確かです。
当時は５００円程で買えましたので
一見するとクソゲー扱いされていました。
私もそんな一人でした。
しかし、マクロスの世界感で
パンツァードラグーン風味のゲームを楽しめるのですから
こんなにも贅沢なゲームは無いと思いますね。
マクロスが好きで
パンツァードラグーン系が好きなら
最高のゲームになることをお約束します。
今急いで買う理由ってあるの？
このゲームを
名作だと思わない人も数多く存在すると思います。
そんな人は
あの奇跡のラストステージを体験していないのかも知れませんね。
「難しすぎて、途中で辞めちゃった」なんて人が大半だと思います。
それって、本当に勿体ないことだと思うんですよね。
この記事にたどり着いた縁で
もう一度再挑戦してみてはいかがでしょか。
きっと「マクロス恐るべし」なんて
このゲームを再評価してくれると思います。
というか、必ずします。
奇跡の最終ステージから
感動のライブシーンに流れていく
マクロス恐るべし
今日も
レトロゲームとマンガとももクロと
をお読みくださりありがとうございました
おぼえていますか セガサターンを代表する神ゲーを
それこそが、今急いで７３０円で買う理由です
こちらから購入できます
