RPGの常識を覆す!伝説の名作『サンサーラナーガ2』

1994年にビクターエンタテインメントから発売されたスーパーファミコン用ソフト
『サンサーラナーガ2』。
ジャンル:コマンド選択式RPG
参考価格:ソフトのみ 1000円、完品状態 4000円
プレイ時間:30時間(攻略情報なし)、20時間(攻略情報あり)
おすすめポイント:地獄のエンカウント率に耐えられるなら、最高の物語が待っている!
今回、私が感想を書きたいと思ったのは、
スーパーファミコンのRPG『サンサーラナーガ2』です。
実は、この作品はリアルタイムでプレイした経験があります。
しかし、そのあまりに難解な難易度に心が折れてしまい、
エンディングを見ることなく手放してしまった苦い思い出のゲームでした。
そんな因縁の作品に、
20年以上ぶりに決着をつけるべく、今回再び挑戦しました。
ただ単にエンディングが見たいという理由だけでなく、
もう一つ、どうしても体験したいことがあったからです。
それは、RPGの常識を覆す「前代未聞のシステム」です。
誰も手を出さなかった禁断のシステムを、
自分自身の目で確かめたかった。
その衝動が、私を再びこのゲームへと向かわせました。
その禁断のシステムとは一体何なのか?
ヒントは…
- Xboxの有名ゲームに搭載されていたことがあります。そのゲームは、このシステムで有名になったと言っても過言ではありません。
- スクウェアのRPGにも、少し形は違いますが、似たようなシステムが搭載されているという噂が都市伝説のように語られていました。(結局は噂でしたが…)
そんなヤバいシステムを、『サンサーラナーガ2』は平然と搭載したのです。
ヤバいですよね?
でも、それが『サンサーラナーガ2』なんです。
このクレイジーな作品を、
全てのレトロゲーマーに知ってほしい。
それが、このゲームに感動した全ての人の使命だと私は思っています。
この記事を読み終えた時、
きっとあなたも「ちょっとプレイしてみようかな…」と感じるはずです。
それが、多くの人を虜にした『サンサーラナーガ2』という作品の持つ、
とてつもないパワーなのです。
少年と竜の壮大な旅
『サンサーラナーガ2』は、
1994年にビクターエンタテインメントから発売されたスーパーファミコン用RPGです。
後に、ゲームボーイアドバンスで
1と2がセットになった作品も発売されました。
物語は、竜使いの見習いである主人公が、
竜使いギルドの裏切り者「アムリタ」を追って旅に出るという
壮大なスケールで始まります。
広大な世界を冒険しながら、
アムリタがなぜギルドを裏切ったのか、その真相を解き明かしていくことになります。
このゲームならではの面白さとして、
世界が「階層ごと」に分かれている点が挙げられます。
下から上へと進んでいくにつれて、
コミカルだったイベントが徐々にシリアスになっていくギャップは、
物語に深みを与えています。
ゲームシステムは、
一見するとオーソドックスな
『ドラゴンクエスト』のようなコマンド選択式RPGですが、
他のRPGでは体験できないユニークなシステムが満載です。
まず、最も驚くべきシステムが「主人公がレベルアップしない」ことです。
どれだけ敵を倒しても、主人公は強くならない。
では、誰が成長するのかというと、
主人公の相棒である竜なのです。
竜をレベルアップさせながら、世界を冒険していく。
これが、他のRPGにはない『サンサーラナーガ2』の最大の魅力です。
もちろん、主人公も竜使いとしての功績を重ねることで、
少しずつパワーアップしていきます。
次に面白いシステムが
「モンスターを倒してもお金が手に入らない」ことです。
「なぜモンスターがお金を持っているのか?」という疑問に答えるかのように、
このゲームではモンスターは一切お金を落としません。
お金を稼ぐには、
モンスターを操る人間キャラクターを倒すか、
後述するある方法を使う必要があります。
そして、最も特徴的なシステムが「獲物を売る」という、
現実世界に近いシステムです。
モンスターを倒した時、
そのモンスターを「獲物にするか」もしくは「竜に食べさせるか」を選択できます。
- 獲物にすれば、お金に換金できる。
- 竜に食べさせれば、経験値と体力が回復する。
その場の状況に応じて、どうするかを考えるのが非常に楽しいのです。
物語と音楽のクオリティに完全に虜になった
『サンサーラナーガ2』の最大のセールスポイントは、
やはり「物語の圧倒的なクオリティの高さ」です。
これは前作『サンサーラナーガ1』から引き継がれた要素ですが、
このゲームはRPGを楽しむというより、
物語を楽しむためにRPGが付いている、と言っても過言ではありません。
ギルドを裏切った少女を追うというシンプルな始まりから、
主人公が竜使いとしても人間としても成長していく様が、
王道ながらも胸を熱くさせます。
また、物語だけでなく、街に住む住人たちの描写も非常に魅力的です。
イベントのための「置物」ではなく、
その街に生きる人々の「魂のこもった台詞」が、
ゲームの世界に命を吹き込んでいます。
そのリアルな台詞の中から、
物語の重要な手がかりを探していくのも、
他のRPGではなかなか体験できない「ガチさ」でした。
最高のRPGは、街が生きている。
この条件を完璧に満たすことで、
『サンサーラナーガ2』はあり得ないほどのクオリティにまで高められています。
コミカルな序盤から、シリアスな終盤へのギャップも素晴らしく、
このゲームでしか体験できない感動が待っています。
RPGとしてはかなり厳しい…だけど乗り越えれば「神ゲー」になる!
