レトロゲームとマンガとももクロと

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ザードの伝説 GB版 3割の感動と 7割の地獄をありがとう

プレミアソフトじゃなければ 1時間でぶん投げていたと思う

 

[嬉しさと辛さがすべて詰まっている 凄いRPG]

[ザードの伝説  ビック東海  ゲームボーイ]

 

1991年発売   

ジャンル コマンド選択式RPG  

参考価格  ソフトのみ 3700円  完品状態 11000円

 

記事のネタバレ度  高め

攻略に必要なプレイ時間  10時間

このゲームに対する世間の評価  辛すぎるRPG

どんな人におすすめ  忍耐力がある人にならば お勧めできるかも?

バーチャルコンソールで配信無し

 

 

先日、ゲームボーイプレミアソフトランキング50を

書きました。

 

 

retogenofu.hatenablog.com

 

色々なゲームがプレミア化しているんだなと、

結構な衝撃でした。

 

そんな中で、

プレミアソフトを持っていたんです。

 

昔は、まったくプレミアソフトでは無かったので。

 

完全に押し入れにしまっていました。

 

そんなゲームを、直ぐに引っ張り出してきまして、

「どこがプレミアソフトなんだろう?」と思った訳ですね。

 

だったら、この機会に遊んでみましょうよ。

 

自分で遊んでみて、

どのあたりがプレミアソフトなのかを、理解しましょうよ。

 

そんな今回の記事になっています。

 

 

RPGの楽しさとRPGの辛さが詰まっている

ザードの伝説の感想です。

 

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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retogenofu.hatenablog.com

 

 

ザードの伝説とはどんなレトロゲーム?

 

このザードの伝説ですが、

1991年にビック東海から発売された、

ゲームボーイ専用のRPGでした。

 

今回の作品で言いますと、

「ガチでゲームボーイ専用」になっていまして。

 

それ以外のゲーム機では、

一切動かなくなっているそうです。

 

その情報を聞いて、

早速ゲームボーイアドバンスで起動してみますと、

完全にフリーズします。

 

OPから一切進みませんでした。

 

なんでも、レトロフリークでも作動しないそうなので。

 

「レトロフリークがあるから大丈夫でしょ!!」なんてかたは、

その部分に注意してください。

 

ちなみにですが、

スーパーゲームボーイでは起動します。

 

数多くのサイトには、

初代のゲームボーイと初代のスーパーゲームボーイという

書かれた方をしていましたが。

 

スーパーゲームボーイ2でも起動しましたので、

スーパーゲームボーイ2をお持ちの方は、安心してお遊びください。

 

 

そんなゲームの目的は

 

自分の兄が

全世界に悪をふりまいているらしい

 

そんな兄を止めるために、

主人公の長い冒険が始まる。

 

こんな、物凄くシンプルな目的になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

オーソドックスなコマンド選択式のRPGで

 

攻撃

 

魔法

 

アイテム

 

防御

 

逃げる

 

なんて感じで、まさにシンプルなRPGでした。

 

 

ザードの伝説の特徴としましては

 

「魔法をレベルアップで覚える」のではなく、

「お金を出して、魔法アイテムを購入する」システムになっていまして。

 

アイテムの回数分だけ

魔法を唱えることができる、

何とも独自のシステムになっていました。

 

戦士タイプの主人公は、魔法を唱えられない等、

キャラクターごとの役割もしっかりしていまして。

 

王道のRPGながらも、

独自のシステムを楽しめる、意欲作になっていました。

 

 

なんの当てもなく、旅をする主人公

 

行く先々で、色々な悩み事を解決する

 

その繰り返しで、物語をちょっとずつ進めていき

 

どこにいるのかもわからない、自分の兄を探していく

 

「昔のRPGとはこうだった」を体験できる

感動と辛さを両方味わうことができる、奇跡のRPGなのでした。

 

 

 

ザードの伝説の感想でもあり レビューでもあり

 

[ザードの伝説で感動した事]

 

このゲームですが、

ゲームボーイを購入した時代に、

リアルタイムで買ったと思います。

 

ですので、このゲームを買ってから、

25年以上はたっています。

 

しかし、このゲームの記憶が一切ありません。

 

ゲームを買ってもらうという、

せっかくの少ないチャンスで買ったのですから、

熱中して遊んでいたのは確実です。

 

それなのに、一切ゲーム内容を覚えていない。

 

明らかにヤバい作品ですよね。

 

 

そんなゲームを

25年以上ぶりに遊んで感じたこと。

 

「ヤバい、面白いかも?」です。

 

それは何故なのか?

