レトロゲームとマンガとももクロと

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進め!海賊  センスは一流 ゲームバランスは二流 そんな惜しい海賊シミュレーション

もっとちゃんとしていたら 最高のゲームになれたはず

 

[お宝を奪って 子分を育成して 最高の海賊になっていく そんな熱さが強烈]

[進め!海賊  アートディンク  プレイステーション]

 

1998年発売  

ジャンル  アクション シミュレーション

参考価格  350円

記事のネタバレ度  普通

攻略に必要なプレイ時間  5時間

このゲームに対する世間の評価  ワンピース好きにはたまらない作品

どんな人におすすめ  海賊が大好きな人は 絶対に遊んでほしい

 

 

最近はずっと

プレイステーションの作品を遊んでいます。

 

 

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今までは、過去に熱中していた作品を

遊びなおしていたのですが。

 

今回のゲームは、

ちゃんと新しいゲームです。

 

買ったのは数年前だったのですが、

ずっと遊ぼうという気持ちはありました。

 

見かけた瞬間に

「ヤバい!遊びたい!!」と思わされましたからね。

 

そんな作品をようやく遊べて嬉しいです。

 

 

そんな今回の センスは一流 ゲームのバランスは二流

進め!海賊の感想です。

 

 

 

 

進め!海賊とはどんなレトロゲーム?

 

この進め!海賊ですが、

1998年にアートディンクから発売された、

プレイステーション専用のシミュレーションゲームでした。

 

 

そんなゲームの目的は

 

大海賊の息子

ロジャー

 

大海族の奥さん

サラ

 

こんな、2人の異なる主人公を選び

 

自分の名声を世界にとどろかせていく

 

熱すぎる目的になっていました。

 

 

ゲームのシステムは

アクションゲームとシミュレーションゲームが融合した

異色の作品になっていまして。

 

「大航海時代」の、

海賊パートだけに特化した作品というと分かりやすかったかも知れません。

 

商船を襲い

 

お宝や船を奪い

 

そのお宝を使用して、

子分たちを育成し

 

ライバルの海賊であったり、帝国の軍隊と戦っていく。

 

海賊の生活とはこうだったのでは?を体験していく。

 

ワンピース好きにはたまらない、

海賊シミュレーションゲームになっていました。

 

 

大航海時代では、

自分で船を動かして、色々な世界に冒険しにいきましたが。

 

そんなシステムではなく、

船や街をクリックすることで、その場に移動できる

シンプルなシステムになっていました。

 

船をクリックすれば、

商船や海賊たちと戦えますし。

 

街をクリックすれば、

子分を集めたり、情報を収集することができました。

 

 

ゲームの基本的な流れとしましては

 

街に情報収集をしに行き

 

財宝のありかや、王女様が幽閉されている場所を知り

 

その場所に行き

 

バトルが始まり

 

無事に倒すことができれば、

新たな財宝や情報を入手することができ

 

また違うイベントが発生する

 

その繰り返しで、イベントを進めて行き

 

最後にその章のボスが登場して

 

無事に倒すことができれば、新たな章に進むことができる。

 

こんな流れになっていまして。

 

レベルを上げたかったり、お金を稼ぎたい場合は、

寄り道をして、商船を襲っていくなんて

物騒なゲームでもありました。

 

 

個性的な仲間

 

個性的な敵

 

そんな、個性的すぎる人たちが、

広い大海原で大合戦を繰り広げていく

 

海賊好きにはたまらない

 

強烈なアクションシミュレーションゲームなのでした。

 

 

 

 

進め!海賊の感想でもあり レビューでもあり

 

[とにかく飯を食わせまくれ そんなシンプルな育成要素]

 

このゲームですが、

めちゃくちゃシンプルな作品です。

 

大航海時代であった、

「交易」や「船の強化」などは一切無く。

 

敵とのバトル

 

イベントを進める

 

この二つに特化した作品になっています。

(武器は勝手に増えて行きます)

 

ですので

 

とにかく敵を倒し

 

とにかく情報を収集する

 

こんなシンプルな作品になっています。

 

 

しかし、これだけで終わるのならば、

それほど熱くはなりません。

 

この二つの要素に、

「子分の育成」という、おまけの要素をプラスすることで。

 

最後まで、

飽きにくいゲームに仕上がっていたと思います。

 

 

どうやって子分を育成するのか?

 

 

ご飯を食べさせるんです。

 

 

酒場には

ご飯を食べられる場所が用意されていまして、

手に入れた財宝の分だけ、ご飯を提供してくれます。

 

お金という概念がありませんので、

財宝自体が経験値のシステムだったのかもしれません。

 

 

そんなご飯を食べさせることで、

体力や攻撃力がどんどん上がっていきまして。

 

どんどん屈強な子分になっていきました。

 

この「最強の子分への道」が、本当に面白く。

 

意味も無く育成したくなりましたね。

 

 

本当はもうボスに勝てるのに

 

もっと、もっと、子分を育成したくなる

 

そんな、最高に楽しい育成要素なのでした。

 

 

 

 

[センスは一流 ゲームバランスは二流 そんな勿体なさ]

 

このゲームですが、

めちゃくちゃ面白い作品だと思います。

 

メインであるイベントシーンも最高で。

 

個性的なクルーとの会話や

癖のあるライバル海賊との物語など。

 

「アドベンチャーゲームで出したら?」なんて、

いい感じの熱さを体験することができました。

 

そんな最高のゲームなのですが、

名作ゲームにはなれませんでした。

 

 

どうして名作ゲームになれなかったのか?