物語も音楽も素晴らしい『サンサーラナーガ2』ですが、
なぜ多くの人に知られていないのか?
それは、RPGとしてかなり難易度が高いからです。
難易度の高さゆえに、
私のように途中で挫折した人が多く、
結果的に「知る人ぞ知る名作」という位置づけになっているのだと思います。
しかし、その厳しい部分を乗り越えれば、
このゲームは間違いなく「神ゲー」へと進化します。
私が感じた不満点と、その解決策を教えましょう。
- エンカウント率の異常な高さ
ゲームプレイの7割は戦闘している、と感じるほどのエンカウント率です。加えて敵が非常にタフなので、戦闘が長引き、ストレスが溜まります。
解決策:
- 「ラサの水」を買いまくる!:エンカウントを抑える効果のあるアイテム「ラサの水」は、このゲームを快適に進めるための必須アイテムです。見つけたらとにかく大量に買い込んでください。
- 面倒ならとにかく逃げる!:レベルが高ければ逃走はほぼ確実に成功します。逃げて逃げて、必要な時だけ戦うようにしましょう。
この対処法を知っていれば、
最大の難関であるエンカウント率は、
ストレスではなく「当時みんなが苦労した部分」として楽しむことができるでしょう。
- 装備がすぐに壊れる
このゲームでは、どんなに優秀な装備品でも、戦闘を繰り返すうちに壊れてしまいます。安く買えるとはいえ、頻繁に壊れるのは面倒です。
解決策:
- 装備品は複数個買う!:最初から「このゲームは装備が壊れるものだ」と割り切り、予備の装備を複数個持っておくようにしましょう。そうすれば、長旅でも安心して進めます。
- 次に何をすればいいか分からない
イベントの進行が非常に分かりにくいです。平気で1時間以上、次に進むべき場所が分からなくなることもあります。
解決策:
- とにかく住人に話しかける!:重要そうなキーワードをメモしながら、何度も住人に話しかけて情報を集めましょう。
- 攻略情報に頼る!:どうしても分からない場合は、無理せず攻略情報を見てしまいましょう。物語だけを楽しみたい、というプレイスタイルも悪くありません。
これらの要点を押さえれば、ストレスなくこの最高の物語を体験できるはずです。
データを消す伝説のシステム
『サンサーラナーガ2』には、
当時ゲーマーたちを震撼させた「とあるシステム」が搭載されています。
それは、エンディングを迎えると、セーブデータが消えるというものです。
30時間かけて、苦労に苦労を重ねて
ようやくエンディングにたどり着いたと思ったら、
「データがない…」という悲劇が待ち受けていたのです。
なぜこれがクレイジーかというと、
このゲームはセーブデータを2つ作ることができます。
- お兄ちゃんはデータ1
- 弟はデータ2
のように使い分けていた家庭も多かったでしょう。
しかし、片方のデータでエンディングを迎えると、
もう片方のデータが問答無用で消えてしまうのです。
この「データが消える」というシステムは、
- Xboxの『鉄騎』: 脱出ボタンを押さないとセーブデータが消える。
- 『スクウェアのトム・ソーヤ』: リセットボタンを押す敵が出現する。
など、他のゲームにも似たようなシステムはありましたが、
サンサーラナーガ2のそれは、特に悪意に満ちたクレイジーなものでした。
しかし、私はこのシステムを体験できていません。
再プレイした私は、
事前にこのシステムを知っていたので、
セーブデータを2つに分けて、悲劇を回避したからです。
今回、中古で購入したソフトには、
前の所有者のデータが残っていました。
データ1は消えていましたが、
データ2にはエンディング直前のデータが残っていたのです。
つまり、前の所有者も、
データ1にメインのデータを残し、
データ2にクリア直前のデータを残していたのでしょう。
そして、エンディングを迎えた瞬間、
データ1が消えてしまい、絶叫したに違いありません。
この伝説のシステムを体験できなかったのは少し残念ですが、
知っていれば対策は可能です。
今すぐプレイして、この最高の感動を体験してほしい
『サンサーラナーガ2』という名前を聞いたことがあっても、
実際にプレイした人は少ないでしょう。
そして、私と同じように、途中で挫折した人も多いはずです。
そんなあなたに伝えたい。
『サンサーラナーガ2』は、驚くほど素晴らしいゲームです。
エンカウント率の高さやシステムの癖はありますが、
それを補って余りあるほど、物語と音楽のクオリティがずば抜けています。
「どうせクソゲーだろう…」と思っていたあなたも、
少しだけでも「プレイしてみたい」と感じたのではないでしょうか?
もし、ほんの少しでも興味を持ったなら、
ぜひこのゲームを手に取ってみてください。
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