 

物語の展開が本当に凄いからです。

 

 

普通ならば、

新鮮な気持ちで遊んでほしいので、

物語の展開を書かない方がいいに決まっています。

 

しかし、今回は書いちゃいます。

 

プレミアソフトですし、

初代のゲームボーイでしか遊べませんからね。

 

物語の展開を書いた方が、分かりやすいと思います。

 

 

主人公は兄を探すために、

自分のお城を出ます

 

そして、色々な街を冒険しながら、

兄の情報を探していきます

 

しかし、全くと言っていいほど、情報は得られません

 

そんな時に、マアナという女の子と出会います。

 

たいした理由もなく、

いきなり仲間になりまして、なかなかの衝撃になっていました。

 

そして、恋人のまちという、

結婚式場が沢山ある街に到着します。

 

何気なく結婚式場に入る、

主人公とマアナ

 

そして、いきなり結婚させられます。

 

理由なんてありません。

 

「運命がそう言っている」的な感じで、

いきなり結婚させられます。

 

さっき仲間になった女の子と、

イベントをちょっとこなしただけで結婚させられる。

 

こんな、凄すぎる展開になっていました。

 

 

そして、ちょっとした喧嘩になって、

マアナが居なくなってしまいます。

 

そんなマアナを探すために、

必死になってイベントをこなしていく事で、

またマアナが仲間になってくれます。

 

ここが本当に嬉しいんですよね。

 

1人旅は、本当に辛く。

 

マアナの大切さを、一気に分からせてくれるんです。

 

ここは上手いと思いました。

 

 

さあここから大冒険が始まるぞ!!

 

なんて思っている時に、

「マアナの顔色が悪い」と教えられます。

 

ならってことで、

医者が住んでいる、イーシャの街に行く事になります。

 

ここでなにが起こるのか?

 

 

マアナが妊娠しているんですね。

 

さっき出会って

 

さっき結婚して

 

今妊娠している

 

まあ凄い展開でした。

 

そして、そんな身重なマアナを街に残して、

またイベントをこなしに行きます。

 

そして、イベントをこなして帰って来ると、

無事に出産している。

 

その生まれてきた男の子こそが、

伝説の勇者「ザード」であった。

 

こんな、怒涛の展開が待っていました。

 

 

ここでみんな思う訳ですね。

 

「ドラゴンクエスト5をパクってるじゃねえか!!」と。

 

私も思いました。

 

しかし、違うんです。

 

ドラゴンクエスト5が、ザードの伝説をパクっているんです。

 

それは何故なのか?

 

ザードの伝説の発売日が、

1991年の10月

 

ドラゴンクエスト5の発売日が、

1992年の9月なんです。

 

つまり、ザードの伝説の1年後に、

ドラゴンクエスト5が発売されているんですね。

 

まあドラゴンクエスト5が

ザードの伝説をパクっていることは有りませんので、

完全なる偶然なのでしょうが。

 

それでも、国民的なRPGよりも先に、

結婚して、出産して、伝説の勇者が生まれてくる

こんな展開を用意しているのですから。

 

物語の素晴らしさで言えば、

「ドラゴンクエスト5にも負けない」と胸を張って言えるのでした。

 

 

一見すると、

突拍子もない展開かと思います。

 

しかし、逆にリアルだったのかもしれません。

 

次の街に辿り着く

 

ダンジョンのボスを倒す

 

こんな事って、数日では無理ですよね。

 

つまり、その短い間でも、

「数ヶ月が経過しているんだよ」と言う、

製作者のメッセージなんです。

 

モンスターがうじゃうじゃ居る世界で、

数日で次の街へとたどり着ける

 

無理ですよね。

 

誰も、攻略できなかった、

モンスターの魔城

 

そんな魔城を、

数日で攻略する

 

不可能ですよね。

 

この時間経過のリアルさが、

ザードの伝説で感動した理由なのでした。

 

 

ちなみにですが、

幼いザードを連れて、妖精に会いに行くのですが。

 

いきなり、大人にしてくれます。

 

イベントの経過で、徐々にザードが成長していく、

リアルな展開が待っているのかと思いきや。

 

「仲間が増えた方がいいでしょ?」なんて、

いきなり大人になる。

 

この物語の展開にも、衝撃を受けるのでした。

 

 

バカなゲームなのかと思いきや

 

意外とリアルなゲーム

 

かと思いきや、やっぱりバカなゲームなのかな?

 

 

 

[ザードの伝説の地獄]

 

物語で言えば、本当に面白いです。

 

次はどんな展開が起こるのだろう?

