レトロゲームとマンガとももクロと

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エヴァ・鋼鉄のガールフレンド特別編  原作ファンはもれなくブチ切れる?

40分何もできないって、もはやアニメだよね!から大幅進化で再登場

 

新たなシーンと新たなエンディングを追加した、パワーアップバージョン

 

今回の記事は、

プレイステーション(PS)版『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド』

プレイした上で、

そのパワーアップ版である『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド特別篇』の

違いと魅力をお届けします。

 

前作を遊んだからこそ見える、このゲームの進化。

そして、追加されたエンディングがとんでもなくヤバい

『鋼鉄のガールフレンド特別篇』の感想です。

 

 

PS2で帰ってきた、エヴァの恋愛アドベンチャー

 

『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド特別篇』は、

2006年にサイバーフロントから発売された

プレイステーション2(PS2)用のアドベンチャーゲームです。

 

もともと、PSでエヴァンゲリオンのゲームが出なかった時代に

待望の作品として登場したのが『鋼鉄のガールフレンド』でした。

 

本作は、その物語をベースに、さらにパワーアップして帰ってきたバージョンです。

 

ゲームの目的は、

主人公の碇シンジとなり、

転校してきた美少女霧島マナの隠された謎に迫っていくというものです。

 

ゲームシステムは、

移動、見る、考える、話すといったコマンドを選択しながらイベントを進めていく、

オーソドックスなコマンド選択式アドベンチャーです。

 

巨大ロボットが現れた翌日に、突然美少女が転校してくる。

 

その美少女はシンジ君に一目惚れし、シンジ君も彼女に心を開いていく。

 

そんな美少女の存在を快く思わないアスカ。

 

今作で少しだけセリフが増えた綾波レイ。

 

この美少女の正体は一体?という、前作を踏襲したストーリーが展開します。

 

 

不器用なシンジ君の初恋を描く、ライトなエヴァ

 

このゲームは、

恋愛というものに初めて触れるシンジ君の心の動きを描いています。

 

パイロットたちの不安定な心を前に、

NERV本部が右往左往する様子も、このゲームの面白さです。

 

恋愛を応援してくれる加持さんやミサトさん、

そして恋愛を妨害しようとするアスカやNERV本部の大人たちという構図も最高です。

 

この構図があるからこそ、

「シンジ君はどんどんおかしくなっていくんだな」と、

原作アニメの展開にも理解が深まります。

 

原作のシリアスな雰囲気とは異なり、

このゲームにはかなりコメディー要素が含まれています。

 

「こんなのエヴァンゲリオンじゃない!」と思う人もいるかもしれませんが、

「こんな雰囲気のエヴァを待っていた!」という人もいるはずです。

 

ですので、全体的にライトな作品に仕上がっています。

 

一度見たイベントシーンを好きなタイミングで再生できるなど、

ゲームの遊びやすさも大幅に進化しており、アドベンチャーゲームとしても優秀です。

 

 

アニメ一本分!? 40分のノンストップイベントシーン

 

このゲームを購入した人の大半は、

「エヴァンゲリオンの世界を自分で操作して楽しみたい」と思っていたはずです。

 

しかし、実際にプレイすると、その期待は裏切られます。

 

なぜなら、ほとんど選択肢がないからです。

 

ゲームの基本的な流れは、

イベントシーンが流れる→コマンドを選択して移動する→イベントシーンが流れる…の繰り返しです。

 

前作では、次にどこに行けばいいのか分かりにくかったのですが、

今作では全体マップが表示されるようになり、

次に何をすべきかが分かりやすくなったのは大きな進化です。

 

このマップを進んでいくと、

このゲーム最大のセールスポイントであるイベントシーンが流れます。

 

普通のアドベンチャーゲームのイベントシーンは、

せいぜい30秒から1分ほどです。

 

しかし、『鋼鉄のガールフレンド特別篇』では、

なんと最長40分以上という、驚異的な長さのイベントシーンが収録されています。

 

イベントシーンが始まると、プレイヤーは何もしなくてOKです。

 

ただコントローラーを置いて、エヴァンゲリオンを楽しむ。

もはやOVA(オリジナルビデオアニメ)と言っても過言ではないボリューム感です。

 

最初は3分や5分のイベントシーンですが、

物語が盛り上がるにつれてどんどん長くなり、

最後は40分クラスのイベントシーンを見ることになります。

 

しかし、長く感じることは一切なく、あっという間の40分なのですから、

「エヴァンゲリオンは本当にすごい」と再認識しました。

 

スキップ機能の追加で、遊びやすさが劇的に向上!