 

 

ゲームバランスがめちゃくちゃだったからです。

 

 

どうめちゃくちゃだったのか?

 

 

アクションゲームの部分が、

かなり極端になっていました。

 

30秒で倒すか、30秒で倒されるか?という、

なかなかのぶっ飛んだ作品になっていまして。

 

「大海原での海戦」という

海賊ゲームならではの醍醐味を全く味わえなかったんですね。

 

 

アクションステージは、

大航海時代の様に、船を動かして相手の船とバトルになります。

 

広い海の上で

 

どこに相手がいるのかを探し

 

相手の船を破壊する

 

こんなアクションゲームです。

 

船には大砲が用意されていまして、

相手の大砲に当らないように、こちらの大砲を上手く当てて行きます。

 

船にはライフが設定されていて、

このライフを0にするために、うまく船を操作する必要がありまして。

 

どうやって効率的にダメージを与えるのか?というゲームでもありました。

 

 

ただ、相手のライフを0にしても、

そこで終わりでは有りません。

 

相手のライフを0にすることで、

相手の砲撃と動きが止まります。

 

その隙に、船を横づけして、

相手の船へと乗り込んで行きます。

(相手のライフが0でなくても、タイミングが合えば横づけはできました)

 

横づけすることで、

自動の白兵戦が始まりまして。

 

この白兵戦に勝利することで、

ようやくこちらの勝利になりました。

 

 

正直言いまして、

ここまでの流れは、かなり楽しいです

 

圧倒的な敵の砲撃を、

どうやってかいくぐるのか?を考えるのが本当に楽しく。

 

ノーダメージで、相手に辿り着けたときの

嬉しさったらなかったです。

 

 

そんなアクションステージの何が問題なのか?

 

 

白兵戦になれば、ほぼ99%負けません。

 

 

普通ならば

 

大砲で相手をめちゃめちゃに破壊して

 

相手の戦力を減らして

 

そこで、白兵戦に持ち込んで

 

ぎりぎり勝利する

 

こんな熱い流れだと思うのですが。

 

 

このゲームの場合は

 

相手の砲撃をかいくぐって

 

無理やり横づけして

 

無理やり白兵戦に持ち込んで

 

99%の確率で勝利する

 

意味不明なゲームになっていきました。

 

 

こちらのライフが10ほどしか残っていなくても、

ほぼ99%勝ちますからね。

 

せっかくの海賊ゲームなのに

 

せっかくの子分育成なのに

 

ほぼレベル上げしないで倒せる

 

とても残念なゲームになってしまいました。

 

 

確かに、

横づけすることができなければ、そのまま瞬殺されます。

 

と言いますのも、

こちらはライフを0にしても勝ちではありません。

 

コンピューターは、ライフを0にすれば勝ちなのに、

こちらは、そこから白兵戦に持ち込まなければなりません。

 

ですので、

相手が最後に放った砲撃に当って、

そのままゲームオーバーなんて事も多かった訳です。

(ラスボス戦は、このインチキシステムのお蔭で50回ほど死にました)

 

そんな部分では

相手の方がかなり有利なのですが。

 

横づけすることができれば、

どんなに相手のライフが残っていようが瞬殺ですからね。

 

ほぼ1分以内に戦闘が終わる、

なかなかのイカレタゲームになっていました。

 

 

この部分さえちゃんとしていたら、

大航海時代の座を奪えたかもしれませんからね。

 

「ゲームバランスの調整って本当に難しいんだな」と、

改めて思ったのでした。

 

 

イベントシーンは最高

 

財宝集めなどのゲームシステムも最高

 

肝心のアクションゲームの部分が大問題

 

そんな、今の時代にリメイクしたら

とんでもない名作が生まれるかもしれない

 

あと一歩……、いや二歩で名作ゲームになれた、

進め!海賊の感想を終わらせていただきます。

 

 

 

 

進め!海賊のまとめ

 

なぜ遊んでほしいのか

 

このゲームですが、

めちゃくちゃ短いです。

 

5時間もあればクリアできます。

 

サクッと遊んで、サクッと終われるゲームを探している方は、

この機会に遊んでみてください。

 

 

なにがそんなに面白いのか

 

次のイベントはどんな展開なんだろう?

 

こんなワクワクが最高でした。

 

20時間位のアドベンチャーゲームで発売して欲しい

 

そんな濃厚な世界をお楽しみください。

 

 

今急いで買う理由とは

 

海賊になれるゲームって、それほど多くないです。

 

ワンピースのゲームか、

大航海時代くらいしか思いつきません。

 

そんなレアなジャンルに、

この進め!海賊も加えてみて下さい。

 

クソゲーではありませんので、

そこら辺は安心して遊んでください。

 

 

生まれ変わったら海賊になる!!

 

そんな夢を持っている、あなたの為のゲーム

 

進め!海賊なのでした

 

 

今日も

レトロゲームとマンガとももクロと

をお読みくださりありがとうございました

 

けっしてクソゲーではない 惜しい海賊シミュレーター

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完品状態  350円

 

 

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