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必殺技がない「イナズマイレブン」!? 『スラムダンク・がけっぷち決勝リーグ』の熱すぎる戦略バスケ!

必殺技がない「イナズマイレブン」!? 『スラムダンク・がけっぷち決勝リーグ』の熱すぎる戦略バスケ!

 

【キャプテン翼のシステムで スラムダンクを思う存分楽しもう】

『スラムダンク・がけっぷち決勝リーグ』 バンダイ / ゲームボーイ

1994年発売 / ジャンル:コマンド選択式スポーツシミュレーション / 参考価格:800円!

 

もし「スラムダンク」の世界で、

シュートを決めるか、パスを出すか、ブロックするかを、

すべてあなたの「コマンド選択」で決めることができたら?

 

今回ご紹介する『スラムダンク・がけっぷち決勝リーグ』は、

その夢を実現したゲームです。

 

「自分でキャラクターを操作してボールを運ぶ」アクションゲームではなく、

あの『キャプテン翼』や『イナズマイレブン』のように、

「次に何をするか?」を的確に指示して試合を組み立てていく、

異色の「戦略バスケットボールゲーム」なのです。

 

スラムダンクが好き、戦略性の高いスポーツゲームが好き、

そして何よりも「超絶カッコいい原作シーン」を自分の采配で引き出したい全ゲーマーへ。

 

このタイトルは、800円という手頃な価格で、

あなたを湘北高校の「事実上の監督」へと昇格させてくれるでしょう!

 

 

湘北高校を勝利に導け!バスケコートのコマンドバトル

 

今回、熱い情熱をもってご紹介したいのが、

ゲームボーイという小さな筐体に、スラムダンクの「頭脳戦」を凝縮した名作、

『スラムダンク・がけっぷち決勝リーグ』です。

 

本作のシステムは、

バスケットボールというスポーツに「シミュレーション要素」を大胆にプラスした、

当時としては非常に斬新なものでした。

 

ゲームのコート内では選手がリアルタイムで動き回りますが、

ボールを保持したり、相手と接触したりする「勝負の瞬間」になると、

画面上にコマンドが出現します。

  • オフェンス時: シュート、カットイン(ドリブル突破)、パスといった選択肢。
  • ディフェンス時: ブロック、ガード(防御)、スティール(ボール奪取)といった選択肢。

 

このコマンド選択の繰り返しで、試合は進行していきます。

 

まるで、「キャプテン翼のフィールドアクション」を

そのままバスケットボールに持ってきたようなシステム。

 

プレイヤーは、選手の能力、コート上の位置、

そして相手の動きを瞬時に判断し、

最善の「一球(ワンプレー)」を指示しなければなりません。

 

このゲームのシステムをさらに奥深くしているのが、

「シュートの成功率」に関わる要素です。

  • 距離とノーマーク: ゴールに近ければ成功率が上がる。ノーマークならさらに成功率が上がる。本格的なバスケットの定石がしっかりと再現されています。
  • 目押し(ゲージアクション): シュートを放つ際、『みんなのゴルフ』のようにタイミングゲージが出現し、プレイヤーが「目押し」で最高のタイミングを狙うことで、シュートの成功率が大幅にアップします。

 

この「戦略」「アクション(目押し)」の組み合わせが絶妙で、

「コマンドを選んだら終わり」ではなく、

最後の最後までプレイヤーの集中力が求められる、熱いシステムなのです。

 

 

ド迫力の演出が「熱いシーン」を完全再現!

 

本作を単なるシミュレーションゲームで終わらせない、

スラムダンクファン感涙の要素が、「得点シーンのド迫力演出」です。

 

湘北のスターたちが魅せる必殺シーン!

 

本作には、「レベルや必殺技」といったファンタジー要素こそありませんが、

キャラクターの個性とカッコよさを最大限に引き出した演出が搭載されています。

  • ゴリのダンク: 赤木がゴール付近でシュートを選択すれば、ド迫力の専用ダンクアニメーションが画面いっぱいに展開!
  • 流川のシュート: 流川のクールで流れるようなシュートモーションが、美麗なアニメーションで再現!

 

この「超絶カッコいいシーン」を、

自分の采配と目押しで引き出し、勝利を掴み取る!

 

この爽快感と達成感こそが、本作最大の魅力であり、

「ド迫力の得点シーンを見るだけでも、今作の価値があった」と言えるでしょう。

 

バスケットの戦略性と、スラムダンクならではの「熱い瞬間」の演出が融合した、

最高のゲーム体験です。

 

 

唯一の弱点、そしてそれは「熱狂の証」

 

しかし、これほどまでにシステムが最高の本作にも、

唯一にして最大の弱点があります。それが、「試合時間の長さ」です。

 

40分におよぶ集中力との戦い

 

バスケットボールというスポーツの特性上、

そしてコマンド選択式というシステム上、1試合を戦い抜くのに約40分という、

かなりの時間がかかります。

  • 長い試合時間: 「短時間でサクサク進めたい」というゲームボーイのニーズには、やや合致しない長さ。
  • 集中力との勝負: 試合時間が長いため、「途中で集中力が切れてミスを連発してしまう」という、プレイヤー自身との戦いにもなります。

 

この「試合時間が長すぎる」という点が、

本作が「神ゲー」になりそこねてしまった、唯一のマイナスポイントかもしれません。

 

しかし、これは同時に、

「それだけ濃密な戦略と、熱狂的なドラマが凝縮されている」ことの証でもあります。

 

「もういいかな?」と思いながらも、

「ここでやめたら湘北が負けるかもしれない!」という熱い責任感で

遊び続けた、当時のプレイヤーの熱狂を、ぜひあなたも体験してみてください。

 

 

最後のメッセージ:湘北のドラマをポケットに!

 

「遊ぶ時間がない?」 → 大丈夫です。毎日少しずつ「湘北の歴史」を積み重ねていくような楽しみ方ができます。

 

「ゲームボーイを持っていない?」 → 本体も互換機も安価で手に入ります。この「コマンド式スラムダンク」という稀有なゲームを体験するために、「スラムダンク専用機」として導入する価値は十分にあります!

 

「クリアできるのか不安?」戦略性が重要です。選手の能力と、目押しのタイミングを練習すれば、必ず勝てます!気長に愛し、湘北を日本一に導いてください。

 

キャプテン翼系のコマンド選択式システム、

戦略と目押しによる奥深いゲーム性、

そしてド迫力のアニメーションで展開される得点シーン。

 

この作品は、試合時間は長いという欠点を除けば、

文句なしの「名作ゲーム」です。

 

試合時間以外は、かなりの名作ゲーム!

それこそが、今急いで800円を支払うべき、絶対的な理由です!

 

さあ、あなたも湘北高校の監督となり、熱い「がけっぷち決勝リーグ」を勝ち抜け!

 

 

こちらから購入できます