 

そして、ここからが『鋼鉄のガールフレンド特別篇』が「特別篇」たる所以です。

 

前作では、マルチエンディングだったにもかかわらず、

この合計数時間に及ぶイベントシーンが全くカットできませんでした

 

繰り返しのプレイが前提なのに、

最後の数十分のイベントシーンをスキップできないのは、かなりのストレスでした。

 

しかし、今作では、イベントシーンがバンバンスキップできます!

 

ボタン一つで、数十分のイベントシーンをスキップできる。

このシステムだけで、このゲームの評価は一気に上がりました。

 

製作者としては「せっかくのイベントシーンだから見てほしい」と思うのは当然ですが、

いかんせん長すぎました。

 

このスキップ機能は、最高の優しさであり、プレイヤーの利便性を考えた大きな進化です。

 

ほのぼのからのシリアス、それがエヴァンゲリオン

 

このゲームは、前半が本当にほのぼのしています。

 

美少女が転校してきて、シンジ君に恋をし、アスカが嫉妬するという、

青春ラブコメのような展開です。

 

今作では、前作で描かれなかったウォークマンを買いに行くシーンや、

敵の物語も描かれており、

「こんなことが起こっていたんだな」と分かりやすくなっているのも良かったです。

 

しかし、このほのぼのとした展開で終わらないのが、エヴァンゲリオンです。

 

物語は、嫌な方向へとどんどんと転がっていきます。

 

ほのぼのからのシリアスという流れが最高です。

 

NERV本部を選ぶのか、それとも初めてできた彼女を選ぶのか。

そんな二択を迫られるからこそ、物語は最悪の展開へと進んでいくのです。

 

追加されたエンディングが、ヤバすぎる!

 

このゲームの重要なポイントは、今作で追加された新たなエンディングです。

 

前作のエンディングに加え、新たな選択肢が加わっており、

この追加されたエンディングが非常にヤバいのです。

 

ざっくりと言うと、

「シンジ君がエヴァのパイロットを辞める」というルートです。

 

そして、その影響でアスカもパイロットを辞めて加持さんの家に転がり込み、

一人になったミサトさんの家に日向さんが通うようになる、という、

衝撃的な結末が描かれています。

 

原作ではあり得ない、

サザエさんのようなアスカの姿を見た時には、

「このゲームは狂っている」と確信しました。

 

正直、原作ファンはブチ切れるかもしれませんが、

「これは別の世界線だ」と割り切れば、かなり面白いです。

 

「こんな世界があってもいいね」と思える、

新たなエヴァンゲリオンを体験したい方は、今すぐプレイしてください。

 

衝撃のエンディングを見るためだけに遊んでほしい、凄すぎる結末なのでした。

 

 

なぜ遊んでほしいのか?

PS初のエヴァンゲリオンから8年の時を経て、大幅にパワーアップして帰ってきたヤバいアドベンチャーだからです。

 

なにがそんなに面白いのか?

「どうせこういう展開になるんでしょ?」という予想を裏切っていく、製作者のいじわるさ。これこそがエヴァンゲリオンの魅力です。

 

今急いで買う理由ってあるの?

このゲームは、PS版を先にプレイすることで、「こんなに遊びやすくなって嬉しいな」と思えるという楽しみ方もあります。

 

PSPにも移植されているので、PSPを持っている方はそちらでも楽しめます。

 

「知ってる?『鋼鉄のガールフレンド特別篇』っていうヤバいゲームがあってさ」なんて、あなたのゲーム知識の武器にしてみてはいかがでしょうか。

 

開いた口がふさがらない、衝撃の追加エンディングが待っている。

それが、今すぐこのゲームを買う理由です。

 

 

こちらから購入できます