レトロゲームとマンガとももクロと

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初めて読んだ時の衝撃を今でも忘れない。日常に潜む恐怖を描いた伝説のホラー『座敷女』

初めて読んだ時の衝撃を今でも忘れない。日常に潜む恐怖を描いた伝説のホラー『座敷女』

今回どうしても感想を書きたいと思ったのが、

望月峯太郎先生の描くホラーマンガ『座敷女』です。

 

ホラーやミステリーが好きな方、そして日常に潜む恐怖を味わいたい方は、

ぜひ参考にしてみてください。

 

『ドラゴンヘッド』の作者が描く、史上最強のストーカーホラー

 

1993年に講談社から発売された『座敷女』は、

『ドラゴンヘッド』や『ちいさな巨人』といった名作で知られる

望月峯太郎先生によるホラーマンガです。

 

ホラーファンの間では、

「ホラーで最も強いのは座敷女なのでは?」とまことしやかに囁かれるほど、

強烈なインパクトを残した作品として知られています。

 

物語は、ごくごく普通の日常から始まります。

 

深夜2時、主人公のヒロシは、

アパートの外から聞こえる激しいドアを叩く音とチャイムの音で目を覚まします。

 

恐る恐るドアから顔を出すと、

そこにはロングコートを着た長髪の女が、

隣の部屋のチャイムを猛烈に鳴らし続けていました。

 

どうやら、同じ大学の山本という学生に用があるらしい。

 

何気ない好奇心から、女と言葉を交わしてしまったヒロシ。

 

その一瞬の出来事が、彼の日常を恐怖のどん底に突き落とす、

終わりのない悪夢の始まりだったのです。

 

単なる偶然から始まったのか、それとも何か理由があったのか。

 

ストレートな恐怖の奥にある、ミステリー要素が読者の好奇心を掻き立て、

ページをめくる手が止まらなくなる、傑作ホラーです。

 

風邪をひかせるほどの、とてつもない恐怖体験

 

私がこの作品を初めて読んだのは、2000年頃のことでした。

 

たまたまブックオフで見かけて

「なんか怖そうだな」という軽い気持ちで購入し、何気なく読み始めたのですが、

そのあまりの怖さに衝撃を受けました。

 

どのくらい怖かったかというと、読み終えた次の日に、風邪をひきました。

 

もちろん偶然だとは思いますが、

私は今でも「座敷女のせいだ」と本気で思っています。

 

それほど、このマンガには、

読み手の体調を崩すほどの凄まじいパワーが宿っていました。

 

初めて『デビルマン』を読んだ時も、とんでもない悪夢にうなされましたが、

それと同等の、もしくはそれ以上の魔力を、この『座敷女』は持っていました。

 

何気なく手にした一冊に、体が震え、風邪をひくほどの衝撃を受ける。

そんな強烈な体験をさせてくれた、忘れられない作品です。

 

ホラーからミステリーへ、再読で気づくもう一つの魅力

 

あれから約25年が経ち、

本当に久しぶりに『座敷女』を読み返してみました。

 

一度読んでいるため物語は知っていますし、

ホラーに対する免疫をかなりつけてくれたおかげか、

今回は恐怖よりもミステリーとしての面白さに強く惹かれました。

 

初めて読んだ時は、「座敷女からどうやって逃げ切るのか?」という、

純粋なサバイバルホラーとして楽しんでいました。

 

しかし、再読してみると、

「なぜ座敷女はヒロシに執着するのか?」

「彼女は何者なのか?」というミステリーの奥深さに気づかされました。

 

一度は読んだはずなのに、新しい発見がある。

 

この再読性の高さも、この作品の魅力だと感じました。

 

ホラーとしての恐怖はもちろん、

それに加えミステリーとしての謎解きも楽しめる。

 

この二つの要素が完璧に融合しているからこそ、

多くの読者を魅了し続けているのでしょう。

 

 

『座敷女』まとめ

 

昔は本当に怖くて、本棚の奥に隠していました。

 

しかし、大人になって改めて読んでみると、

ホラーマンガとしても、ミステリーマンガとしても、

めちゃくちゃ面白い作品だと再認識しました。

 

物語が面白く、ホラーとしても文句なしのクオリティ。

 

そして、全1巻で完結しているという点も、地味ながら素晴らしいポイントです。

 

まだ読んだことがない方は、この機会にぜひ手に取ってみてください。

 

そして、読み終わった後に風邪をひいてください。

 

 

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