 

このドキドキで、最後の最後まで突っ走ってくれます。

 

もう全員に遊んでほしいくらいです。

 

 

しかし、それ以外の部分が、

本当に地獄です。

 

 

何度も心が折れそうになりました。

 

 

そんなザードの伝説の

苦い部分を書いていきたいと思います。

 

 

死んだら終わりの、

厳しすぎるゲームシステム

 

このゲームですが、

死んだら即タイトル画面の厳しいシステムでした。

 

「アレサシリーズ」や「サガシリーズ」も、

この死んだら即タイトル画面のシステムでした。

 

と言いますか、

ゲームボーイのRPGでは、王道のシステムだと思います。

 

しかし、このゲームが、

他のRPGと決定的に違う所があります。

 

それは、宿屋でしかセーブできない所です。

 

他のRPGは、

「ゲームボーイの電池切れ」を意識して、

いつでもセーブできるようになっていました。

 

そんなゲームだからこそ、

死んだら即タイトル画面になっているんです。

 

しかし、今回のザードの伝説は、

宿屋でしかセーブが出来ません。

 

そして、敵の強さが結構な酷さになっていまして。

 

油断した瞬間に死にます。

 

ごくまれにしか出ませんが、

「会心の一撃」を喰らう事がありまして。

 

その攻撃で大ダメージを食らった瞬間に、

一気にゲームオーバーの可能性が襲ってきました。

 

と言いますか、何度も死んでいます。

 

30分洞窟を進んで、即ゲームオーバー

 

40分洞窟を進んで、即ゲームオーバー

 

もう完全に心を折られます。

 

ここで辞めた人も多いかと思います。

 

ただ、諦めないでほしいです。

 

 

このシステムは、

序盤の数時間が山場です。

 

 

ザードが仲間になりますと、

3人パーティーで行動することができまして。

 

ゲームオーバーの可能性は、ほぼ0になります。

 

このゲームでは、

魔法やアイテムで、簡単にキャラクターが復活しまして。

 

ホイミでありながら、ザオリクでもあるという、

中々の優しさになっています。

 

さらに、「優秀な全体回復魔法」が用意されていまして、

その魔法を使用していれば、

まずゲームオーバーにはなりませんでした。

 

なので、序盤だけが

異様に難しいゲームになっていましたね。

 

 

どこに行けばいいのか分からない

 

このゲームの厳しい所で言いますと、

次のイベントが分かりにくい所でしょうね。

 

必死にクリアしたイベント

 

そのすぐ後に、また難題を頼まれる

 

こんな繰り返しが、

私の精神をガンガン削っていくのでした。

 

 

洞窟にイベントアイテムがあるよ

 

その洞窟はどこにあるんだよ!!

 

この部分が優しければ、きっと名作になれたと思います。

 

 

エンカウント率が地獄

 

このゲームが地獄のゲームになった、

全ての原因

 

エンカウント率が地獄です。

 

数歩あるいただけで、敵が出てくる。

 

この要素があったからこそ、

上の二つの要素が、地獄に変わるんです。

 

 

普通のRPGならば、10分で進める距離に、

40分以上かかる

 

その結果が

 

死んだら即タイトル画面の恐怖が

数倍に激増する

 

次の目的を探すだけで、

とんでもない時間がかかる

 

こんな地獄のゲームになっていくのでした。

 

エンカウント率が半分だったら、

自信を持ってお勧めする

 

このゲームの最大の地獄なのでした。

 

 

 

ザードの伝説のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか

 

物語が素晴らしいです

 

ゲームシステムは地獄です

 

忍耐力がある方だけに楽しむことができる作品です

 

なので、注意してお遊びください

 

 

なにがそんなに面白いのか

 

城や街を発見した瞬間に、

涙が出るほど嬉しくなります。

 

「やっとセーブができる!!」と。

 

地獄のダンジョンを突破して

 

死ぬ気で、街を探す

 

あの本気度は、他のRPGでは体験出来ない

異常なまでの興奮なのでした。

 

ドラゴンクエスト2の、

ロンダルキアへの洞窟

 

そんな恐怖が、最後の最後まで続いていく。

 

だからこそ、街を発見しただけで感動出来るんだろうな…。

 

 

今急いで買う理由とは

 

買って欲しいのはやまやまです。

 

しかし、危険な作品である事は間違いないです。

 

生半可な忍耐力では、精神をやられます。

 

ただ、嫌いにはなれないんですよね。

 

意地でもクリアしてやる!!

 

こんな難しさが、最大の魅力なのかもしれません。

 

 

もしも、遊びたくなったのでしたら、

ゲームボーイかスーパーゲームボーイを用意してください。

 

レトロフリークすらも拒否してしまう、

なかなかの問題児ですので。

 

電池切れの心配がない

スーパーゲームボーイで楽しんでください。

 

 

物語の素晴らしさで、最後まで進んで行く

 

危険なRPGをお楽しみください

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

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