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主人公のクズっぷりに心が折れる?それでも最高に面白い珠玉のホラー『TERRORS』

主人公のクズっぷりに心が折れる?それでも最高に面白い珠玉のホラー『TERRORS』

あなたは、ホラーゲームをプレイしていて、

「なぜこんな行動を…」と、主人公の行動に腹を立てた経験はありませんか?

 

もし、そんな理不尽さが逆にゾクゾクするなら、

今すぐワンダースワンの隠れた名作をプレイすべきです。

 

今回ご紹介するのは、選択肢すら裏切る、斬新すぎるホラーアドベンチャーです。

 

 

恐怖のサウンドノベルが、手のひらに

 

『TERRORS(テラーズ)』は、

1999年にバンダイから発売されたワンダースワン専用のホラーアドベンチャーです。

 

当時は2500円ほどで、なかなか手が出せないソフトでしたが、

今ではなんと1000円から手に入れることができます。

 

この価格なら、「昔から気になっていた」という方も、

気軽に挑戦できるのではないでしょうか。

 

ゲームシステムは、

『かまいたちの夜』や『弟切草』のような、

文字と背景で物語を表現するサウンドノベルです。

 

プレイヤーが選んだ選択肢によって、

物語が様々な結末を迎えるマルチエンディングシステムを採用しており、

何度も繰り返しプレイしたくなる中毒性があります。

 

そして、このゲームの最大の魅力は、「音」にあります。

 

随所に挿入される音声が、物語の恐怖を何倍にも増幅させます。

「ヘッドホン推奨」と書かれている通り、物語と音で同時に恐怖を体験させてくれる、

素晴らしい演出です。

 

 

人間のリアルな闇を描く、5つの恐怖体験

 

このゲームには、5つの短編シナリオが用意されています。

 

それぞれの物語をクリアすることで、最後のシナリオが解禁される仕組みです。

  • 「怨霊旅館」:不気味な旅館に泊まることになった男女。そこは、とてつもない恐怖の館でした。
  • 「愛しき友」:隣に引っ越してきた住人との騒音トラブルをきっかけに、リアルな恐怖が始まります。
  • 「小さなお化け屋敷」:女子高生3人組が、不思議な噂のあるお化け屋敷に挑みます。
  • 「きしむ音」:祖父の訃報に、自分に関する重大な秘密を知らされた主人公。恋人を巻き込むべきか葛藤します。
  • 「マザーボード」:彼氏に不信感を抱く女子高生。果たして彼を信じても良いのでしょうか?

 

ただの心霊ホラーではなく、

隣人トラブルや恋愛の不信感など、誰もが経験するかもしれない「リアルな恐怖」を、

巧みに心霊現象と融合させています。

 

その奥深い物語は、

サウンドノベルのメインである「ストーリー」をしっかりと支えています。

 

 

選択肢を拒否する主人公?独特すぎるシステム

 

ここまでの話を聞いて、

「なぜこのゲームはあまり有名にならなかったの?」と思うかもしれません。

 

実は、このゲームには賛否両論を呼んだ、独特すぎるシステムが存在します。

それが、「テラーポイント」です。

 

プレイヤーは選択肢を選ぶ前に、

その行動が「どのくらいの恐怖を生むか」を、波のようなエフェクトで確認できます。

 

そして、この恐怖の感情が一定の数値に達すると、

なんと主人公がプレイヤーの選択を無視するのです!

 

例えば、「彼女を助けよう」と選択したのに、

主人公は恐怖に耐えきれず、彼女を見捨てて逃げ出してしまいます。

 

結果、バッドエンドに直行。

 

多くのサウンドノベルは、「自分の意思で物語を創る」のが醍醐味です。

 

しかし『TERRORS』は、

そこに「主人公の感情」という新たなシステムを加えました。

 

「この選択肢を選べば助かるだろう」という、ベテランプレイヤーの心を、

このシステムが容赦なく破壊します。

 

何度も何度も、選択肢を無視して逃げ出す主人公。

 

そのクズっぷりに腹が立ち、心が折れそうになります。

 

しかし、そんな困難を乗り越え、

グッドエンドにたどり着いた時の感動は、何物にも代えがたいものです。

 

グッドエンドでは、エンディングテーマが流れます。

 

その歌を聞くために、あなたは何度も心が折られながらも、

プレイし続けることになるでしょう。

 

 

なぜ、今すぐこのゲームを買うべきなのか?

 

ワンダースワンのゲームは、データ配信が絶望的です。

 

だからこそ、格安で手に入る今のうちに、この傑作をプレイすべきです。

 

「昔は高くて買えなかった」という方も、

今ならわずか1000円で手に入れられます。

 

『テラーズ』は、1話30分ほどで終わるので、

スキマ時間にもプレイできます。

 

高速スキップやフローチャートがない不便さはありますが、

それも含めて、昔のゲームの味だと思って楽しんでみませんか。

 

「選択肢を拒否してくる主人公」

 

そんな前代未聞のサウンドノベルは、

後にも先にもこのゲームだけかもしれません。

 

さあ、あなたもこの恐怖と感動を、ぜひ体験してみてください。

 

 

こちらから購入できます