今思えば、ウィザードリィ日記は随筆なんだろうな
ここ数年は、推理小説やミステリー小説だけではなく、
色々なジャンルの本を読むようになったのですが。
どうして本を好きになったのか?と言いますと、
おじいちゃんの影響が強くありました。
家に居る時は、常に本を読んでいる印象で
相撲を見ているか
将棋を指しているか
読書をしているか
こんなおじいちゃんでした。
そんなおじいちゃんが体を壊しまして、
自分で本を買いに行くことができなくなりました。
それからは、
私が本を買いに行く時に
「どんな本が読みたいの?」と聞いて、
今読みたいジャンルの本を買ってくるという生活が続きました。
そんなある日、
「随筆が読みたい」とリクエストされました。
随筆?
その時の私は、
随筆という意味が良く理解できませんで、
「随筆ってなに?」と聞いたところ。
「作者の日記みたいなものだよ」と答えられたのですが、
「日記って売ってるの?」となりまして。
(当時は猿岩石日記くらいしかイメージできなかった)
随筆を探し出せることなく、
三毛猫ホームズを10冊くらい買って帰ったのを思いだします。
(三毛猫ホームズにもはまっていたので)
それから時が経ち、
なにかのラジオを聞いていたときに、
こんな会話がありました。
「最近随筆を書いてるんですよ…」
「え!随筆ってなんですか?」
「随筆というのはですね…○○みたいなものです」
「ああ随筆って、そうなんですか!!」
こんな会話だったと記憶しています。
そんな会話を聞いたときに、
「だったらあの時、いっぱい買えたじゃん!!」となりました。
随筆とはなんだったのか?
エッセイのことです。
おじいちゃんに、
「エッセイ買ってきて」と言われたのであれば、
色々な作者のエッセイを山ほど買ってきましたからね。
あの時随筆の意味を理解していれば、
もう少しおじいちゃんに恩返しできたのかなと、
本棚の三毛猫ホームズを見るたびに、少し寂しく思うのでした。
おじいちゃん、今随筆書いてるよ( `―´)ノ
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