パチンコホールを独占せよ!ファミコン初のパチンコゲーム『パチコン』が伝説級にヤバい!

「パチンコ」と聞いて、あなたはどんなイメージを抱くだろうか?
今でこそ、人気アニメや芸能人とのタイアップ台がズラリと並ぶ、
まさに「遊技場」という言葉がぴったりの場所です。
しかし、1980年代のパチンコ店は、
もっと男臭く、煙草の煙が立ち込め、独特の雰囲気が漂う「大人の社交場」でした。
そんな時代に、まさかの大英断を下したメーカーがありました。
「子供たちにも、この大人の遊びをファミコンを通じて楽しませよう!」
そう、今では考えられないような熱意と勢いで発売されたのが、
東芝EMIが1985年に世に放ったファミコン史上初のパチンコゲーム
『パチコン』なのです!
『パチコン』とはどんなゲームだったのか?
このゲームの目的は、至ってシンプル。
お金がかかるパチンコを、ただひたすらに無料で楽しむこと。
好きな台を選んで、打ち出す玉のパワーを調整し、あとはひたすら運を天に任せる。
これぞ、パチンコゲームの原点にして頂点とも言えるシステムです。
モードは大きく分けて4種類。
- ランダムに選ばれた台を打つ「おまかせモード」。
- 10分間でどれだけ出せるかを競う「タイムアタックモード」。
- 自分で好きな台を選んで打つ「フリーモード」。
- そして、その台で10分間のタイムアタックに挑戦する「フリータイムアタックモード」。
遊べる台の種類は、いわゆる「羽根物」と呼ばれる、
液晶画面のないシンプル台と、数字を揃えてフィーバーを狙う「デジパチ」の2種類。
この潔いまでのシンプルさが、当時のゲーマーたちを熱狂させました。
「まったりと羽根物で遊ぶか……」
「それとも、数字を揃えるハラハラドキドキを味わうか……」
シンプルながらも、プレイヤーの選択肢はしっかりと用意されているのです。
370台の衝撃!しかし、その中身に驚愕する!
『パチコン』の最も驚くべき点は、「370台」という、
とんでもない数のパチンコ台が用意されていたことです。
初めてこの説明を読んだとき、
「一体どんなにたくさんの機種で遊べるんだ!?」と、誰もが胸を躍らせるでしょう。
しかし、実際にゲームを起動してみると、
その期待は良い意味で裏切られることになります。
なんと、用意されていた台は、基本的に2種類!
正確には、末尾が「7」の台だけは、
液晶の数字がフルーツ柄に変わるため、実質3種類です。
「いやいや、370台って言ったじゃん!?」
そう、誰もがツッコミを入れたくなるだろう。しかし、ここがこのゲームの真骨頂です。
なぜ、こんなにも中途半端な「370台」だったのか?
おそらく、当時のゲーム開発者が足繁く通っていた、
行きつけのパチンコホールに並んでいた台数が、
たまたま370台だったのではないでしょうか?
300台でもなく、400台でもない。
この絶妙な台数に、開発者の熱意と、
どこかおおらかな昭和の時代背景を感じずにはいられません。
パチンコ玉が台に挟まったとき、
当時のホールでは、店員さんが玉を外し、
そのお礼として「おまけの玉」をくれるサービスがありました。
このゲームでも、
玉が詰まるとコミカルなキャラクターを操作して玉を取りに行くという、
ミニゲームのようなアクション要素が搭載されていますからね。
「現実を徹底的に反映する」という制作姿勢の結果、
370台という「リアルな台数」と、たったの2種類の「シンプルなゲーム性」という、
驚くべきバランスが生まれたのかもしれません。
現代のゲームにはない『パチコン』の魅力とは?
このゲームの魅力は、そのシンプルさゆえに、
現代のゲームにはない独特の「遊び方」を可能にしていたことです。
1.無心になれる究極の癒やしゲーム
「なぜこのゲームを遊んでほしいのか?」と問われたら、答えは「無心になれるから」に尽きます。
複雑な演出も、派手なエフェクトも、豪華なストーリーもない。ただひたすらに、玉が弾かれ、落ちていくのを眺めるだけ。考え事をしたいときや、疲れた心に癒やしを求めるとき、このゲームは最高の相棒になることでしょう。
2.究極の大人の遊び方
「このゲームはビールを飲みながら遊ぶのが最高なんだよ」──そんな声が、当時のプレイヤーから聞こえてくるようです。
ファミコンという子供の遊び道具で、大人の趣味を堂々と楽しむ。これぞ、昭和のゲーマーにしか味わえない、至高の体験だなのです。
3.ディスクシステム版に隠された真の姿
『パチコン』は、後にディスクシステムでも発売されましたが。
このディスクシステム版では、なんと「釘を細かく見るモード」が追加されたそうです。ファミコン版で満足できなかった玄人たちが、さらに深くパチンコの世界に没入できる、その究極のリアルを体験してみたいものです。
種類の少なさに愕然とするが、それが逆に愛おしい
「ファミコン初のパチンコゲーム」という歴史的価値。
「370台」という、大技林の説明文がデタラメだったと言われるほどの、
豪快すぎる台数。
そして何より、「パチンコ台の種類はたったの2種類」という、
潔すぎる内容。
これら全てが合わさって、『パチコン』というゲームは、
ただのパチンコゲームではなく、時代を象徴する伝説の一本となったのです。
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